元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

2020年中国で大ヒットしたホームドラマ『以家人之名』(邦題:『家族の名において』)

2020年8月から中国で放送され、大ヒットしたドラマ『以家人之名』を、YouTubeで観終えました。

血のつながりのない3兄妹と、2人の父親の“家族”を描いたホームドラマです。サクサク観られて、まあまあ面白かったかな。

 

『以家人之名』(2020年中国)

出演:譚松韻(タン・ソンユン)、宋威龍(ソン・ウェイロン)、張新成(ヂャン・シンチェン)、塗松岩(トゥー・ソンイェン)、張晞臨(ヂャン・シーリン)ほか

baike.baidu.com

 

YouTubeでは、制作会社の「華策(Huace)」公式チャンネルで全話観ることができます★ただし、日本語字幕はなし。

 

予告編↓

youtu.be

本編↓。全40話です。

www.youtube.com

 

そんな中、『家族の名において』の邦題で、2月からWOWOWで日本でも放送されることが決まったそうですよ~。ラブストーリーではない(恋愛要素も少しはありますが)中国の現代ドラマが放送されるのは珍しいですね。

navicon.jp

 

*****

李尖尖(リー・ジエンジエン)は、早くに母親を亡くし、小さな飲食店を切り盛りする父・李海潮(リー・ハイチャオ、塗松岩)の下で元気に明るく暮らしていた。ある日、アパートの上の階に、新しい入居者が引越してきた。警察官の凌和平(リン・ハーピン、張晞臨)とその妻陳婷(チェン・ティン、楊童舒)、息子の凌霄(リン・シャオ)一家だ。尖尖は凌霄と仲良くしたくてたまらないが、凌和平と陳婷は夫婦喧嘩が絶えず、ついに陳婷は一人出て行ってしまう。夫妻は離婚した。

一方、李海潮は見合い相手の賀梅(ハー・メイ、苑冉)と出会う。賀梅には一人息子の賀子秋(ハー・ズーチゥ)がいた。しかし賀梅は李海潮とは結婚せず、子秋を置いて行方不明になってしまう。海潮は幼い子秋を放っておけず、養子として引き取ることにする。

そうして、尖尖と血のつながらない2人の兄・凌霄と子秋、そして海潮と和平の2人の父の、”5人家族”としての日々が始まった。

*****

高校生以降の李尖尖を譚松韻、凌霄を宋威龍、賀子秋を張新成が演じています。

 

家族とは?血のつながりとは?について考えさせられる、良いドラマだったと思います。

実の母親に捨てられた凌霄。実の父親を知らず、母親にも捨てられた賀子秋。子秋は養父の海潮を父親として慕います。そんな2人の2歳上の”兄”と、仲良く育った尖尖。まるで本当の一家のように、同じ食卓を囲み、支え合う5人でした。しかし、凌霄と賀子秋は、大学進学をきっかけに家を出て行ってしまいます。

2人の兄が大好きだった尖尖ですが、離れ離れになり、時が経ち、尖尖も大人になり…。

 

尖尖を演じる譚松韻は、いわゆる美少女ヒロイン!というタイプではなく、その自然体な普通っぽさに好感が持てました。明るく飾らない尖尖のキャラクターはハマり役ですね。15歳から25歳の尖尖を演じていますが、譚松韻の実年齢はなんと1990年生まれの30歳!この事実を知った時はびっくりたまげましたよ~。童顔なのもあってか、15歳の高校生役でも本当に自然で、違和感がなかったんですよね。ちなみに、2人の兄役の宋威龍と張新成は、譚松韻よりも年下。でもちゃんと、劇中では尖尖が妹に見えるし。役者さんってすごいな(笑)。

尖尖が明るくまっすぐ、太陽のような子に育ったのは、間違いなく父親の海潮の下で育ったからですよね。私、塗松岩さんが演じる海潮パパが大好きです!子供が大好きで、「自分には学歴も教養もなく、できることは子供においしいご飯を作ってやることくらいだ」と話す海潮パパ。でもそれだけで、とてつもなく大きな愛情ですよね。

「血のつながりが大事だと言うのなら、彼ら(凌霄と賀子秋)の実の家族はどこで何をしている!?」と、海潮パパが涙ながらに口にしたシーンは印象的でした。

塗松岩さんはもう何年も前に、『双城生活』というドラマで主演しているのを観たきりでしたが、お父さん役が似合う年になられたのですね~。

そしてもう一人のパパ、凌和平を演じる張晞臨さんも、以前『咱們相愛吧』で観て以来。こちらも、お父さん役がハマっていました。

 

