元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

突然親友の子どもを育てることに。ハートフルなラブコメ映画『かぞくはじめました』

映画鑑賞記録。2010年のラブコメかぞくはじめました』です。

赤の他人の独身女性と独身男性。共通の友人夫婦が亡くなり、遺言により残された子どもを二人で育てることになる…というドタバタハートフルコメディです。

 

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かぞくはじめました(2010年米)

原題:Life As We Know It

監督:グレッグ・バーランティ

出演:キャサリン・ハイグル、ジョシュ・デュアメルほか

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ダサい邦題が気に入らない(笑)。まあ、映画の内容をうまく言いえているとは思いますけれどね。

 

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ベーカリーを経営するホリー(キャサリン・ハイグル)。仕事は軌道に乗り、事業を大きくする計画を立てていた。彼氏のいないホリーに、親友のアリソン(クリスティーナ・ヘンドリクス)から男性を紹介されデートする。その男性は、アリソンの夫の親友メッサー(ジョシュ・デュアメル)。しかし、出会いから相性は最悪でデートは失敗に終わる。

お互いの印象が最悪のホリーとメッサ―だったが、ある日、アリソン夫妻が事故で急死してしまう。残された二人の娘ソフィーを心配するホリー。すると、夫妻は遺言で万一夫妻に何かあった場合は、ホリーとメッサ―に娘を託す、と遺していたことが判明する。

初めての子育てと、彼氏でもない相手との同居生活がいきなり始まった…。

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気軽に観られてなかなか面白く鑑賞しました。

子どもが残されたのならば、普通は夫妻の親戚が引き取ったりするものだけれど、そうはいかなかったというところがなんとも映画的(そこはツッコむな、という感じですね(笑))。でも、この無理矢理な設定が不思議と違和感なくまとまっていく上手さ。

仕事を楽しみ、気ままな独身生活を楽しんでいた一人の女性が、いきなり自分の子ではない赤ん坊を育てることになる。しかも、嫌っている相手と。

当然、子どもの育て方なんて分からないし、相手は1歳の天使のようなモンスター。上手くいかないことだらけで、金銭面でも苦しくなり、やりたい仕事も実現が遠のく。

 

順調だった人生が途端に様変わりし、何度も心が折れそうになりながらも、放り出すことはできない。それほどまでに親友との絆が強かったこと、羨ましいなとも思います。

まだ言葉を話せないソフィーがホリーに向かって「ママ」と言ったシーンは、ジーンときました。

自分の子ではないけれど、この小さな命が愛しくてしょうがない。育児を通して大人も成長していくのだな、ということを、暖かく観ることができました。

 

なりたくてなった家族ではない。ならざるを得なかった、血のつながりのない家族。

それでも、時間が経ち、さまざまな困難やぶつかり合いを乗り越えて愛情あふれる家族になっていく。

なんというか、縁、運命、そういうのも時に人生には大事なんだなぁ、としみじみ感じることのできる映画でした。

 

大切な存在と出会えること。人とのつながりって良いな、と思えます。それが、初めからうまくいかなかったとしても。自分の計画通りじゃなかったとしても。

ハッピーな気分になりたい時に観たい映画です。