【和歌山】秀吉に攻められた歴史を持つ大きな寺院。40mの大塔が美しい根来寺へ
和歌山県岩出市にある根来寺(ねごろじ)へ行きました。新義真言宗の総本山です。
春は桜の名所、秋は紅葉の名所としてにぎわうスポットです。そんなことは気にせず2月になってから訪れましたが。
広い敷地に大塔が映え、趣ある風景。なかなか見ごたえのある寺院でした。
根来寺は、1132年に高野山の学僧であった覚鑁(かくばん)上人が開祖。覚鑁上人は肥前国(幻現在の佐賀県)の方だったのですね👀1143年に亡くなりました。
その後、15~16世紀には全国から学問を志す僧侶が集まる大寺院として発展し、大きな勢力を備えるも、豊臣秀吉に攻め入られ、大塔などの主要伽藍を残して全山焼失。やがて、紀州徳川家の庇護を受けて復興されたという歴史があります。
(参考)根来寺の歴史↓
↑この通り、境内はわりと広く、歩いてじっくり回りながら楽しめます。
下の方に注目。「春は桜(7000本) 夏は青葉・ほたる 秋はもみじ 冬は静寂の境内が楽しめます」に笑いました。はい、静寂を楽しみに来ましたよ~(・´з`・)
駐車場に車を停め、まずは不動堂の方へ行ってみました。
というか、境内にもその周辺にも、スマホを見ながらそろそろと歩く人たちを何組か見かけました。聞くところによると、どうやらここはポケモンが出るスポットらしく、皆さんポケモンを探している人らしい…。ポケモンGOですね。私はやっていないので分からないのですが、こんな歴史あるお寺でどんなポケモンが出るのでしょう?
↑この奥に不動堂があります。
↑愛犬ぽー君も連れて行きました🐶
この不動堂は、「身代り不動」として信仰を集めているそうです。厄除けや交通安全の祈願で訪れる人が多いそう。
絵馬が面白いです!
↑「厄」の字がインパクト大の絵馬。厄年の方が祈願していくのでしょうね。厄除けに効きそうです!
厄年の方はぜひ(笑)。
↑不動堂からの戻り道、「ようお詣りです」の文字にほっこり。
さて、不動堂を後にし、根来寺メインの見どころの方に行くには、入山料を払う必要があります。大人(中学生以上)500円、子どもは無料。
ぽーも一緒だったのですが、受付の看板には、ペットは入れない旨書いてあってがっかり…と思いきや、受付の人に聞いてみたところ、「抱っこなら大丈夫です」と言ってもらえました。ぽーが小さいのと、この日は人が少ないのとで許容していただけたのでしょうか。ありがたいです。感謝感謝。
※いつもペットOKとは限りませんので都度ご確認ください。混雑時は特にNGの可能性が高いです。入ることができた場合でもマナーをしっかり守りましょう。
ということで、ぽーを抱っこ+スリングで連れて行きました。
↑左が国宝に指定されている大塔、右が大伝法堂です。
大塔は立派で青空に映えます。桜の季節はきっと美しいだろうなぁ。
↑大塔。高さは40mです。秀吉に攻め入られた際にも戦火を免れ、当時火縄銃で打たれた弾痕も残っています。
↑大伝法堂。本尊に祀られている大日如来像が神々しいです。
↑重要文化財の大師堂。弘法大師空海像を本尊として祀っています。
続いては、奥の院へ。
↑この参道をまっすぐ進み、一番奥に覚鑁上人が眠っています。
そして、名勝庭園へ。
↑ここから庭園に入るのですが、犬も一緒なので中に入るのはやめておきました。
石庭が綺麗に整備されているのが外からも見えました。
↑庭園の西側には、光明殿。
向かい側には、鐘楼があります。写真は撮り忘れ。鐘楼のたたずまいを見て、なんだか中国を思い出しました。
鐘楼をくぐって道路側に降りると、敷地を抜けます。
道路の方からぐるっと回って、駐車場へ戻りました。
↑敷地内には「もみじ谷公園」もあります。紅葉の季節はきっと綺麗だろうな。
こうして、広い敷地内をたくさん散策して訪問を終えたのですが、あ、あれ~?
見どころの一つである、大門を見逃しているではありませんか💦
大門は、駐車場からさらに西側の、ぽつんと離れた位置にあったのですね。見つけられず帰ってしまいました(笑)。
写真ではとても立派で、見ておけばよかったなぁ。とほほー。次回近くを訪れたら、大門を一目見てみたいものです。
冬の静寂を求めて訪れる人はそれほど多くないと思いますので(笑)、やはり桜や紅葉の季節であればもっと風情を楽しめそうですね。
根来寺を後にして、道の駅「根来さくらの里」へ。
↑この通り、とても小さな道の駅です。産直の農産物や地元の特産品などが販売されています。左手の建物は休憩所、中で飲食できます。
↑今日もドライブ楽しかったね~🐶
道の駅「根来さくらの里」