凌霄役の宋威龍は、美形すぎてびっくりしました。個人的には、賀子秋役の張新成の方が親しみやすそうで好感度が高いです(笑)。

 

家族モノやホームドラマって、いかにもお涙頂戴的な演出が多い気がしてあまり好んでは観なかったのですが、これはわりと気軽にサクサク観られて、そんな中にしっかり感動もあって、とっつきやすかったです。

唯一不満な点を挙げるなら、アニメや漫画みたいなわざとらしい効果音が多くて鬱陶しかったくらいかな(´・ω・)

中国語レベルはかなり易しい方だと感じましたので、中国語学習者も気軽に楽しみながら中国語を勉強できる教材になるはずです。

 

 

 

【大阪】北畠顕家公を祀る阿部野神社 月替わりの御朱印も魅力★(阿倍野区・御朱印)

2021年になりました!明けましておめでとうございます。

昨年も、この個人的趣味だらけのマイペースなブログを読んでくださり、ありがとうございました。帰国して2年目、中国や北京ネタはほぼなくなってしまいましたが😅

今年は良い一年になりますように。

 

さて、2020年最後の御朱印は、大阪の阿部野神社でした⛩ 月替わりの御朱印をいただけると知って、気になっていたのです。

「阿部野」は、神社のある阿倍野区の「阿倍野」とは漢字が違いますね👀

南海線岸里玉出駅から5分ほど歩き、すぐに見つかりました。

 

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↑「大日本は神國なり」をくぐり進みます。

 

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↑西側の鳥居です。階段を上って足を踏み入れます。鳥居をくぐると変わる空気、やっぱりいいものです。

 

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↑神馬さん。

 

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↑手水舎。獅子さんがくわえた竹から水が出ているのは初めて見ました。現在、柄杓は使えなくなっています。

 

西側の鳥居から入ったら、境内社の旗上稲荷社があります。

 

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↑朱色の鳥居が並ぶ、お稲荷さん。

 

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↑こちら、旗上稲荷社で参拝です。

 

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↑稲荷社のそばに、日露戦争の碑がありました。

 

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↑稲荷社からさらに奥に続く鳥居を進むと…。

 

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↑旗上芸能稲荷社。芸能上達を願った絵馬がたくさん飾られていました。

 

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↑旗上稲荷社の向かいには、詩歌の道。お茶室「中今亭」は、神社Instagramによると、第1・3日曜日に内部を公開されているようです。次回タイミングが合えばお邪魔してみたいな。

 

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↑一対の狛犬さん。

この向こう、左手に拝殿がありますが、先ほどの詩歌の道を通って、南側の正面鳥居に回ってみました。

 

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↑正面鳥居から。

 

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北畠顕家公の像。

阿部野神社は、鎌倉時代末期から南北朝時代南朝方について活躍した北畠顕家とその父・北畠親房を御祭神として祀っています。北畠顕家は、21歳の若さで戦死したのですね…。

ご由緒については→ご由緒 | 阿部野神社

 

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↑一円玉の木!?

 

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↑参拝時の注意、です。ペットは抱っこで一緒に入れるのはありがたいです(*^-^*)犬に優しい場所はそれだけで好感度アップなので(笑)。

 

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↑この日は年末、着々とお正月の準備をされていました。

 

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↑拝殿。こちらで一年無事に過ごせたことへの感謝と、来年より良い一年になることを願って参拝しました。今年はコロナのため、混雑する初詣を避けて、年末に参拝する「幸先詣」がテレビやネットでも紹介されているのを見ましたが、その幸先詣の参拝客らしき人たちも数組いました。

 

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↑2021年の干支、牛さんの大絵馬です🐮

 

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↑本殿のお隣に並んだ二つの小さな鳥居。勲之宮と祖霊社です。

 

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↑本殿の奥には奥宮があるとのことで、行ってみました。

 

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↑御霊振之宮(奥宮)。「一願一遂の宮」とも呼ばれているそうです。

 

拝殿側に戻って、御朱印をいただきに社務所へ。お守りなど授与品が並んでいる中で、思わず目を奪われたのが…。

 

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↑かえるみくじ。か、可愛い…♡🐸

 

阿部野神社では、通常御朱印のほかに、月替わりの限定御朱印も用意されています。

私は、12月の御朱印を書置きでいただきました。

 

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阿部野神社の12月御朱印

 

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↑旗上稲荷社の12月御朱印

どちらも、特別な和紙に季節にちなんだ椿のスタンプが押されていて、素敵です★これは、毎月お参りに来たくなってしまいますね♡

 

大きすぎず小さすぎず、ほどよい心地よさを感じる神社で、年末のひと時を過ごさせてもらいました。境内もすっきり整備されており、気持ちよく参拝できました。月替わりの御朱印もありますし、また再訪します!

