切ない青春映画『ひだりみみ』、良かったです
映画『七月与安生』で、周冬雨と共にW主演を務めた女優の馬思純(マー・スーチュン)。
彼女のもう一つの代表作的映画『ひだりみみ』を動画アプリで観ました。
原作はベストセラー小説。 映画も上映当時はかなりヒットしていたそうです。
2015年の東京・中国映画週間でも上映されていたのですね。
馬思純も来てたんだ!
ということは日本語字幕で上映されたはずですが、DVDとか出ているのかは不明。
『ひだりみみ』(2015年中国)
原題『左耳』
監督:蘇有朋(アレック・スー)
出演:陳都霊(チェン・ドゥーリン)、馬思純、欧豪(オウ・ハオ)、楊洋(ヤン・ヤン)ほか
左耳が聞こえない17歳の女子高生、李珥(陳都霊)が主人公。
左耳は聞こえないけれど、特に不自由なく生活していて、イケメン同級生の許弋(楊洋)に片思いをしています。
黎吧啦(馬思純)も17歳。家が貧乏で高校に行けず、両親はいなくて、麻雀漬けの祖母と暮らしています。バーで歌手をしていて、ちょっとグレているところあり。
正反対の李珥と吧啦が出会い、2人は親友同士になっていきます。
しかし、待っていたのは悲劇でした…。
李珥の"左耳が聞こえない"というのが非常に重要な伏線になっています。
この映画、評価は賛否両論分かれているようですが、私には面白かったです。
馬思純が出ていることと、正反対の2人の女の子が仲良くなるということもあり、
なんとなく『七月与安生』と似通っている要素があります。
そして私はまた、泣きました(笑)。
馬思純が良かったなぁ~。
彼女はドラマよりも、映画向きの女優って感じがします。これからも注目したい女優さん。
中国で大人気のアイドル、楊洋も出ています。
イケメン人気者のおいしい役どころかと思ったら、意外とそうではなかったです(笑)。ファンは納得しないのでは?なんておせっかいにも思ってしまいました。
監督は、俳優としても有名な蘇有朋。以前、秦嵐(チン・ラン)と共演したドラマ『非縁勿擾』で見たことがあります。秦嵐は綺麗で好きな女優さんなのですが、このドラマは個人的にツッコミどころが満載でした(汗)。
中国の青春映画を観ていると、
中国の学生の様子とか、大学入試はこうやるんだーとか、異文化を知ることができて面白いです。
日本の高校生のような制服じゃなくて、ジャージなのね、とか(笑)。
大学の寮はこんなに狭くて、こういう共同生活しているんだー、とか。
『ひだりみみ』は単に学園モノというだけではなくて、青春映画だけれど大人も共感できて重みもある、良い作品だと思いました。
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