元・ふわふわ北京日和

約6年半中国で働き、2019年4月に本帰国。北京で出会った愛犬ぽー(トイプードル×ビションフリーゼ)が相棒★中国暮らしを懐かしみつつ、日本にいながら日々思うことを。

交響楽団の舞台裏をコミカルに描く、ガエル・ガルシア・ベルナル主演ドラマ『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』

Amazonプライムオリジナルのドラマ『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』全4シーズンを観終えました。

ニューヨークの交響楽団を舞台に、人間模様を描くドラマです。面白かった!

主人公の天才指揮者ロドリゴを演じるのは、私の好きなメキシコ人俳優ガエル・ガルシア・ベルナル!彼の魅力がたっぷりで、とても楽しく鑑賞しました。彼は本作で、2016年のゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています。

 

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モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』全4シーズン(2015~2018年米)

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ローラ・カーク、バーナデット・ピーターズほか

 

歴史ある名門、ニューヨーク交響楽団に、新たに天才指揮者ロドリゴ・デスーザ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が就任する。自由奔放で我が道を行く破天荒なロドリゴは、その情熱ゆえに騒ぎを引き起こし周囲を振り回す。一流のオーボエ奏者を志すヘイリー・ラトリッジ(ローラ・カーク)はチャンスを掴もうと、交響楽団入りを目指す。

 

ニューヨーク・フィルハーモニックオーボエ奏者であるブレア・ティンドールによる自伝が原作となっており、交響楽団の裏を覗き見ているようで興味深いです。

楽団内の色恋沙汰や、限られた椅子を争うライバル関係。一流奏者たちの稼ぎや労働条件が実はあまり良くなく副業は当たり前なことといった内情。普段知ることのないクラシック界の舞台裏が、とてもコミカルでハートフル、時には切なく描かれています。

 

何と言っても、ガエル・ガルシア・ベルナル演じる天才指揮者、ロドリゴが魅力的。メキシコから来た才能あふれる指揮者で、その自由で破天荒なやり方に周りは惑わされっぱなし。しかし憎めないキャラクターで情熱的な彼は周りから愛され、楽団になくてはならない存在となります。

中年だけれど少年のような笑顔と天然さが本当に素敵で、周りは彼を放っておけないんですよね。しかし決してカリスマ性ばかりを持ち何でも上手くいくというわけではなくて、仕事にもプライベートにも悩み、苦悩を抱え、彼自身も前に進もうとしている。そんな描写がより人間性に富んでいて良かったです。

指揮者って近寄りがたいイメージを勝手に持っていたのですが、ロドリゴのキャラクターはいたってフレンドリー。通勤は自転車で、私服もラフ(キャラクターによく合っています)、誰にでもすぐ話しかける。彼のような人物がいれば、きっと敷居の高い(イメージがある)クラシックももっと気軽に楽しめそうな気がしました。

話がそれますが、私、ガエル・ガルシア・ベルナルが昔から大好きでした。スペイン語を勉強しようというモチベーションも、元をたどると彼の影響が大きいです(笑)。映画にハマり出した頃、『アモーレス・ペロス』『モーターサイクル・ダイアリーズ』『ブエノスアイレスの夜』などの彼の出演作を観てファンになりました。

しばらく彼の出演作を観ていなかったけれど、こんな素敵なドラマで再会できてとても嬉しい。彼も白髪がまじる中年に差し掛かってきたものの、少年のような表情はそのままで、魅力的な大人の男性になったのだなと感慨深くなりました。勝手に(笑)。

 

もう一人の主人公は、若い女オーボエ奏者のヘイリー。幼少の頃からオーボエを始め、一流になるべく奮闘しています。どこか自分に自信を持てずにいたヘイリーが、ロドリゴとの出会いを通じて自信をつけ、成長していきます。

ロドリゴからは、スペイン語なまりで「ハイライ」と呼ばれます。個性的なロドリゴに対し、ヘイリーはとっても普通の女の子といういで立ち。そのギャップもまた可愛らしくて良かったのかな。ロドリゴの元妻で天才バイオリニストのアナ・マリアは超絶美人の性格ぶっ飛びキャラでしたし( ´艸`)

ただ、私としては…ヘイリーが指揮をやり出してからはあまり好きではなくなってしまいました。ひたむきにオーボエで一流になりたいと頑張っている時の方が良かったな。

 

脇を固めるキャラクターもしっかり描かれていて、皆良かったです。決定的な悪役がいないというのも、安心して観ることができて、誰にでも愛着を覚えてしまいます。

楽団の理事長グロリア役のバーナデット・ピーターズは、『グッド・ファイト』でマイアの母親を演じていた人だ!

クールな美人チェロ奏者シンシア(サフロン・バロウズ)、ロドリゴの前任の指揮者トーマス(マルコム・マクダウェル)も、ストーリーを盛り上げる重要なキャラクターです。

 

また、ゲスト出演者も豪華。

著名ピアニストのラン・ラン(郎朗)や、バイオリニストのジョシュア・ベルが本人役で出演しています。

さらに、伝説のオペラ歌手役で派手に存在感を見せつけたモニカ・ベルッチには参りました。その圧倒的な美貌は健在です。

シーズン4では日本が舞台のエピソードがあり、『HEROES』のマシ・オカ加瀬亮原田美枝子らも出演しています。

 

ニューヨークを中心に、メキシコ、イタリアなど複数ロケ地があるのも楽しい。しかし、しかし…。シーズン4の日本のシーンは、なんだかなぁ~。ちょっといただけなかった(笑)。

でも、ガエルさんたちが日本でロケをしていたなんて嬉しいです。

ロケは東京や札幌で行われたそうです。渋谷のスクランブル交差点や山手線、タワーレコードなど、東京で見慣れた光景がちらほら。グロリアとトーマスがハリネズミカフェに行ったシーンでは笑いました🦔

 

アメリカのドラマって、警察、弁護士、医療、テロ、超能力などばかりで、ハラハラするけれど観ていて疲れる…。そんな人にもおすすめできるドラマだと思います。

ただ、残念ながら、シーズン4を最後に制作は終了となってしまいました。

シーズン4最後のロドリゴがこの先どうなるかが気になったので、とても残念です😢もう少し、『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』の世界に浸っていたかったな。

 

それにしても、『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』にしろ、『マーベラス・ミセス・メイゼル』にしろ、Amazonオリジナルドラマにも秀作がありますね!

Amazonプライムのコストパフォーマンスに日々感謝しております(笑)。

 

 

↓原作となったブレア・ティンドールの著書(日本語訳)はこちら