 

 

阿部野神社

住所:大阪府大阪市阿倍野区北畠3-7-20

www.abenojinjya.com

 

 

 

【和歌山】粉河寺の境内にある粉河産土神社。孔雀と黒猫ちゃんが可愛い(紀の川市・御朱印)

前回の記事↓の粉河寺(こかわでら)の境内には、粉河産土神社(こかわうぶすなじんじゃ)という神社があります。 

minghuabj.hatenablog.com

 

粉河寺の本堂の奥の階段を上った所に鎮座しています。朱色の鮮やかな鳥居が目立つので、すぐ分かると思います。

 

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↑こちらです。

粉河産土神社は、粉河寺を創始した大伴孔子古(おおとものくじこ)の子息・大伴の船主(おおとものふなぬし)が鎌垣庄内各村の氏神を勧請して祀ったのが始まりです。粉河寺の開創が770年なので、この神社も古い歴史を持つことになりますね。

(参考:現地でいただいた粉河産土神社ご案内)

 

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↑鳥居をくぐってすぐの所にあるのは、「おんどり石」。元寇の際に、敵を退けに赴いた鶏が石となり、神社を守護していると…。す、すごい話です…💦

 

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↑拝殿・本殿。主祭神天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)と丹生津比賣命(にうつひめのみこと)を祀っています。こちらで参拝。

※御祭神の表記は、現地でいただいた案内書きに合わせました。

 

拝殿の隣には、この神社のアイドルがいるのです♡それは…

 

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↑孔雀のピーちゃん!チャボも数羽います。

この日、ご覧の通りピーちゃんは羽を閉じていて、社務所宮司さんらしき方に聞いてみたところ、「寒いと羽を閉じていることが多いけれど、温かい日はよく広げていますよ」とのこと。

羽を開いたピーちゃん、見てみたいです!

 

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↑そしてもう一人(人ではないが)のアイドルが、こちらの黒猫、タンゴちゃん🐈毛がふっさふさです。

人慣れしていて、近づくと可愛い声で「ニャァ~」と3回鳴いて挨拶してくれました。か、可愛い…♡何て言ってくれてたんだろう🐱

神社の看板孔雀と看板猫ちゃんに癒されました。

 

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↑拝殿の横には、ずらりと境内社が並んでいます。一つ一つお参りする時間がなかったので、またじっくり伺いたいです。護国神社や稲荷神社、白山神社須佐神社などがあります。

 

f:id:minghuabj:20201223175326j:image御朱印をいただきました。この孔雀もピーちゃんなのかな?「土」の上に点があるのはわざとだそうです。

他に、境内社3社の御朱印もありましたが、今回いただいたのはこちらのみ。またの機会に、境内社御朱印もいただこうと思います。

 

粉河寺を訪れた際には、ぜひ孔雀のピーちゃんと黒猫のタンゴちゃんに会いに、こちらにも足を運んでみてはいかがでしょう。

 

 
 
 
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粉河産土神

住所:和歌山県紀の川市粉河2788

www.wakayama-jinjacho.or.jp

 

 

 

【和歌山】年に一度の”童男さん”ご開帳に遭遇★粉河寺(紀の川市・御朱印)

和歌山県紀の川市にある古刹、粉河寺(こかわでら)に、愛犬ぽー🐶と連れて行ってもらいました🚙

西国三十三カ所の第三番札所にもなっており、巡礼で訪れる人も多いです。また、桜の名所でもあります🌸

広くてゆったりした境内には見所が満載で、私が訪れた時は参拝客も少なく、じっくりと見て回ることができました。とっても良かった!和歌山で好きな場所の一つになりました。

 

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↑まず目を奪われるのが、この朱塗りの堂々とした重要文化財の大門。1706年に建てられました。青空に映えます。ここからテンションが上がりますね!

