清西陵そばに眠る、ラストエンペラー溥儀のお墓へ再び。入れないピンチ!?
週末、北京から車で西へ西へとお出かけ。
高速道路に乗って、途中SAに立ち寄ったりして↓、道も間違えたりして(笑)。
途中大雨が降ったこともあり、4時間近くかけて到着したのは、
世界遺産の清西陵。
…ではなく、清西陵の裏の墓地。
ラストエンペラーとして知られる、溥儀のお墓です。
昨年も清明節(4月。中国のお盆のような、お墓詣りの時期)に行きました。
その時の記事↓。
今年も清明節に行きたかったのですが行けず、7月になって行ってきたのです。
お供え用にお花を買うつもりでしたが、高速を降りてから、花屋は見つかりませんでした。
運転してくれている中国人の友人が、「お花がなければ、お酒でも良いよ」と教えてくれて、
途中の売店で、白酒を購入しいざ墓地へ。
ようやく到着した、河北省・清西陵の崇陵の裏に位置する、華龍皇家陵園。
皇族の方々が眠っている墓地です。
↑こちら。
看板には、「溥仪墓」の文字も見えます。
前回は、門が閉まっていましたが
ドライバーさんが守衛さんに話をしてくれ、入ることができました。
今回も、入れる気満々で行ったら…
守衛さんに止められました。
守衛さん「2時半までしか入れない」
※その時点でほぼ2時。入場時間の案内板などは一切なし。
運転してくれた中国人の友人「OK、すぐ行くから」
守衛さんがどこかに確認しに行く。戻って来る。
守「今日は雨が降ったせいで足元が緩んでいるため入れない」
※この時、雨はすっかり上がっている
私たち「昨年も来たからわかる。足元はコンクリートだし大丈夫なはず」
守「ダメだ。私たちもこれが仕事だ、仕方ない」
友「彼らは日本人で、毎年溥儀にお参りするために日本からわざわざ来ているんです!彼らはもうすぐ日本に帰ります。今日が最後のチャンスなんです。溥儀に一目お参りするだけでいいんです、すぐ終わりますから、入れてください!」
…と、多少(!?)誇張を交え、交渉してくれる友人。このくらいの押しの強さがこういう場では必要です(笑)。
しばらくの押し問答の末、向こうが折れてくれたのか、
どうにか入ることが許されました。よかったー!
↑またお目にかかれました。こちらにラストエンペラーが眠っています。
↑お供えの白酒と共に。黄色の瓶が映えます。
溥儀さん、喜んでくれるかなぁ。
私たちのほんのわずかの滞在中、ずっと守衛さんが後ろからついて来て見張っていました。
が、何はともあれ、北京から約4時間かけてやって来て、お墓まで来れて本当に良かったです。
もし入れなかったら、売店で購入した白酒を持ち帰るところでした(笑)。
と、いうことで、
もし、溥儀のお墓に行くことがあるならば、できるだけ早めの時刻に行き、
門前払いされる可能性があることを承知で、それでもなんとか入れてもらえるよう、情に訴えるか、中国人と一緒に行き説得してもらうか、の準備をしておくことをおすすめします(笑)。
お墓詣りを終え、一同ほっとして、北京へ帰る高速にて。
河北省から北京へ入る時に、警察の検問がありました!
ドライバーの免許証・身分証・車の証明書(?)を、ランダムに検査されます。
私たちの車は引っかかりませんでしたが、万一同乗者にも提示を求められる可能性もあるので、運転していなくてもパスポートを携帯していくのがいいですね。
この検査、北京から河北省へ入る時はありませんでした。
北京へ入る車を厳しく検問しているのでしょう。
雨の中長時間運転してくれ、守衛さんとも交渉してくれた友人には感謝です🙏
※上記は2018年7月の情報です。今後変わる可能性もありますので都度ご確認ください。
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