飼い主がいない間、ペットは何をしているのだろう?映画『ペット』で不覚にも涙
観たいなぁと思っていたユニバーサル・ピクチャーズの映画『ペット』がAmazonプライム対象になったので鑑賞。今夏には『ペット2』が公開されましたね。
子ども向けの単純明快なストーリーだと思っていたら…私は、不覚にも、最後で泣きました(笑)。
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『ペット』(2016年米)
原題:The Secret Life of Pets
監督:クリス・ルノー
Amazon.co.jp: ペット (字幕版)を観る | Prime Video
YouTubeにユニバーサル・ピクチャーズ公式の予告編がありました。吹替版。私は字幕版で観ましたが、吹替版だとこんな感じなんですね!日本版吹替、マックスはバナナマンの設楽さん、デュークは日村さん。
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舞台はニューヨーク。マックスは、子犬の頃飼い主ケイティに拾われて、ケイティの愛情に包まれ育った。ケイティのことが大好きで、毎朝ケイティが出かけるのが寂しくてたまらない。ケイティが帰ってくる時は至福の瞬間。
ある日ケイティが、保健所から大型犬を引き取り連れてきた。名前はデューク。ケイティは、「あなたの兄弟よ」とマックスに紹介するが、マックスとデュークはお互いのことが気に入らない。
ケイティが出かけている間、マックスは近所のペット仲間の犬や猫たちとつるんでいた。するとデュークと共に迷子になり、動物管理局の職員に捉えられてしまう。車に乗せられ連れて行かれる途中、車を乗っ取った「元ペット団」のボスであるウサギ・スノーボールにアジトに連れて行かれることになり、ピンチに陥る。マックスとデュークの運命は?ケイティが帰宅する前に家に戻ることができるのか?
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ストーリー展開はもちろん子どもも楽しめるようにシンプルで、先が読めてしまうのだけれど、私も犬を飼っているからか予想以上に感情移入してしまいましたよ…。
我が家の愛犬ぽーも「ワンワン!」「クーンクーン」などと私によく言うのだけれど、こんな感じで話しかけてくれているのかなぁ。こんな風に思っているのかなぁ、なんて。
大好きな飼い主が出かけてしょんぼりする様子とか、もう、分かる分かる…!って(笑)。
我が家の飼い犬はぽーだけですが、多頭飼いするとなると、犬同士の相性も気になるところ。飼い主が「寂しくないように」ともう一匹連れて来ても、必ずしも仲いいとは限らないし(笑)。
ペット仲間たちも皆個性があって可愛かったです。特に、マックスに恋する白ポメラニアン女子のギジェットがとっても可愛い。恋する女は犬も強い!ギジェットの声優さんの声も好きだなぁ。
高貴なプードルのレナードが、飼い主が出かけたとたん爆音ロックで首をブンブン!っていうのも個人的にツボです。
マックス達の敵(?)となる、ウサギのスノーボール率いる「元ペット団」。人間に捨てられた悲しい過去を持つ元ペット達は、人間を憎んでいます。
そして、マックスの同居犬となるデュークも、実はかつての飼い主との過去がありました。
ペットが可愛い!というだけのお気楽なストーリーでは決してなくて、動物を飼う人間に対する問題提起もしっかり込めていると感じました。
特にペットを飼っている人ならば、「あるある!」と微笑ましくなってしまうはず。
そして、ますますペットが愛しくなるのではないでしょうか。
ペットと過ごす時間の大切さ、愛しさ、尊さを改めて教えてくれる、ハッピーな映画でした。
【おまけのネタバレ感想】
ケイティが帰って来る直前、マックスがデュークに言ったセリフ。
「一日の中で最高の瞬間だ」って。
そして、それぞれの家で、ペット達が飼い主の帰宅をこの上ない喜びかのように迎える描写で、涙があふれてしまいました。
私が帰宅する時はいつも、大げさなくらい飛び上がって小躍りして全身で喜びを表現してくれる愛犬ぽーが、愛しくてたまらないんです。帰宅するだけで誰よりもこんなに喜んでくれる。可愛くてたまりませんよ(笑)。
ぽーもマックスみたいに、こんな風に思ってくれているのかな。
動物と暮らすことの喜び。彼らが人間に与えてくれるものが大きすぎて、尊くて。幸せです(笑)。
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