和歌山県では、高野山根来寺に続く大きさなのだそうです。

 

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↑大門の金剛力士像。迫力があります。

 

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大門をくぐって、お邪魔します。

 

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↑おお、歩道がきっちり整備されていて、脇にお堂が並んでいます。こういう配置の境内を見るのは初めてです。

 

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粉河寺案内図。広いです!

「犬の散歩禁止」の看板があったので、ぽー🐶はスリングに入れてお邪魔しました。

 

粉河寺の歴史は古く、奈良時代の770年、大伴孔子古(おおとものくじこ)による開創と伝えられています。

宗派は粉河観音宗。御本尊の千手千眼観世音菩薩像は絶対秘仏となっており、公開されたことはなく、Wikipediaによると、火災を避けるためになんと本堂の地下に安置されているのだそうです。へぇぇー!

(参考:粉河寺の草創と沿革|粉河寺|西国第三番札所|厄除観音|和歌山紀の川市粉河寺 - Wikipedia

 

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↑不動堂。弘法大師爪彫(!)の不動尊が安置されています。

 

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↑童男堂。私が訪れた12月18日は、偶然にも、年に一度の「童男会(どうなんえ)」の日でした。ここで、秘仏である童男行者が一年でこの日だけご開帳されるということを知り、ありがたく拝観させていただきましたm(_ _)m タイミングの良さに感謝!

童男行者とは、千手観音の化身といわれています。詳しくはこちら→粉河寺の草創と沿革|粉河寺|西国第三番札所|厄除観音|和歌山紀の川市

地元では「童男さん」と呼ばれ親しまれているそうです。私が絶好のタイミングでお目にかかることができた、年に一度ご開帳の童男さんは、可愛らしいお姿をされていました(*^-^*)

 

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↑仏足石。

 

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↑近くで。大きいです👣

 

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↑出現池。童男行者が出現したと伝えられています。綺麗な池です。

 

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↑出現池の正面奥にある、童男さんの石像です。

 

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↑念仏堂。

 

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↑念仏堂の隣に、露座仏さま。

 

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↑形が面白くて。

 

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太子堂聖徳太子が祀られています。

 

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↑中門。1832年の完成、重要文化財です。かっこいい!!個人的には、朱塗りの大門より好きです。どっしりとした重厚感があって、歴史の重みを感じられて。

 

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↑「風猛山」の扁額の文字は、紀州藩第10代藩主徳川治宝の筆だそうです。左右には四天王像が安置されています。

 

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↑中門の前。この辺りも、桜の季節はもっと綺麗なんだろうなぁ。

 

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↑手水舎。蓮の花をかたどっています。こんな形は初めて見ました。

 

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↑身代わり地蔵尊

 

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↑中門をくぐったすぐにある、牧水歌碑。若山牧水ですね。

この歌碑の近くに、良い感じのお茶所があって休憩できそうだったのですが、私が訪れた時は残念ながらお休みでした。

 

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↑丈六堂。覗いてみると…

 

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↑優しいお顔の、阿弥陀如来さまがいらっしゃったので、ご挨拶してきました。

 

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↑階段の先にあるのが、本堂です。

 

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↑ちょっと遠目から。本堂と、手前の庭園との調和が素晴らしく、この構図がとても素敵です。

 

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↑階段を上がりました。本堂も重要文化財、こちらも堂々と存在感のある立派な本堂です。

 

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粉河寺の本堂は、西国三十三カ所の中でも最大の大きさを誇るそうです。770年の創建から改造を繰り返し、現在の本堂は1720年に再建されたものです。

 

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↑こちらからお邪魔し、お参りします。寺務所は右側にありました。

 

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↑本堂横にある、千手堂。こちらも重要文化財で、千手観音像が祀られています。

 

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↑六角堂。西国三十三観音を安置しています。

 

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粉河寺庭園、桃山時代の石庭。これもすごいですよね。国指定名勝である庭園、こんなに石が密集した庭園は初めて見ました!不思議な構図です。

 

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↑本堂前から。

 

ゆったりとした時間が流れ癒される、素敵なお寺でした。また桜の季節に訪れたいです🌸

 

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御朱印をいただきました。左上の西国三十三所草創1300年記念スタンプは、童男さんです。

粉河寺を出て、門前にある「観光特産センターこかわ」へ。

 

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↑お店の前にも、童男さん👦

 

