元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【奈良】6.7mの地蔵大佛に感動。ならまちエリアの福智院(奈良市・御朱印)

ならまちさんぽ👣最後はならまちの東端に位置する、福智院を参拝しました。

崇道天皇社璉珹寺から天理街道をひたすら北にトコトコ、興福寺の方へ向かって歩きました。

駅から行くなら、JR奈良駅近鉄奈良駅どちらからも、徒歩20分は歩きます。ならまち散策しながら行けばそれほど時間を感じないとはいえ、徒歩が厳しければ近くにバス停「福智院町」もあるのでバスでも行けますよ。

奈良の数々の有名なお寺に比べると、前記事の璉珹寺同様、知名度は下がるかもしれませんが、参拝してよかった!とても印象に残るお寺でした。

 

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↑山門。

ならまち中心部のにぎわいからは少し離れていて、この辺りはわりと静かです。お寺の中も、私が訪れた時は先客が一人のみでした。

 

福智院は、真言律宗のお寺。その始まりは古く、736年(天平8年)、聖武天皇の発願により、玄昉(げんぼう)という僧が建立した「清水寺(しみずでら)」が前身となっています。その後、福智院と改称し鎌倉時代に再興したものの、明治の神仏分離令廃仏毀釈運動により、領地などが失われ、荒廃へ向かいました。それから徐々に立ち直り、現在に至るとのことです。

(福智院パンフレットを参考)

 

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↑山門をくぐってすぐ、2層の屋根を持つ本堂がそびえます。

 

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↑本堂を斜めの角度から。

境内は広くはなく、この本堂がおそらく唯一のお堂。この本堂は鎌倉時代の1254年(建長6年)建立で、国の重要文化財に指定されています。

外から見るとそのすごさはよく分からなかったのですが、中に入れるのかな?と覗いてみたら先客の方がいて拝観していたので、私も拝観することに。

拝観料500円を支払いお堂の中に入ると…これがすごかったんです!

 

本堂の中に足を踏み入れると、すぐ目を奪われるのが、御本尊の地蔵菩薩像です。

この地蔵菩薩さまが、思わず「わぁー!」と声をあげてしまいそうなほど、立派な仏像でした。なんといっても…大きい!!!こんなに大きなお地蔵さまも、珍しいのではないでしょうか。

しかも、こちらのお地蔵さまは坐像。座っています。お地蔵さまは立った姿の立像が多いと思うのですが、座った姿は珍しいです。

像の高さは2.7m、台座と光背を含めた全体の高さはなんと6.7m!どっしりと座ったお地蔵さまのその姿は、「地蔵大佛」と呼ばれるのも納得の、かなりの存在感です。

いやぁ、びっくりしました。こんなに立派な仏像に思いがけず出会えるとは。

鎌倉時代の1203年(建仁3年)の作とされ、本堂と共に国の重要文化財に指定されています。(本堂内は撮影禁止なので写真はありません)

お寺の方が、こちらの地蔵菩薩さまとお寺の由緒を詳しく説明してくださいました。拝観中は他に参拝客もなく、この約7mの地蔵大佛さまを目の前にお堂を貸切状態で拝ませていただき、なんとも贅沢な時間でした~。

本当に、至近距離で見せていただけるので、まじまじと細部まで見入ってしまいました。背中の光背にもたくさんの小さな仏像が施されていて、見ごたえがあります。

圧倒されました。大きなパワーをいただけたような気がします✨

 

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↑本堂前にも小さなお地蔵さん。こちらはまだ新しそうです。

 

御朱印をいただきました。

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↑御本尊の「地蔵大佛」の御朱印です。直書きしていただけました。

 

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↑書置きでいただいた、可愛らしい絵入りの見開き御朱印。「阿吽」と書かれています。

絵入りの見開き御朱印は、全部で4種類ありました。

 

地蔵大佛さんの他に、秘仏の十一面観音菩薩立像もいらっしゃり、こちらは期間限定で御開帳されるようです!

