元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

愛犬ぽー、1年前の仮病疑惑事件の思い出

ちょうど1年前のハロウィンの日、北京でぽーとのふたり暮らし(正確には、一人と一匹)をしていた時のこと。

当時の写真を見ていて、我が家の愛犬ぽー(当時11カ月)の仮病疑惑事件を思い出しました。

今となっては微笑ましいけれど、最初はまさか仮病だなんて思いもよらなかったので心配で心配で涙が出るほどでした…(笑)。

その時のメモが残っていたので、思い出しながら記しておこう。

 

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↑これは現在のぽー君。 

 

忘れもしない2018年10月31日。私はいつも通り朝起きて、出勤しようとした。平日働いていたので、ぽーはお留守番。

すると、ぽーがちょっと元気がない。

いきなり、右の後ろ足を上げて、びっこを引いて不自然に歩くではないか。そんな姿を初めて見たので私はとても動揺した。

前の晩は変わった様子は全くなかったし、ケガをしたのか心当たりはない。足を見ても腫れていないし外傷もない。私が寝ていて気付かないうちにどこかにぶつけたのかも…。

心配になり、病院に連れて行くことにした。私が仕事に行っている間に悪化したら、何かあったらどうしようと思い、午前休を取って動物病院へ連れて行った。滴滴(Didi)を呼ぶと、犬連れでたまに乗車拒否されることもあるが、この日のドライバーさんは乗せてくれた。

病院へ向かう車の中で、ぽーはずっと震えて、キュンキュン鳴いていた。

大きな病気だったらどうしよう、気付かなくてごめんねと、心配で心配で涙が出てきた。言葉が話せないから、飼い主である私がいち早く察してあげないといけないのに。

 

病院に着き診察室へ。先生に症状を説明した。

先生、ぽーの足を診る。念入りに触る。

「異常はないですね。床に下ろして歩かせてみてください」

ぽーを診察台から下ろした。

…あれ?あれれれ?

ぽー君、普通に歩いてますやん。

 

先生「挺好的呀(とても良いですよ)」(笑顔)

 

てぃんはおだ!病院に行って、てぃんはおだと言われるなんて、後にも先にもないわ。

 

いやいや、朝はびっこ引いてたんですって。「今朝は足を動かせなかったんです。元気もなくて、いつもと様子が違って…」としどろもどろに下手な中国語で説明する私。

 

先生は、「異常は見られないので、まずは自宅で様子を見て、また何かあれば来てください。自宅で変わった様子があったら、動画を撮っておいて次の診察で見せてください。今日のところは帰っていいですよ」と言った。

 

診察室から出てぽーの様子を見ていると、どこからどう見ても普通に歩けている。

な、なんだったんだよぉー。拍子抜けしたような、でも、大ごとではなさそうでほっとしたような。

 

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↑↓診察を終えたぽー君。ぴーんと普通に立っています。元気だし(笑)。

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診察を終えてから、ネットでこの症状について調べてみたら、なんと、「犬は仮病でびっこを引くことがある」ことを知って、ああ、これだったのかー!とピンときました。

wanchan.info

light-comes-in.jp

 

もちろん、本当に痛くてびっこを引く場合もあるので、病気なのかそうでないのかは慎重に見極めなければなりません。

しかしこの時は、全く痛そうにしてないし足に異常がなかったことや、その後普通にしていたこともあり、仮病だったのだろうと思います。

 

でも、いくつかの記事に目を通すと、犬の仮病は人間のように「会社や学校を休みたい」など消極的な理由から来るものではないんですね。

犬が仮病を使うのは、「飼い主さんの気を引きたい」から、なのだそうです。

そのことを知って、ぽーに申し訳ない気持ちでいっぱいに。

そして、そこまでして私を引き留めようとしたぽーのことが愛しくてたまらなくなりました。

 

私は平日仕事に行くため、ぽーをいつも留守番させていました。お留守番に慣れてくれたものだと、勝手に思ってしまっていました。

でも、本当は寂しかったんだね。朝私が家を出るたびに、寂しい思いをしていたのかな、と思うと、ぽーを傷つけてしまっていたのかもしれないと反省しました。

もちろん、だからといって仕事をすぐにやめて四六時中くっつくわけにもいかないし、お留守番は必ず発生すること。

しかしこの仮病疑惑事件を教訓として、もっと大事にし、一緒にいる時間を大切に過ごそうと改めて誓いました。

 

1年経った今も、ぽーは相変わらず甘えん坊の寂しがり屋ですが、仮病を使うことはなくなりました🐶

犬の一生は人間よりもずっと短い。だからこそ、貴重な一瞬一瞬を大切に、これからも愛犬大好き飼い主バカまっしぐらで仲良くしていこうと思います💕

 

それにしても、病院に行って、てぃんはおだ…。

今では笑い話です(笑)。