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↑西国巡礼スイーツ、はっさくプーロをおやつに購入しました。はっさくのほろ苦さが良いアクセントになっていておいしいです。ぽー🐶にはあげません~😅

西国三十三カ所の各札所にちなんだ「スイーツ巡礼」も、ちょっとした楽しみになります♡

リスト|スイーツ巡礼|西国三十三所草創1300年 いまこそ慈悲の心を

 

西国巡礼はしていませんが、やはり見ごたえのあるお寺が多く、訪れるのが楽しいです。次はどこに行こうかな。

 

 
 
 
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粉河

住所:和歌山県紀の川市粉河2787

www.kokawadera.org

 

紀の川市粉河といえば、パフェが自慢の人気店「観音山フルーツパーラー」がありますよ🍓🍊🍑↓↓

minghuabj.hatenablog.com

 

  

 

 

 

【大阪】重要文化財の色鮮やかで美しい本殿 錦織神社(富田林市・御朱印)

大阪の富田林にある、錦織神社を訪れました。

「錦織」はいくつか読み方がありますが、Wikipediaによると基本「にしきおり」で、地元では「にしこり」「にしごおり」「にしごり」などとも呼ばれる、となっています。

錦織神社 - Wikipedia

近鉄長野線川西駅から徒歩3分くらいの場所に鎮座しています。

 

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↑鳥居⛩

 

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↑境内図。本殿は重要文化財に指定されています。

御祭神は、中央に建速素戔嗚尊(たけはやすさのおのみこと)、両側にそれぞれ品陀別命(ほんだわけのみこと。応神天皇ですね!)と菅原道真公。

 

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↑長い参道が伸びています。この、長い参道を歩いていると全身で感じる神社の雰囲気、良いものです。

写真には撮っていませんが、この参道の途中に、天誅組記念碑があります。私は幕末好きなので、ここと天誅組にどういう関係が?と気になりましたが、石碑の文字が経年劣化であまり読めず😅Wikipediaによると、

これは幕末当時に甲田村の大庄屋であった水郡善之祐が天誅組の変において、天誅組河内勢の中心人物として息子の英太郎とともに決起したことを示すものである。決起から100年後に、水郡家の子孫らによって建立された。

錦織神社 - Wikipediaより)

とのことです。天誅組に河内勢もいたのですね~。

 

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↑ご由緒。創建年代は明らかではないが、社務所でいただいたご由緒略記によると、本殿敷地からの出土品により、藤原時代以前つまり平安時代以前の創建と考えられるそうです。

現社殿は、1363年(天平18年)の室町時代に建てられたと伝えられています。

 

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狛犬さんが一対。間をお邪魔します~。

そして現れた本殿に、大げさですが、目を奪われました。

 

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↑…って、写真が下手で上手く伝わらないのが残念ですが💦この本殿、重要文化財指定も納得の、美しい社殿でした。決して大きくはないのだけれど、色鮮やかで美しくて、建造物としてもとても魅力的で。屋根の部分の感じなんてすごく素敵。

コロナ感染予防対策中の旗が雰囲気を下げている感は否めないですが😅このご時世、どこも感染対策を頑張っておられますので、仕方ないですね。初詣シーズンも控えていますし、お参りのソーシャルディスタンスもラインが引いてあります。

 

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↑ちょっと横から。青空に映えます。

 

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↑反対側から。

小さな神社で、こんなに立派で素敵な社殿に巡りあえるとは。美しい本殿に魅了されて、お参りしてからしばらくぼーっと見つめていました。

 

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↑来年の干支、牛さんに替わっていました🐮

 

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御朱印をいただきました。ありがとうございますm(_ _)m

 

決して大きくはない神社ですが、美しい社殿を目の前にして、なんだか心がすっきりとし、嬉しくなりました。

この日もまた、ご縁に感謝です。

 

 

錦織神社

住所:大阪府富田林市宮甲田町9-46

tondabayashi-navi.com

 

 

 

【和歌山】大伴氏ゆかり&”吉宗公拾い親”の神社、刺田比古神社(和歌山市・御朱印)

和歌山市御朱印巡り。和歌山城から南に歩いてわりとすぐの所に鎮座する、刺田比古神社(さすたひこじんじゃ)に参拝しました⛩

和歌山城と、無量光寺恵運寺のある吹上地区とのだいたい中間くらいの位置にあります。

住宅街の中にあり、それほど広くはないものの、温かくてとても落ち着く神社でした(*^-^*)