(10/17~10/23、11/1~11/7、3/17~3/23の期間中)

そちらも見てみたいなぁ。

 

この日のならまち御朱印さんぽはここまで。ならまちやその周辺は、まだまだ行ったことのないお寺や神社がたくさんあります。それはまた次回のお楽しみ😆

 

 

福智院

住所:奈良県奈良市福智院町46

narashikanko.or.jp

お寺の公式HPはないようです。

 

 

 

【奈良】毎年5月のみ拝観できる、珍しい白色阿弥陀像。ほっこり癒しのお寺、璉珹寺(奈良市・御朱印)

ならまちさんぽ👣ならまちの南の端の方に位置する、璉珹寺(れんじょうじ)を参拝しました。崇道天皇社のすぐそばです。

私はこのお寺のことを全然知らなくて💦インスタグラムでフォロワーさんが投稿されていたのを見て知りました。

それも、お寺を拝観できるのは毎年5月だけとのこと!なんとも珍しい仏像に出会えるのだとか…これは行ってみたい!

と、5月最後の週末、ギリギリで伺うことができました。

これが、本当に行って良かった!と思える、とても素敵なお寺さんでした。

 

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崇道天皇社のすぐ近くに、ひっそりとあるお寺です。知らなければ通り過ぎてしまうような、一見民家のような門構え。1年で5月だけ拝観できるとあって、お寺に着く前からいくつか案内板を見かけました。

 

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↑綺麗に整備された境内。ワクワクします。

入ってすぐに庫裡があって、番犬のブルドックさんが玄関でお昼寝していました🐶可愛い(笑)。

 

璉珹寺は、奈良時代天平年間に、聖武天皇の勅願で行基が開いたとされるお寺です。紀有常(きのありつね)が改めて伽藍を建立し、中興したと伝わります。紀寺(きのてら)の跡とも呼ばれ、これは、紀貫之などの紀氏のお寺というつながりが。紀寺の前身は飛鳥にあったそうです。

宗派は、当初は法相宗、その後浄土宗や天台宗となり、現在は浄土真宗遣迎院派となっています。遣迎院派とは初めて聞きました。

浄土真宗遣迎院派 - Wikipedia

 

と、前知識はこのくらいにして、本堂へ向かいます。受付で拝観料500円を納めました。

受付から、お寺の方々がとっても感じが良くフレンドリーな人ばかりで、ウェルカムな雰囲気がすごく嬉しかったです。

中に入るとそこには、見たこともない珍しい阿弥陀如来さまが。

 

もちろん撮影禁止なので、画像はありませんが…。

璉珹寺の御本尊である阿弥陀如来立像に、お目にかかれました。この阿弥陀如来さまは、鎌倉時代の作で、木造白色の裸形の像です。下半身には法衣を身に着けています。

「はだか阿弥陀像」とも呼ばれるこちらの阿弥陀如来像は、なんと女性だというのです。光明皇后をモデルとして作られたのだとか。

昔は50年に一度の御開帳だったのが、今は毎年5月の御開帳となっています。至近距離で見せていただけたのですが、とても綺麗な仏さまでした。白色で、女性がモデルの、裸の阿弥陀如来さま。その美しい姿は、一見の価値ありでした。

身に纏われている法衣は、50年に一度替えられています。この法衣を替える役目は、未婚女性が担うものだそう。

一代前の法衣は、寺宝展示スペースで見ることができ、とても良い状態で残されています。

 

阿弥陀如来像の両先には、観世音菩薩立像と勢至菩薩立像がそびえ、重要文化財に指定されています。どちらも、どこか異国的なお顔立ちの仏像でした。

さらに、お堂内に飾られていた屏風にもびっくり。遠くから見ると普通の水墨画のようですが、「南無阿弥陀佛」の文字でぎっしり描かれているものでした。地味にこれが一番気になったかも…(笑)。

 

私が訪れた時は他の参拝客は少なく、じっくりと好きなだけ拝観させていただけました。そして、仏像拝観後にも素敵なひと時が待っていたのです🎶

庫裡の一部をお茶室のように開放され、まるで古民家カフェみたいにくつろげる場所になっていました。

迷わずこちらでひと休みさせていただくことに。

 

