元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【北京】思い出をありがとう、でもやっぱり寂しいです。胡同でたくさんの人に愛されたビアバー、Arrow Factory Taproom & Stuff'dが閉店

和宮のそばにある、ちょっとおしゃれなレストランやショップが立ち並ぶストリート、五道営胡同。

そこから伸びる、ローカル色の濃い庶民的な通り「箭廠胡同」に、外国人が集う小さな小さなビアバーとソーセージのお店がありました。

北京在住者にはすっかり有名な、Arrow Factory Taproom(箭廠啤酒)とStuff'd(塞)。

 

多くの人に愛される人気店だったのですが、10月20日、惜しまれながら閉店してしまいました。

私はここに結構思い入れがあって、プライベートでも訪れてビールを楽しんだし、前職では仕事でもお世話になりました。

閉店のニュースを前日に知って、いてもたってもいられず、最終日に駆けつけました。

 

閉店のアナウンスは、前日に、お店の微信アカウントで配信されました。私はお店のアカウントをフォローしていたので、それを見て知りました。

その後即日、The BeijingerやTime Outといった英語メディアも、微信アカウントで情報を配信。

(ちなみに、こういう情報、"今の"北京の日本語メディアは情報を全然追えていないので、話にもならないし情報発信媒体として価値がありません(笑)。なので私は全く頼りにしておらず、自力で情報収集します。)

ということで、当日は多くの外国人が集まっているだろうなぁと予想しながら、

にぎやかにArrow Factory Taproomとのお別れの日に顔を出すことにしました。

 

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↑こちらです。

今は外壁が灰色レンガで埋め尽くされていますが、元々は、壁は白くて店名が書いてあり、窓も外の席もありました。ローカルで庶民的な風景の中、欧米人が外の席でビールとソーセージを楽しむ画のミスマッチさが面白くて、北京っぽくもあったのですが、昨年、政府による景観整備だかなんだかで、やむを得ず外観を封鎖されてしまいました。

ここ以外にも、多くの胡同で営業するお店が、エントランスや外観を灰色レンガで封鎖される目に遭いました。

閉店する前の白老虎屯や大小珈琲もそうでした。

 

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↑この赤い扉から入ります。

入って右手側がStuff'd、左手側がArrow Factory。どちらも自由に行き来できます。

 

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↑予想通り、欧米人を中心に、たくさんの人が集まっていました。

 

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↑この、お世辞にもきれいとは言えない、古びた小屋みたいなハコが最高にカッコ良かったんです。

 

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↑タップがたくさん並ぶカウンター。オリジナルのクラフトビールが揃っています。

 

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↑最終日はこういうキャンペーンでした。

 

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↑まずは、豪門白麦。飲みやすい小麦ビールでのどを潤します。

 

滞在していたら17時を回り、ビール無料の時間帯に!

 

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↑ということでこちらを無料で一杯。百香果(パッションフルーツ)のビールです。甘さ控えめの攻めの味わい。

 

こことの別れを惜しみながら、笑顔でラストビールとソーセージを楽しみに訪れるゲストが、ひっきりなしに行き交います。

 

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↑ワンちゃんを連れたお客さんもちらほら🐶知らないお客さん同士がこの空間の中、国籍を越えて、笑顔でコミュニケーションをとっているのって、良いなぁと思いました。

 

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Stuff'dの方へ。

 

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↑この画、良いなぁ。

 

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なんだかちょっと、昔の学校みたいですよね(笑)。黒板もあるし。

初めてStuff'dに足を踏み入れた時の思い出がよみがえります。

 

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しんみりとなりながら、でも最終日にこれだけたくさんのお客さんが集まって、笑顔で楽しんでいるのを見て、この空間も喜んでいるかな、と思いながらお店をあとにしました。

 

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約1年半前、外壁がレンガで覆われる前に訪れた時に撮影した写真があったので最後に。

思い出と共に、貼り付けておきます(笑)。

 

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↑昔はこういう外観だったんです~。

 

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Arrow Factory(箭廠)という名前は、この住所「箭廠胡同」が由来だったので、

このビールが誕生した場所がなくなってしまうのは、やっぱり寂しいです。

今まで思い出をありがとう。そしてお疲れさまでした!

 

Arrow Factoryは、亮馬河沿いの2号店「Arrow Factory Brewing」 の方は元気に営業中ですので、このビールを飲みたくなったらそちらへ🍻

http://www.dianping.com/shop/9959670

2号店の方はお店も広くて、また違った雰囲気が楽しめておすすめです。