【北京】798芸術区のギャラリー巡り~朝鮮万寿台創作社美術館&タンカ藝術館で異国文化に触れる
アートに関しては素人なのに、日常的に798芸術区に出没しているので、
すっかり798ウォッチャーと化している私です。
ギャラリーや飲食店の位置もだいたい覚えました(笑)。
私の素人目線で面白いと感じた798の様子を通して、「北京にもこんなアートが楽しめる場所があるんだ~」と知っていただければ光栄です(笑)。
798でも特に有名なギャラリーの一つ、Pace Galleryのある創意広場。
Paceの北側に、日本人からするととても強烈、そして物珍しいテーマの美術館が存在します。
↑こちら。
建物自体は、レンガで趣のある建築だなぁ。…んん?
↑その名も、朝鮮万寿台創作者美術館。
ご覧の通り、北朝鮮がテーマの美術館なのです。日本ではなかなかお目にかかれません(よね?)。
北朝鮮と国交があり、関係の深い中国だからこそ、こういう美術館が建てられるのだろうな。
ちなみに、中国では同国のことを「北朝鮮」ではなく、「朝鮮」と呼びます。
↑ポスターが、いかにもイメージ通りです。
↑この像は、平壌にある実際の像を模して、小さいサイズで作られたのだそうです。
入場は無料で、入ってみました。
ここは、北朝鮮成立70周年記念の文化展を10月初旬まで開催していて、もう終わったと思っていたのですが、
それらしき作品がたくさん展示してありました。あれ、終わったんじゃないの?それとも違う常設展?
よく分かりませんが、北朝鮮のイメージそのままの絵画が多く飾られていました。
さらに、北朝鮮の切手やポストカードなど、グッズも展示&一部販売されています。
未知の国をちょっと垣間見たような、不思議な感覚になってきました…。
館内は、「撮影禁止」の貼り紙が何カ所も貼ってありました。
朝鮮万寿台創作社美術館のお隣には、小規模ギャラリーが。
↑こちら。ここもまた、異国情緒の香りがプンプンします。
↑こういう場所でした。「西蔵」はチベット。「唐卡」はタンカ(仏画)です。
↑入口。ここも入場は無料、撮影は禁止です。
1階を見学しました。
決して広くはない空間ですが、タンカがずらりと並んでいて圧巻!線香の香りが漂い、なんだか798ではなくて雍和宮に来たみたいな気になります(笑)。
タンカは一部価格が表示されている作品もあったので、購入も可能なようです。
こんなに多くのタンカを一度に観たのは初めてです。つかの間の見学でしたが、もっとじっくり観たかったな。奥が深いです。
どちらのギャラリーも、日本ではなかなか目にする機会の少ない内容ではないでしょうか。
798ではこんな異国文化にも触れることができるんですね~。来るたびに新しい発見がある気がします。
朝鮮万寿台創作社美術館&西蔵文化藝術傳播中心
住所:北京市朝陽区酒仙橋路2号798芸術区内B区
http://www.dianping.com/shop/11296953