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↑畳に素朴なテーブル。この、田舎のおばあちゃんの家に遊びに来たような、懐かしい感じがとても落ち着きます。

 

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↑本堂前のお庭を見ながら、ほっこりお茶タイム。

 

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↑お茶セットは、お茶と茶菓子で300円。お茶菓子が、蓮の形の紙皿に入っているのも素敵。お茶は、琵琶茶・甘木茶・銀杏茶・ミント茶の4種類から選べます。ミント好きな私はミント茶をいただきました。すっきりした味わいがとてもおいしい。

お茶をいただきながら、初夏の風を感じ、何も考えずにまったりと過ごす時間。小さな幸せを感じるひと時でした(笑)。

 

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↑境内にあった小さな石。知らないと100%素通りしてしまいそうな場所にありますが、こちらはなんと、あの紀貫之の墓石だそうです(゜o゜)説明書きも何もないけれど、お寺の方が教えて下さいました。

ネットでもあまり情報が見つからないし、紀貫之の墓を検索すると滋賀県と出てくるし、本当のところはよく分かりませんが、気になります。

 

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↑何やらとっても古そうな石仏。

 

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↑カエルちゃんに小さなお地蔵さまなど、可愛い置物も。

 

御朱印もいただけました。

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↑書置きの2種類を拝受しました。右が見開きです。どちらも白色阿弥陀如来さまが描かれていて、素敵な御朱印です。

 

5月末ギリギリで伺いましたが、お寺の方が、「GW明けた頃が花がたくさん咲いていて綺麗ですよ」と教えてくれました。

全然知らないお寺でしたが、伺ってよかったです!また次の5月も行けたらいいな。

 

 

璉珹寺

住所:奈良県奈良市西紀寺町45

yamatoji.nara-kankou.or.jp

 

 

 

【奈良】ならまちの崇道天皇社、ここにも興味深いご由緒が。限定御朱印も見逃せない(奈良市・御朱印)

ならまちさんぽ👣御霊神社から南に徒歩5分ほど、崇道天皇社(すどうてんのうしゃ)を参拝しました⛩

御霊神社と崇道天皇社は、南都二大御霊神社と呼ばれ信仰されてきました。

 

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↑人の多いならまち中心部からちょっと離れており、この辺りはわりと静かです。朱塗りの大きなとりいと、まっすぐに伸びる参道が気持ち良いですね。

 

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狛犬さん。手足が太く、どっしりした佇まいです🐕

 

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↑小ぶりの門も良い雰囲気。看板にある通り、この奥の本殿は、国の重要文化財に指定されています。

 

崇道天皇社は、平安時代の806年(大同元年)の創建と伝わる神社です。

御霊神社と同様に、こちらもご由緒がとても興味深いものでした!

崇道天皇社主祭神は、早良親王光仁天皇の皇子で、桓武天皇の同母弟です。

延暦3年(784年)桓武天皇平城京からの長岡京への遷都を望み、信任厚い藤原種継を造長岡宮使に任命されましたが、遷都後まもない延暦4年(785年)9月に種継が射殺されます。犯人はすぐ捕らえられ処刑されましたが、大伴・佐伯両氏を始めとする反対勢力の仕業であると感じた桓武天皇は、きびしい詮議をすすめ、終にその累は皇弟早良親王に及びます。

同年9月28日、早良親王は廃位され乙訓寺に幽閉されました。親王は無実を主張されましたが、天皇は許すことなく、淡路島に配流が決まります。淡路島に向かう途中、京都の南方山崎の高瀬橋のほとりで親王は息途絶え、遺骸はそのまま淡路仁井の里に埋葬されました。

(「由緒/御祭神 - 崇道天皇社」より)

しかし、その後、皇太子が発病し、桓武天皇の妃、桓武天皇早良親王の生母が相次いで亡くなり、疫病が流行し、洪水も発生。早良親王の祟りと恐れられました(平安時代っぽい!)。

