中国でよく見かけるでっかい柑橘系の果物。晩白柚(バンペイユ)で熊本を思い出す
日本では、熊本が生産地として知られている柑橘系の果物、晩白柚。
読み方は、「バンペイユ」です。
日本人で食べたことのない人も多いみたい!
秋から冬、中国では店頭でよく売っているのを見かけます。
「晩白柚」と呼ばれたり、「白柚」と呼ばれたり。見た目や味はあまり違いが分からないのですが…^_^;
ローカルスーパーで、今年初の晩白柚を見つけて、思わず買ってしまいました。
そしてよみがえった、私と晩白柚の思い出。
私は、佐賀県で生まれ育った。
近所に住んでいた親戚一家が、私が小学生の時に、熊本へ引っ越した。
同じ九州内で隣り合う県同士とはいえ、子どもにとっての熊本は、とても遠い所で、よく一緒に遊んでくれていた親戚のお姉ちゃんが、ものすごく遠くに行ってしまうような気がした。
その親戚一家は、熊本に引っ越した後、何度か(ごくわずかだったけれど)佐賀に来た。
隣り合う県とはいえ、佐賀の子どもからすると熊本は遠い都会だった。方言も違う。
「この子は熊本弁にかぶれてきたとよ~」と、親戚のおばちゃんが、私の仲良しだった親戚のお姉ちゃん(おばちゃんの娘)のことを言って笑っていた。
そんな親戚がお土産に持ってきたのが、晩白柚だった。
熊本の名産品で、デッカイはっさくのような果物がすごく珍しかった。
「バンペイユ」っていう名前だと教えてもらったけれど、漢字で書かれることは知らなかった。なので、私の頭の中では常にカタカナに変換されていた。
晩白柚の分厚い皮は、お風呂に入れて入浴剤代わりに楽しむこともできる。
親は、ネットに晩白柚の皮を入れて、浴槽に浮かべた。
おかげで、晩白柚を食べた日は、我が家のお風呂場が柑橘系の匂いで充満していた。
その親戚一家とは、もうしばらく会っていない。皆元気でいるかなぁ。
…と、昔の思い出がよみがえってきたのでした(笑)。
熊本といえばいろいろ思い浮かぶものはあるけれど、その中の一つが、晩白柚なんです。
で、私が北京のスーパー(京客隆)で買ったのがこちら。
↑こんな袋に入っていました。名前は「白柚」になっています。
とにかく、柑橘系の中ではとても大きいんです。
↑なぜか上海で買ったトランプを並べてみました。大きさ分かりますでしょうか。
それにしても、トランプそんなに使わないのに、なんで上海で買ったんだろう…(汗)。
外皮は分厚いです。包丁で切り込みを入れないと、手では剥けません。
↑薄皮も剥きました。これでも1個の1/4くらいです。とても一人で一度に、丸々1個は食べられる量ではないので、何度かに分けて食べないと(笑)。
甘酸っぱいんだけど、グレープフルーツよりは酸味が控えめで、とても食べやすいです。
不足気味のビタミンCを補っている気がします~♪(笑)
ちなみに、この1個はなんと4元でした。いくら何でも安すぎますかね…💧
中国では気軽に買える、ビッグな果物。
果物好きな人、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
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