元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

外国語に関する雑学エッセイ『世界の言語入門』

私は子どもの頃から、海外、そして外国語への興味をとても強く抱いていました。

マルチリンガルに憧れていて、英語が一番好きな教科だったのですが、

その割には今でも、英語を一人前に操ることができません。あんなに勉強して英語の成績が良かったのに。日本の英語教育って本当にダメだったんだなぁ、とつくづく身に染みて感じています(笑)。まあ、教育のせいにばかりするのはお門違いで、いくらでも自分で身に着ける方法はあったのですけどね…。今でも終わりなき英語学習を続けています。

 

大学、そして社会人になっても、外国語の興味は失せず、ハングルとスペイン語をかじって勉強していました。どちらも、これまた自信を持って「話せます」と言えるレベルでは全くないのですが、勉強は好きで今でも続けています。

そして、海外転職をきっかけに中国に住み、中国語はなんとか日常会話、そして仕事でもまあまあ使えるようになりました。しかしこれも、留学経験者にはかなわないし、通訳や翻訳者が務まるレベルには到達していないです。でもせっかくある程度まで分かるようになったので、忘れないようにと帰国した今でも継続して勉強中。

 

悪く言えば中途半端な外国語学習者止まりの私。でも、語学ってやっぱり強力な武器になると思っています。身に着ければ、それまでコミュニケーションが取れなかった人と意思疎通ができるようになるのですから。世界が間違いなく広がります。

海外旅行で現地の言葉をちょっと使ってみると、やっぱり楽しいし反応が嬉しいし。

そして、日本語翻訳や通訳を通さなくても、オリジナルの言語で情報をつかむことができる。これも大きいです。

 

以前買ったこんな本を読み返してみました。

 

※画像をクリックするとAmazonページに飛びます

『世界の言語入門』黒田龍之助講談社現代新書

 

決して専門的な内容ではなく、世界のたくさんある言語の中から90言語を著者基準で選んで、「こんな言語があるよ」と、そしてその言語に対する著者の思い入れ(?)を紹介しているものです。

なので、学習本ではありません。どちらかというと雑学に近いような、エッセイ集のような。あくまでも、読み物として楽しめます。

90言語紹介しても、それが世界の言語のほんの一部でしかないことに驚きます。

と同時に、日本語だけの世界で生きているなんて本当にもったいなさすぎるし、世界は私たちが思っているよりずっとずっと広いんだなぁと、改めて思います。

 

どんな言語であっても、それを極めている人って尊敬します。

私も、せめて今勉強を続けている4言語はなんとか自信を持って使いこなせるまでにはなりたいなぁ、と思うばかり…(笑)。