桓武天皇は、早良親王を手厚く祀ります。そして、その魂を鎮めるために、

延暦19年(800年)に、追尊の儀を執り行わせ、早良親王崇道天皇と追称しました。

桓武天皇崩御後、大同元年(806年)に安殿皇太子が人皇第五十一代平城天皇に即位されると、父であった桓武天皇の志をつぎ、崇道天皇の霊を紀寺の里に祀らせました。これが当社の創建です。

(「由緒/御祭神 - 崇道天皇社」より)

うわぁ、とっても平安時代っぽいお話です。言葉が不謹慎かもしれないけれど、このようなドラマみたいなストーリーがあったなんて、やっぱり平安時代は面白いなぁ、と思います。昔から、日本史で好きな時代は平安時代でした(笑)。

話がそれましたが、現在は、疫病災厄除け、健康長寿、家庭円満などを願って、多くの人の信仰を集め続けています。

 

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↑手水舎。

 

御霊神社と同様、こちらも境内はこぢんまりしていますが、綺麗に整備され、気持ちよく参拝できる空間です。日差しが強く、暑い日でしたけれどね☀

 

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↑拝殿、奥に本殿があります。二礼二拍手一礼で参拝🙏

上述の通り、本殿は重要文化財春日大社の春日若宮社の旧殿を、1623年(元和9年)に移築したものだそうです。

 

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↑本殿の向かいには、小さな天満宮と稲荷社が、可愛く隣り合って祀られていました。

 

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↑参道脇には、祓戸社。

 

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↑参道からの図。本殿は参道の先ではなく、左側に位置している、ユニークな配置です。

それにしても、後の会社ビルの文字が、なんとも雰囲気を削ぐというか…仕方ないですけれども😅朱色の鳥居が青空に映えるのに、なんともなぁ😅

 

社務所御朱印をいただきました。御朱印の種類が豊富でびっくり!

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↑通常御朱印、直書きでいただきました。通常御朱印はもう二種類ありました。

 

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↑5月の月替わり御朱印「八十八夜」、見開きで直書きしていただけます!書き上がりを渡していただけたとき、思わず「わぁー綺麗ですね」と声に出しちゃいました。御朱印帳に直接書いていただくのって、やっぱり特別感がありますね。もちろん書置きでも嬉しいですけど(*^^*)今回は通常の片面御朱印帳に書いていただきましたが、次回は、見開きの御朱印帳を持って行って書いていただこうっと!

他にも、片面の月替わり御朱印がありました。

さらに!

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↑見開きの切り絵御朱印です。こちらは、御霊神社とのコラボ御朱印!こちらも綺麗♡

 

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↑2社をつなげると、こうなります。素敵です!

 

今回拝受したのは以上ですが、他にも季節の切り絵御朱印などがありました。オリジナル御朱印帳も授与されており、通常の片面御朱印帳が2種類、見開き御朱印帳も1種類出されています。

社務所でご対応くださった宮司さんらしき方がとても気さくな方で、つかの間の楽しい時間を過ごせました。

 

御霊神社も崇道天皇社も、春日大社東大寺興福寺元興寺といった近くの世界遺産群に比べると規模は小さいしやや地味な存在かもしれませんが、そのご由緒はとても興味深く、古くから人々の思いを受け止めてこられた場所なのだなぁとしみじみ感じます。

御朱印にも力を入れられていて、気持ちの良い参拝ができる2社。毎月は難しいかもしれないけれど、また伺わせてもらいます😆

 

 

崇道天皇社

住所:奈良県奈良市西紀寺町40

sudoutennousha.jimdofree.com

 

 

 

【奈良】”足止めの狛犬さん”が迎えてくれる、ならまちの御霊神社。素敵な限定御朱印がたくさん(奈良市・御朱印)

お久しぶりのならまちへ。1年以上ぶりです。

週末、夏日かと思うほどの暑さでしたが、街を気ままにさんぽするのが楽しくて、カフェやお店を散策したり、寺社にお参りしたりして、ぶらぶらマイペースに過ごしてきました。

