【北京】鮮やかでポップな神話の世界へ。フィリピン人現代アーティストRodel Tapayaの個展『Myths and Truths』@当代唐人芸術中心(798芸術区)
北京のアートスポット798芸術区で、カラフルなポスターに惹かれて参観してみた展覧が素敵でした。
↑会場はこちら。当代唐人芸術中心(Tang Contemporary Art)というギャラリーです。
第零空間Space Zero↓のすぐ近く。
この当代唐人芸術中心というギャラリーは北京と香港、バンコクにあります。
そして北京のギャラリーは、なぜか798内に2カ所もあるんです。こちらは2番目らしく、もう1カ所は道を挟んで斜め向かいにあります。近距離に2カ所ギャラリーを設けているなんて、面白いですね~。
入場料は10元です。
受付には2人の若い女性スタッフがいましたが、どちらも携帯に夢中で、入ってきた私のことは無視!(笑)
こちらから声をかけると、面倒そうに受付に置いてある微信支付のQRコードを指差しただけで、一言も発しない!要するに、「それをスキャンして10元払って」ってことなんですが。
このやる気のなさにはオイオイ、という感じでした(笑)。これなら、10元払わずに入る人がいたって気付かれなさそうです…💧
↑開催中の展覧は、Rodel Tapayaというアーティストの個展『Myths and Truths』です。
このRodel Tapayaという方は、フィリピン人。
今フィリピンでとてもアツイ、現代アーティストの代表的存在らしいです。日本やその他海外でも、ときどき展覧が開催されているそうです。
↑入った瞬間から、私は好感を抱きました。
このギャラリーも、ハコが良いです。天井の高い、広々とした開放的なこの空間、好きだなぁ。
屋根の形、Pace↓と一緒ですね★
↑東南アジアを連想させる、民族的な人の彫刻作品。
↑空間を贅沢に使った展示が素敵。
作品数は少ないですが、作品一つひとつが大きくて迫力があって、十分な間隔で見やすいです。
私が訪れた時は人も少なく、静かでゆったりした時間が過ごせました。
絵画作品はどれもカラフルで鮮やか。暖かい南国のイメージによくマッチしていて、目を奪われました。
↑特に印象的だった作品。Rodel Tapayaさんの絵には、一つの作品の中にたくさんの表情が混在しています。それぞれ何を象徴しているのだろう?と、想像が膨らみます。
↑こちらも。
↑鳥人間???がいっぱい。手の位置がそれぞれ違います。
↑正面から観てみた。
東南アジアのアーティストって全く知らなくて、作品を観たこともありませんでしたが、
Rodel Tapayaさんの作品は個人的にとても好みでした。キュレーターさんのセンスに感謝!
日本や欧米に限ることなく、世界各地の面白いアーティストの作品に出会える機会がもっと増えるといいなぁ。
Myths and Truths:Recent Work by Rodel Tapaya
開催中~2018年12月15日
当代唐人芸術中心(第二空間) Tang Contemporary Art(2nd Gallery Space)
住所:北京市朝陽区酒仙橋路2号798芸術区B01