 

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↑鳥居。

 

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↑ピーンと伸びた参道が気持ちいいです。

 

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↑ご由緒。岡の宮と呼ばれていたこともあるそうです。

御祭神は、道臣命(みちおみのみこと)と、大伴佐氐比古命(おおとものさでひこのみこと)です。道臣命をご祭神とするのは、藤井寺市伴林氏神社と同じですね!道臣命は大伴氏の祖先神、大伴佐氐比古命は道臣命の十世孫。

神社名には「刺田比古」とあるのですが、刺田比古は道臣命の父。ご祭神は道臣命、あれれれ、どういうことだろう??と気になったところ、資料がほとんど残っておらず推測にはなりますが、神社の方の見解ですと、道臣命あるいは大伴佐氐比古命以前の祖先神として刺田比古命を祀ったと考えられる、とのことです。

(参考:刺田比古の由来|刺田比古神社 岡の宮 -和歌山城鎮護- 公式ウェブサイト刺田比古神社 - Wikipedia

 

また、こちらは「吉宗公拾い親」の神社とも言われています。私は全然知らなかったのですが、神社公式HPによると、

徳川吉宗公(有徳公)は貞享元年(1684年)10月24日、紀州藩2代藩主徳川光貞の第4男として、和歌山に生まれた。しかし誕生と同時に、和歌山城南西隅にある扇の芝(和歌山城 追廻門付近)に捨てられた。そのさい吉宗公の産土神である刺田比古神社の神主岡本周防守長諄が拾い親となった。長諄は箕と箒で吉宗公を拾い、家老加納五郎左衛門にあずけたという。これらの行為は厄払いの行事であり、本当に捨て子にされたわけ ではない。厄年に生まれた子供は、捨て子にすれば丈夫に育つという風習があったためである。光貞公は、自身の産土神でもある岡の宮神主に子供を拾わせることで、神からの贈り物としたのである。

吉宗公との関わり|刺田比古神社 岡の宮 -和歌山城鎮護- 公式ウェブサイトより)

とのこと。へぇぇ~!

 

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↑参道を歩いていると、神馬さんが。吉宗公の御愛馬、とあります🐎

 

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↑そして、岡の里古墳という古墳が。えっっ、ど、どこに古墳が??

…塀の裏の山に古墳があります。古墳時代後期(6世紀頃)のものと推測されるそう。誰の古墳かは分からないようですが、人骨や土器などが出土しているとのことです。

 

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↑ピンクの可愛らしい拝殿です。

 

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↑拝殿の正面が素敵に見えて、近くでも写真を撮らせていただきました。こちらでお参り。

 

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↑拝殿・本殿の左側には、小さく並んだ摂社と末社ががずらーり!たくさんの神様が祀られています。それぞれの小さなお社に、ちゃんと石で道が作られているのがなんだか可愛らしくて、ほっこりしちゃいました。

 

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↑大きな御神木、楠龍発達社。商売繁盛と家業繁栄の神様だそうです。お隣には、応神天皇須佐之男命が祀られていました。

 

参拝を終え、御朱印を拝受します。宮司さんらしき方が親切に対応してくださいましたm(__)m

 

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↑こちらは、月替わりの限定御朱印です!こちらの神社に限定御朱印があることを知らなかったので、嬉しくて迷わずいただきました。書置きです。和歌の解説の紙も同封してくださいました。

さらに、下に置いた金の小さなお守りは、大黒様とえびす様で、御朱印をいただいた際に一緒に渡してくださったものです。ありがとうございます♡大切にお財布に入れています。

 

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末社の弁財天社の御朱印もいただきました。私はてっきり、弁財天社は境内にたくさんあるうちのどれかだと思い込んでいたのですが、調べたら弁財天社は実は別の場所にあって💦現在は、岡公園内に鎮座しています。

参拝の上御朱印をいただくべきなのに、岡公園の方に行かずに帰ってしまいました😵すみません~( ノД`)

これも、次回また来なさいとというご縁だと捉えて、次はきちんと足を運ばせていただきます!