数カ所に立ち寄りましたが、まずはならまちの人気の神社さん、御霊神社へ⛩

ならまちのほぼ中心部に鎮座しており、世界遺産元興寺からも徒歩圏内。元興寺塔跡はほぼお隣です。

実は昨年、初めて元興寺塔跡に行った時に、御霊神社にも訪れてはいたのです。ちゃんと参拝して、桜の季節で境内がとても綺麗で、写真もたくさん撮って。

なのに、帰ってからスマホを見たら、御霊神社と元興寺塔跡の写真だけ、保存できていなくて( ノД`)記事も書けませんでした。今回は、ちゃんと写真が保存できていて、ほっと一安心(笑)。

ならまちの中心部という便利な位置にありますが、ならまち自体が駅からちょっと離れているので、いい散歩になります。JR奈良駅から徒歩約20分、近鉄奈良駅から徒歩約15分。

 

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↑ならまちの一角に、この朱色の大きな鳥居が見えると、やっぱり「おぉっ」となりますね⛩立派な鳥居です。

 

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↑御霊神社で有名なものの一つが、この、足止めの狛犬さん。足に括られた、赤い紐がなんだかおしゃれにも見えてきます。

これにはもちろん意味があって、

江戸時代から伝えられる願掛けの方法で、家出人や悪所通いの足が止まりますようにとの願いや、ならまちでは子どもたちが神隠しにあわないようにと狛犬の足に紐を結んでいました。
近頃では「恋人とこれからも一緒にいられますように」「客足が遠のきませんように」などの願いが込められるようにもなり、多くの人々がお参りの際に紐を結んでおられます。

(「狛犬の足止め祈願 | 御霊神社」より)

結び方は「叶結び」というのだそうです。

 

御霊神社は、800年(延暦19年)、桓武天皇の勅願により創建された神社です。平安時代、都が京都に移されてまだ間もない頃。

新都である平安京で疫病が流行し、その原因は怨霊であるとした桓武天皇は、旧都である平城京の3つの入り口にそれぞれ、上つ道には早良親王を祀る崇道天皇社、下つ道には他戸親王を祀る他戸御霊社、そして中つ道には井上皇后を祀る当社・井上御霊社を造営することとした。

(「御霊神社 (奈良市) - Wikipedia」より)

この井上御霊社が、今の御霊神社の始まりです。

主祭神は、井上皇后(いがみこうごう)、他戸親王(おさべしんのう)、事代主命(ことしろぬしのみこと)。井上皇后は知りませんでしたが、聖武天皇の皇女で、第49代光仁天皇の皇后だった人物です。

上皇后は、天皇を呪詛したと疑いをかけられ、皇太子の他戸親王と共に平安京から追放されます。現在の五條市に幽閉された後、逝去。その祟りを恐れ、霊を鎮めるために、五條市に霊安寺というお寺が建てられ、そこから井上皇后の御霊を勧請し、井上御霊社が創建されたというわけなのですね。

(参考:「由緒・御祭神 | 御霊神社」)

 

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↑手水舎。近づくと、龍の口から自動で水が出てきます🐉

 

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↑水がでてきました🐉

 

境内はこぢんまりとしていますが、綺麗に整備されていて植物も多く、清々しく良い雰囲気に満ちています。

 

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↑拝殿、その奥には本殿がそびえています。ここでしっかり、二礼二拍手一礼でお参り。

 

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↑どことなく華やかさもありながら、神社独特の荘厳さも備えた、とっても素敵な社殿です。大きくはないけれど、こういう空気は好き。

 

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境内社。左は祓戸社、右はえんむすびの神様としても人気の出世稲荷神社です。

 

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↑紫陽花が可愛く花を咲かせていました❁

 

社務所御朱印をいただきました。宮司さんらしき方が丁寧に対応してくださり、ありがとうございました🙏

御霊神社は、素敵な御朱印がいただけることでも人気の神社。通常御朱印の他に、月替わりの御朱印、そして今年から(かな?たぶん)始められた切り絵御朱印があります。

まずはこちら。

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↑見開きの切り絵御朱印、可愛いー♡御霊神社さんでは今年から、1年を通じて春夏秋冬の御朱印を出していかれるとのこと。こちらは春バージョンで、5月末までの授与だったのでギリギリいただけました。6月からは、夏バージョンが授与されています。

 

そして、切り絵御朱印をもう一つ!

