【北京】胡同の奥の小さな隠れ家で、日本の家庭料理にホッとする。鈴木食堂(寛街店)
北京には、日本料理店がたくさんあります。
クオリティも、お値段も、ピンキリですが。
本当においしいお店、通いたくなるお店というのは、ごく少数。
私はここ一年くらい、めっきり居酒屋に行くことが減りました。というか、たまーに誘われた時以外は、今はほとんど行かないです。
ましてや、一人でなんか行きません。亮馬橋辺りにふらっとご飯を食べに行って、知り合いの日本人に会ったら嫌なので(笑)。
そういう、いかにも日本人が行きます!というような日本食のお店は、このところ避けている傾向の私なのですが、
一度足を運んですっかり気に入ってしまったのが、鈴木食堂。
あ、日本人の多い麗都店は避けます(笑)。
鈴木食堂は、北京ではすっかり中国人におなじみの、大人気のお店です。有名店なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
現在5店舗を展開しており、麗都店以外は全て、胡同にあります。
北京に日本食店は数あれど、日本の一般家庭で食べるようなお料理をメインにし、人気が出てもちゃんと日本人が認めるおいしさを保ち続けられるお店って、そうそう見つかりません。
日本食が恋しいけれど、高い寿司やがっつり焼肉が食べたいわけでもないし。普通のご飯が食べたい!
そういう、"温かいごはん"が食べられるのが、鈴木食堂だと思います。
そして、胡同というロケーションもとても良い。
北京らしさがあふれる場所で、こぢんまりと営む日本の家庭料理レストラン。
昔の記事ですが、経営者の方のインタビューを見つけました↓。
私が今回訪れたのは、中国美術館近くにある寛街店。
美術館后街から東にのびる小さな路地、「西揚威胡同」を東に進みます。
↑美術館后街から西揚威胡同に入る所。夜で暗くなりました。
お店の場所は、とても分かりにくいです。
そして、大衆点評の住所表記が間違っているので、注意です!
大衆点評には、住所の番地の後に「(紫龙宾馆)」と付いています。これだと、「紫龙宾馆」というホテルを目指しちゃいますよね。
しかし実際は、紫龙宾馆ではなく、紫龙宾馆のさらに東にあるホテル「Atour Hotel」側にあります。
↑この、Atour Hotelを目指しましょう。
ホテルのエントランスの前をさらに通り過ぎ、東へ進みます。
↑この、壁と同化したとっても分かりにくいドア。
ここがまさに、鈴木食堂の入口です。
↑上にはひっそり、トレードマークのウサギさんの看板があります。
扉を開けると、小さな店内は、満席でした。
↑手前には並んで待っている人たちも。
私は1人だったので、たまたま1人席が端っこに空き、それほど待たず座れました。
↑梅酒も数種類あって嬉しいです。北京で梅酒を揃えているお店はまだまだ少ないので。
↑熊野梅酒(38元)。
ショップカードも可愛いです🐰
特に人気のハンバーグは、数種類あります。
私が選んだのは、
↑煮込みハンバーグ(69元)。鉄板なのでずっとあつあつです。
日本で食べるハンバーグの味。おいしい!テンションが上がってあっという間に完食してしまいました(笑)。
ちなみに、+12元でハンバーグに目玉焼きをトッピングできます。さらに、ランチタイム(11:30~14:30)は、+16元で定食セットにできるそうです。
大きなテーブルが真ん中にどーんと1卓あり、そこで何組ものゲストが相席しているような形になるので、周りは何を食べているのかなぁと気になり見てみたら、
ハンバーグに鍋やカレー、サラダなど、さまざま。
日本酒で乾杯している若い女性もいたり、おいしそうにごはんを食べる若いカップルがいたり。
こういう風に、日本の家庭料理が親しまれているのを目にして、なんだか嬉しくなりました。
店員さんの対応も非常に良かったです。
鈴木食堂は、とても温かい小さな空間で、可愛らしいデザインがあって、何よりおいしい日本の食卓に並ぶごはんが食べられる。
それが、多くの中国人に受け入れられている。
とても良いお店だな、と思います。
またきっと再訪します!
鈴木食堂(寛街店)
住所:北京市東城区西揚威胡同甲1号
http://www.dianping.com/shop/58353749
公式サイト Suzuki Kitchen | 铃木食堂