 

派手ではないけれど、また来たくなる、落ち着ける神社でした。月替わりの御朱印も楽しみだし、また寄らせていただこうと思います。

 

 

刺田比古神社

住所:和歌山県和歌山市片岡町2丁目9

okanomiya.com

 

 

 

【和歌山】こだわりの御朱印がとっても素敵!恵運寺(和歌山市・御朱印)

和歌山市御朱印巡り。 無量光寺と同じ吹上地区にある、恵運寺(えうんじ)へお邪魔しました。

無量光寺から、寺町通りをトコトコ歩いてすぐ見つかります。寺町通り沿いには、その名の通りお寺がたくさんあり、宗派もさまざま。

 

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↑こちらからお邪魔します。

 

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南無阿弥陀仏の碑が一際目を引きます。

 

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↑恵運寺は、曹洞宗のお寺。1619年の創建とされ、御本尊は十一面観世音菩薩です。日本三大忍術伝書『正忍記』著者である名取三十郎正澄の墓所があり、「忍者のお寺」としても親しまれています★ニンニン

 

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↑恵運寺のある通りは寺町通りと言い、たくさんのお寺があります。200年前はこんな感じだったのですね~。

 

山門をくぐってお邪魔すると、まず目を奪われるのが、この墓石群です。

 

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↑地面には手裏剣が!忍者っぽい雰囲気が嬉しいです。そしてこの墓石群は、紀州西郷家墓石群。右側に回ると、めぐみ観音供養塔があります。

 

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↑墓石群を駐車場側、向かって左の細い所を進むと、十三地蔵尊が並んでいます。手前左から三体目のお地蔵さまに注目。このお地蔵さまは帯掛地蔵、なんと”乳房のあるお地蔵さん”!初めて見ました、びっくり!安産祈願や婦人病封じにご利益があるそうです。

ここに並んだ十三地蔵尊は、かつては現紀美野町の地に祀られ地元の信仰を集めていましたが、取壊の憂き目にあい行き場を失っていたのを、恵運寺のご住職が処分することなくこちらでお祀りすることになったそうです。

(参考:現地でいただいた恵運寺参拝案内図)

 

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↑本堂。お寺にこういう感想を抱くのが正しいのか分からないのですが、なんともシックな雰囲気が素敵な外観です。

秘仏となっている御本尊の十一面観世音菩薩は弘法大師の御作とされ、後に新田義貞が尊拝した仏像なのだそうです。

 

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↑本堂前にあるこちらのお墓は、名取三十郎正澄のもの。上述した通り、日本三大忍術伝書『正忍記』の著者です。学業成就や出世開運、夫婦円満などにご利益があるそう。

 

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↑お寺の中に、まちなか観光案内所まであります!中に入ると、数種類のパンフレットが置いてあったり、ちょっとした休憩所としても使わせていただけるようになっていました。

奥に見える鳥居は、宝来稲荷社。お寺の中に神社、神仏習合の名残を感じます。

 

さて、恵運寺は、こだわりの御朱印がとっても人気なことでも有名です!御朱印本にもよく掲載されているとか。

季節や行事ごとに特別御朱印を授与されており、遠方からのファンも多いそうです。

ジャニーズの某タレントさんが参拝されたことで、その時拝受した御朱印を求めるファンも絶えないそうな。

 

ただし今はコロナのため、参拝しての直書きには対応されていません。

私が参拝した際は、本堂の前に書置きの御朱印を4種類用意されていたので、その中から2種類拝受しました。ありがたいですm(__)m

 

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↑こちらです。素敵ですよね!♡♡♡

右が、御本尊の十一面観世音菩薩御朱印。左が季節の御朱印で、サンタさんに扮した笑顔のお地蔵様がとっても可愛く、見ているとこちらも思わず笑顔になってきます。「星願成就」の文字と、金の星印も嬉しいです。

恵運寺と言えば!の、ダルマさん御朱印も書置きで用意されていましたが、今回は拝受しませんでした。というのも、コロナが落ち着いたら、ぜひとも直書きで書いていただきたいなぁと思って。御朱印帳も気になります。

なお、恵運寺さんはコロナの状況により、御朱印の授与も臨機応変に対応されています。参拝しての直書きは現在対応されていませんが、お預かり箱や、郵送納経での対応をされているようです。

詳細や最新の情報は、公式HPで随時ご確認を。

 

お寺自体はこぢんまりとしていますが、歴史の詰まった素敵なお寺さんでした。御朱印も魅力的ですし、またぜひ再訪させていただきたいです。

 

 

恵運寺

住所:和歌山県和歌山市吹上3-1-66

eunji.jp