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↑写真の色写りが良くなくて申し訳ないのですが、薄紫色です。

こちらは、近くに鎮座する崇道天皇社とのコラボ切り絵御朱印です!こちらも切り絵がとても細かくて、素敵だわ~(*^^*)崇道天皇社でいただいた御朱印と並べると、2枚の絵が繋がるというもの。

この後、崇道天皇社にも寄り、もちろんいただいてまいりました。

 

今回いただいたのは、上記の切り絵御朱印2種ですが、昨年春に訪れた際にいただいた御朱印を紹介していませんでしたので、そちらも。

 

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↑右が通常御朱印、左が月替わりの御朱印でした。

 

御霊神社さんの御朱印情報は、InstagramやHPで随時更新されていますので、期間限定の御朱印をいただきたい人は要チェックです!

また、直書きを希望する場合は、直書き対応日が決まっています。こちらもInstagramで告知されており、事前に確認しておくといいと思います。

オリジナル御朱印帳もあり、足止めの狛犬さんがデザインされていました。見開き御朱印帳も出されています。

 

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御朱印の袋。足止め狛犬さん、カッコいい!これはセンスが良いです。

 

期間限定の御朱印が毎回楽しみだし、毎月は来られないけれど、また参拝させてもらいます(*^^*)

境内の雰囲気も良いし、ならまち散策の際には見逃せない場所ですね😆

 

 

御霊神社

住所:奈良県奈良市薬師堂町24番地

naramachigoryojinja.amebaownd.com

 

 

 

【大阪】葛井寺近くのアイスクリームショップ&カフェでチョコミントアイス。Dera Ice Caffe(藤井寺市)

大阪・藤井寺にて。

西国三十三カ所第5番のお寺としても有名な葛井寺(ふじいでら)近くにある、アイスクリームショップ&カフェ Dera Ice Caffeに行きました🍦

近鉄藤井寺駅から葛井寺へ向かう途中に商店街があって、その商店街の中にお店があります。

 

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↑アイスクリーム屋さんというと、小さめのお店を想像してしまうけれど、なかなか大きな店構えです!昨年(2021年)春にオープンしたばかりの、まだ新しいお店とのこと。

それにしても、「Dera」って何よ、不思議な名前だなぁ…と思っていたけれど、もしかして藤井寺の「でら」でしょうか?私の勝手な推測ですけれど、藤井寺の「でら」だとしたら、すごく地元愛にあふれた店名で良いと思います!( ´艸`)

 

アイスクリームの他に、かき氷やコーヒー、プリンなどスイーツ、そしてカレーもあります🍦🍨☕🍮🍛メニュー豊富でびっくり、何にしようかなーと迷うのも楽しいです😆

テイクアウトもイートインもできます。私は店内で。

先に注文とお会計を済ませます。キャッシュレス決済もばっちり対応。

 

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↑店内奥に入ると…おぉぉ!

広くて開放感があり、飾りすぎずカジュアルながらちょっとおしゃれなカフェ空間が広がっていました。

ここ、なかなか好きかも!

 

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↑テーブル席。たまたまこの時、店内利用のお客さんが私一人しかいなかったので、貸切状態で過ごさせてもらいました😆

テイクアウトのお客さんは途切れず訪れていましたよ。地元の常連さんらしき方も。

 

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↑私のアイスが来ましたー💛その名も、「チョコミン党のためのチョコミント」(450円)です!

アイスはシングルやダブル、+トッピングなど、好きに組み合わせて注文できますが、このように、トッピングが決まったメニューもいくつかあります。

私はチョコミント大好きなので、出会えて嬉しい~💙

チョコミントアイスをベースに、ミントホイップ、ブラウニー、チョコソース、ビスケットがトッピングされています。ミントホイップ×チョコミントアイスがたまらないおいしさでした😋

 

他のアイスも気になるし、スイーツもいろいろあるし、次はテイクアウトしてみようかなぁ。

また葛井寺を訪れる際には、こちらもマストです😆

 

 

Dera Ice Caffe

住所:大阪府藤井寺市藤井寺1-2-12

lit.link

 

 

【大阪】再訪した社寺でいただいた、2022年5月御朱印

5月にいただいた、訪れたことのある神社やお寺の期間限定御朱印です。

今回は、大阪ばかりになりました!

