銀行口座開設が複雑になっていた!その②~平安銀行の場合
2017年7月から、中国で銀行口座を開設する際に、納税人識別番号が求められるようになっています。
先月、中国工商銀行へ口座開設へ行った際は、日本人で番号を持たなくても口座が作れました。
その勢いでさらに、平安銀行でも口座開設へと赴いた私。
平安銀行といえば、オレンジのコーポレートカラーに映える、「A」をかたどったロゴマークがおにぎりみたいに見えてなんだか可愛くて、
私の中では勝手に「おにぎり銀行」なんです、ここ。
…って、くだらない話すみません。
しかし、訪れた東直門支店の窓口で「納税人識別番号がないと口座は開設できません」と言われ、退散したのでした。
自分ではどうにもならず、中国人同僚に、銀行に問い合わせてもらいました。
同僚「もう一度行ってみてください。日本では番号がないと言ってください。何度聞かれても『ジェンダメイヨー(本当にありません)』と言い切ってください。それでもだめなら電話ください」
はい、そうします。
ということで、再度同じ支店に乗り込みました。
前回と同じく、入り口近くに立っている行員のお姉さんに、「口座を開設したい」と伝えます。
窓口へ聞きに行くお姉さん。
窓口に行き、まず、パスポートを見せる。
窓口の行員から、「納税人識別番号はありますか?」と聞かれます。
私「メイヨー(ありません)」
窓口「日本でもないんですか?」
私「メイヨー(ありません)」
窓口「分かりました。それでは、この用紙を記入してください」
!!!!!!
前回乗り込んだ時は、「番号がないと口座開設はできない」の一点張りだったじゃないか!
私が「工商銀行では、番号がなくてもこういう紙を記入すれば口座が作れました。ここはないんですか?」と詰め寄っても、「当行にはありません」と言われたんです。
結局、担当者によって対応が違うという、中国あるあるだったのか…。
そして、今回の担当者は非常に対応が良い。
なんとか開設できそうです。
工商銀行と似た記入用紙を渡されました。
地区は日本、納税番号がない理由はAを選ぶ。
工商銀行と同じような内容です。
窓口で担当者の前で記入したので、写真は撮れませんでしたが。
記入さえすれば、後はスムーズ。
工商銀行と同じく、申告した中国の携帯電話番号に、手続き中にSMSが送られてきて、
その中にある暗証番号を入力する、というプロセスがありました。
気になったのは、パスポートのビザのページを念入りにチェックされている感じがしました。もちろんコピーを取られました。
もしかしたら、ビザのない短期滞在者は厳しかったりするんでしょうか?これは不明です。
カード発行の手数料として5元払いました。
↑最後に渡された紙。公安からの注意事項。詐欺にあわないようにといろいろな注意が書かれています。
ついでにネットバンクも開設することに。
口座開設手続きを終えた後、入り口にいるお姉さんが対応してくれます。
お姉さんの案内に従って、パスワード設定など簡単な手続き。
WeChatでも、取引明細や残高確認ができるようになりました。
最初断られた時とは打って変わって順調で、しかも行員さんたちの態度もまあまあ良く、ちょっと見直しました(笑)。
平安銀行は元々保険に強い金融機関なので、それもあってしっかりしているのかな?と勝手に思います。
(その割には、最初に門前払いをしたあの担当者はなんだ!(笑))
ということで、おにぎり銀行でもとりあえず、無事に口座開設ができてホッ、です。
他の銀行でもまた、いろいろなケースがありそうですね。
以前口座を作って、今ほとんど使っていないものもあるのですが、
解約しようと思っていたけれど、とりあえずは保持しておこうかな。
※上記の内容は、2017年10月、北京の平安銀行にて私個人の場合です。
地域や銀行によって異なる可能性があります。
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