【和歌山】空海が開いた聖地、高野山はスピリチュアルなパワースポット。大門〜壇上伽藍〜金剛峯寺
約1200年前に空海(弘法大師)が開いた聖地、高野山。和歌山在住の私は行きやすいため、たびたび訪れています。この1年間に何度足を踏み入れたことか(笑)。
一年を通して国内外からの観光客も多く、欧米からの観光客の姿も目立ちます。
高野山の見所は多く、まずは大門、檀上伽藍、金剛峯寺の訪問記を。奥之院はまた別格のような存在なので分けて書こうと思います。
高野山といえば金剛峯寺、と思い浮かべる人が多いと思いますが、金剛峯寺とは一つのお寺だけを指すわけではなく、高野山全体が金剛峯寺なのです。知らなかった。
総本山金剛峯寺という場合、金剛峯寺だけではなく高野山全体を指します。
普通、お寺といえば一つの建造物を思い浮かべ、その敷地内を境内といいますが、高野山は「一山境内地」と称し、高野山の至る所がお寺の境内地であり、高野山全体がお寺なのです。
まずは大門。
毎回車で訪れるのですが、麓からひたすらカーブが続く道を上りきったところにこの朱塗りの大門が現れる瞬間は、いつも目を見張ります。
↑日没前のキラキラした時間帯。日没後はライトアップします。
↑大門前にある町石道。高野山参詣道の一つで、高野山を目指し登ってきた人がこの大門を目にする瞬間は格別なのではないかと思います。私は歩いて登ったことはございません(笑)。
↑大門から見る夕日も格別です。
大門からさらに上り、中心地へ。
広く見所が点在しています。お寺の数はなんと117。その内52のお寺は宿坊として一般客が宿泊することもできます。
下界とは全く雰囲気が違うのを肌で感じることができる、スピリチュアルな場所。この一帯は、何かを感じることができるパワースポットです。
●檀上伽藍
檀上伽藍は、奥之院と共に高野山の二大聖地とされる場所。空海が高野山開創の際に真っ先に整備に着手した場所だそうです。
↑美しい根本大塔。
↑三鈷の松。
↑西塔。
↑孔雀堂、准胝堂
●金剛峯寺
金剛峯寺に初めて訪れたのは、昨年の11月中旬に一時帰国した時のこと。以下はその際に撮った写真です。
つい最近も訪れましたが、かすかに紅葉が始まっている感じでした。11月になれば本格的な紅葉シーズンですので、綺麗な紅葉の下参拝ができると思います。
↑正門。
↑厳かで歴史を感じます。
↑昨年11月に行った時、桶の中に紅葉が浮かんでいるのが可愛らしくて思わずパシャリ。
↑外から見た、大玄関。中に入るには、写真のもっと右側から靴を脱いで上がります。拝観料必要。
↑鐘楼。
外ならば、犬を連れて行くこともできました。※内部には入れません
今年再訪した際には愛犬ぽーも一緒に🐶檀上伽藍にもこの金剛峯寺にも、私たちの他に犬連れのお客さんを何組か見かけましたよ。この辺り、全体的に犬に優しくて嬉しいです。
中はとても広く、質素なように見えてとても押さえた美しさを感じます。
↑長い廊下。
↑石庭が綺麗に整備されていて見事。
↑すばらしい石庭に見とれました。
蟠龍庭(ばんりゅうてい)は、国内最大級を誇る石庭だそうです。
内部はあまり撮りませんでしたが、それぞれの部屋も立派です。
↑面白いなぁとまじまじ見てしまったのがこの台所。ここで実際に、大勢の僧侶の食事を作っていたそうです。
そういえばつい先日も、アメリカ在住ロシア人の方を高野山アテンドしたのですが、彼は「何かスピリチュアルなお土産を買いたい」と、金剛峯寺の中で数珠を買っていました( ´艸`)
それにしても、日本語ですら難しいのに、外国語で日本文化を説明することってなおさらです。自分の知識不足を痛感しました。やはり日本人として知っておかなければ恥ずかしいですね。と、話がそれました(^-^;
↑つい最近訪れた時の写真。暗くなるとライトアップされます。
行けば行くほど好きになる、心落ち着く特別な場所、高野山。京都大阪奈良も良いけれど、関西にお越しの際にはぜひこちらにも!