いつものように、御朱印の紹介がメインです。

 

阿部野神社大阪府大阪市阿倍野区

 

4月は訪れるタイミングがなくて、桜の御朱印をいただきそびれてしまった阿部野神社さん。

5月は、端午の節句御朱印を拝受できました🎏こどもの日に行けてよかった!

昨年も端午の節句御朱印をいただき、その時は片面でしたが、今年はドドーンと見開き(゜o゜)

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↑こちらです🎏昨年版よりもずっとパワーアップしましたね★

昨年版は、紺の鯉のぼりをいただきましたが、今年は赤に🎏キラキラと金のパウダーがちりばめられているし、よりゴージャスになりました。

昨年版はこちら↓。見比べるのも楽しいです。

minghuabj.hatenablog.com

 

★過去の阿部野神社の訪問記&御朱印

minghuabj.hatenablog.com

minghuabj.hatenablog.com

 

●方違神社(大阪府堺市堺区)

 

こちらも、もう何度も訪れている、堺の方違神社⛩南海堺東駅から徒歩約5分、お隣には反正天皇陵古墳があります。今年のお正月以来の再訪です。

昨年同様、5月いっぱい粽祭の御朱印が授与されていたので、いただいてきました★

 

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↑昨年とデザインが全く違います!デザインは良いのだけれど、あ、あれ?墨書きが、印刷ですなこれは…。昨年版は、墨書きはちゃんと一枚一枚書かれていたのにな。うーん、ちょっと残念。朱印はちゃんと、一枚ずつ押してあります。

昨年版はこちら↓。

minghuabj.hatenablog.com

 

粽祭は、方違神社で毎年5月31日に行われるお祭り。今年は平日で行けなかったけれど、いつかお祭りそのものを見てみたいな。

 

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↑青空に映える鳥居が素敵でした⛩

 

★過去の方違神社の訪問記&御朱印

minghuabj.hatenablog.com

minghuabj.hatenablog.com

minghuabj.hatenablog.com

 

少彦名神社大阪府大阪市中央区

 

大阪の御朱印人気の神社として真っ先に名前が挙がる、小さいけれど有名な神社。

期間限定御朱印を頻繁に出されています。

こちらには今年1月以来、2回目の訪問。

 

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↑参道。鉢植えのバラが見頃でした🌹5月末まで薔薇祭を開催されていて、それにちなんだ御朱印を出されていました。

 

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↑白のバラも映えますね。

 

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↑なんだかハイビスカスにも似た色味のバラさんです🌹

 

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↑たまたまだったのか、参拝客の姿はまばら。前回はかなり混んでいたので😅この日は落ち着いて参拝できて、良かったです🐯

 

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↑拝殿前には献花台が置かれていました🌹御朱印をいただいた際に、巫女さんが「よかったら献花していってください」と案内してくれたので、一本献花させていただきました。

 

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↑薔薇祭限定の御朱印をいただきました!宮司さんが描かれたそうです、すごいですよね🌹柔らかい色合いも素敵です。

こちらは見開きで、片面バージョンもありました。

 

少彦名神社の過去の訪問記&御朱印

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●御霊神社(大阪府大阪市中央区

 

こちらも、今年1月の初詣以来の参拝となった、淀屋橋の御霊神社さん。少彦名神社からは徒歩5分くらいの場所にあります。

まさに、都会のオアシスのような空間。

 

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↑夏越大祓の限定御朱印を授与されていると知り、いただいてきました。この日はまだ茅の輪は設置されていなかったけれど、そろそろ登場するかな?

