世界遺産・清西陵と、ラストエンペラー溥儀のお墓へ
行ってからやや時間が経ってしまったのですが(汗)、
4月に清西陵に行ったので、その時のことを覚えているうちに残しておきます。
清西陵は、世界遺産「明・清王朝の皇帝墓群」の構成遺産の一つ。
そのうち、北京には「明の十三陵」、北京から日帰りで行ける距離として
河北省の「清東陵」「清西陵」があります。
この清西陵、北京から西に約140kmの位置にあり、北京中心部からはとても行きにくい。
バスで頑張れば行けますが、今回は車をチャーターしてもらいました。
交通状況にもよるものの、北京中心部から車で片道3時間以上は見ておいた方がいいです。
清西陵には、4人の皇帝が眠っています。
それぞれ泰陵(雍正帝)、昌陵(嘉慶帝)、慕陵(道光帝)、崇陵(光緒帝)。
↑日本語の説明もあります。
↑清西陵と言っても、それぞれの陵墓がかなり離れた所に点在していて、一気に回るのは簡単ではありません~。
全部回るつもりはあまりなかったけれど、とりあえず共通券(120元)を購入。
一般的には、清西陵で最大の陵墓である、泰陵をメインに見学するのでしょうが…。
私たちは、雍正帝より光緒帝の方に行きたかったので、崇陵から散策を開始しました。
↑崇陵の入り口。この時点で既に、広大さに圧倒されます。
↑ちゃんと世界遺産の証拠もありました。
↑崇陵の石碑坊、龍鳳門。
↑光緒帝の棺が納められている地下宮殿に入ります。
私たちが行った時、外観は修復工事中でした。
中には問題なく入れました。
↑ここから地下へ。
↑この日本語は、変えた方がいいと思うのですけれど…。
↑地下の通路。ひんやり涼しいです。
↑手前は光緒帝、奥は皇后の棺。
光緒帝は、西太后が他界した前日に亡くなっていますが、死因が毒殺であることが後の調査で明らかになっているそうです。
…というような説明も、棺の前に書いてありました。
さて、実は私たちが清西陵まで来た一番の理由。
崇陵の裏側にある、ラストエンペラー溥儀のお墓に行きたかったからなのです。
溥儀のお墓には一度行っておきたくて、ここまで来てみたというわけです。
溥儀も皇帝なので、本来は清西陵にお墓が造られる予定だったのですが、
清朝が滅亡して未完に終わり、さまざまな事情の上で、清西陵の北側にある民間の墓地に納められることになったそうです。
↑崇陵の北側にある墓地、華龍皇家陵園。ここを上っていきます。
入り口の駐車場まで来て、門は閉まっている感じだし入っていいのか分からなかったのですが、
運転手さんが警備員に話をしてくれて、入れてもらうことができました。ありがたい。
↑↓やっと来れました、溥儀のお墓。両側には、正妻の婉容と側室の譚玉齢のお墓があります。
ラストエンペラーの激動の人生に思いを馳せると、感慨深いです。
この後、清西陵最大の陵墓である泰陵に行ってみたのですが、
想像以上に大きすぎて敷地内をさまよい、歩き疲れ、中に入らず写真も撮らず帰ったという…(笑)。
それでもこの日は、溥儀のお墓に行けたので、満足でした。
遠いけれど、歴史好きな人には行く価値のある場所ではないでしょうか。
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