 

ここはまさに、都会のオアシス的な存在の神社。

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↑ここに来るたびに、この鮮やかな社殿を見てワクワクしちゃいます😆

 

★御霊神社の過去の訪問記&御朱印

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●法善寺(大阪府大阪市中央区

 

ご存じミナミの法善寺横丁にある、苔むした水掛不動さんでも有名なお寺。

今年から、月替わりの御朱印の授与を始められており、私は3月からいただいています★

 

5月の御朱印はこちら。

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↑毎月見開きで、仏教や仏事にちなんだテーマをイラストと共に表現されています。

書かれている「法爾法然」(ほうにほうねん)とは、「物事のあるがままの姿」というような意味だそうです。

 

そして法善寺と言えば、数カ月前に、仏像の頭の苔がはがされてしまいニュースにもなっていましたが…。

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↑ちょっとずつ、苔が生えてきましたね!

苔の成長具合を、密かに毎月チェックしています(笑)。

 

★法善寺の過去の訪問記&御朱印

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5月はゴールデンウィークもあったし、慌ただしくあっという間に過ぎた気がします。

6月はどんなご縁が待っているでしょうか。楽しみです。

 

 

【大阪】フルーツのおいしさそのままが味わえるフルーツサンド@ツルザワ(河内長野市)

大阪・河内長野市にて。

南海高野線近鉄長野線河内長野駅直結、ノバティながの1階にある、フルーツギフト&デザートカフェ ツルザワへ行きました。

ここ、フルーツサンドが有名で、フリーペーパーや雑誌にもたびたび紹介されたこともあるお店。ずっと気になっていて、ようやく、フルーツサンドを食べに訪れました♡

 

ノバティながのは、駅直結のショッピングセンターで、私が初めて訪れた時の印象は、ちょっと古いな…😅でした(笑)。なんだか田舎に来たような懐かしさを感じました(笑)。

テナントは、有名どころだとマツモトキヨシしまむら、Honeys、ミスタードーナツロッテリア、鳥貴族などが入っています。その他、スーパーや本屋、美容室、ブティックなどが軒を連ね、地元に根付いた場所だなぁと感じるし、何より駅直結というアクセスの良さは便利ですね。

お目当てのツルザワは、北館の1Fです。

 

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↑手前にはフルーツギフトが並び、奥がカフェスペースになっています。選りすぐりの高級フルーツギフトが輝いていて、私も一度もらってみたい…なんて思ったり😂

 

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↑生のフルーツだけではなく、フルーツジュースやゼリーの詰め合わせなどもありました。

 

奥のカフェスペースへ。店内の写真は撮りませんでしたが、一人でも入りやすいです!これはありがたい(笑)。

看板メニューのフルーツサンドは、3ピースと6ピースがあり、それぞれコーヒーセットまたは本日のジュースセットで提供されています。

フルーツサンドの他にも、フルーツの盛り合わせやフルーツパフェ、フルーツピザなどがありました。

私はもちろん、食べたかったフルーツサンドを。3ピースのコーヒーセット(790円)にしました。

 

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↑きました!フルーツの色合いがもう、品質の良さを物語っているようです。みずみずしくて、彩り鮮やかで、キラキラしています✨

ツルザワさんのフルーツサンドは、見ての通り、何といってもフルーツが主役。フルーツのおいしさを最大限味わえるように、パンはあえて薄くカット、そして生クリームも最小限にされているのだとか。生クリームてんこ盛り!なフルーツサンドを想像していると、やや驚くかもしれませんが、これも厳選したフルーツに自信があるからこそ生まれたフルーツサンドなのですね🍓🍊🥝🍍

一口ずつ、おいしくいただきました😋3ピースはペロリとすぐに平らげてしまいました。6ピースでも余裕で食べられそうです。

このフルーツサンドは、もちろんテイクアウトもできます。

 

ツルザワさんのInstagramを見てみると、いちじくや柿など、季節限定のフルーツサンドも登場しているようです。これは楽しみ。

通常メニューのフルーツパフェも気になるなぁ。

また行ってみようっと!

 

 

フルーツギフト&デザートカフェ ツルザワ

住所:大阪府河内長野市本町24-1 ノバティながの北館1F