元・ふわふわ北京日和

約6年半中国で働き、2019年4月に本帰国。北京で出会った愛犬ぽー(トイプードル×ビションフリーゼ)が相棒★中国暮らしを懐かしみつつ、日本にいながら日々思うことを。

『東京女子図鑑』の中国リメイク版第2弾ドラマ『上海女子図鑑』。働く独身女性が自分で自由を掴むために

『東京女子図鑑』の中国リメイク版、ドラマ『上海女子図鑑』を観終えました。『北京女子図鑑』に続いて、優酷(Youku)が版権を購入して制作・配信したものです。 

『北京女子図鑑』はこちら↓

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『北京女子図鑑』と同様、1話約30分×全20話。こちらも現在、YouTubeではYoukuの公式チャンネルで全話無料配信中です。

YouTubeでは日本語字幕はなし、中国語字幕付きなので、中国語の勉強にももってこい。日本語では観られないと思っていたら、つい最近、北京&上海女子図鑑の日本語公式Twitterアカウントが開設され、下記の通り配信開始されているそうです!

中国語が分からない人も、ぜひイマドキ都会の中国女子を観察してみてはいかがでしょうか( ´艸`)中国ドラマ入門編としてもおすすめです。

 

『上海女子図鑑』(2018年中国)

出演:王真児(ワン・ジェンアー)、李程彬(リー・チェンビン)、李現(リー・シエン)、劉孜(リウ・ズー)ほか

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YouTubeはこちら↓

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Youku公式チャンネル内には、メイキング映像などもたくさんアップされていますよ。

 

安徽省出身で上海の大学に進学した羅海燕(ルオ・ハイイェン、王真児)が、大学卒業後も上海に残り、広告会社に就職。仕事で経験を積みながら、 出会いと別れを繰り返し、前に進んでいく姿を描きます。

 

『北京女子図鑑』を先に観ていたので、比較しながら観るのも楽しかったです。『東京女子図鑑』は未見ですが。

北京版はスタートが2008年でしたが、上海版は2003年がスタート。北京は主人公が大学卒業後に北京に移り住みますが、上海版は大学から上海にいるので、北京版の方がより変化が大きいです。

どちらが面白いか?というと、どちらも面白かったです!ネットやTwitterで両方観た人の感想を読んでみたところ、結構意見が分かれていますね~。北京派と上海派、いい感じに分かれています。やはり、北京に縁がある人は北京版に、上海に縁がある人は上海版により感情移入してしまうものですよね。

私は北京と上海のどちらにも住んでいたので、それぞれがとっても懐かしく思い入れがあります。あえて選ぶなら、北京版の方が好きです。北京の方が長く住んでいたし、主人公の変化も大きく、より感情移入できました。

上海版も面白かった!けれど、個人的には、上海版は感情移入というよりは、もっと客観的に落ち着いて観ることができた気がします。

北京版は、上京当初は外見も素朴で、その分年を重ねキャリアを積むにつれて装いの変化も大げさなくらい大きいです。一方、上海版ももちろんメイクや服装、持ち物など変化はあるのだけれど、北京版に比べて徐々に自然に大人になっていく感じかなぁ。クレジットを見て知ったのですが、上海版は、ヘアメイクをはじめ日本人スタッフが数人関わっているので、メイクや服装もより日本(というか東京)に近い印象です。派手な主張は控えて、さりげないおしゃれやオフィスに合った、控えめだけれどきっちりしているメイクなど、装いがより親近感を感じられるというか。

北京も大都会ですが、概して上海の方が洗練されていて国際的で、おしゃれ度が高いことは否めないので(笑)。そこがドラマにもしっかり反映されていましたね。

 

上海版の主人公羅海燕(Harriet)は、志望の広告会社に入社し、経験と実績を積んでいきます。その後転職、起業。仕事には忠実な努力家です。

男性との出会いは少なくないし、結構モテます。お見合いもします。しかし、仕事を優先する彼女を理解してくれる人は簡単には現れません。

海燕が良いなと思うのは、幸せな結婚を夢見るのでもなく、男性にお金をたくさん出してもらうことに意義を見出さない、自分の足でこの地で生きていくんだというしっかりした意思があるところ。それでいて、先に結婚して家庭を築く女性たちのことはちゃんと尊敬している。

結婚のチャンスもあるけれど、流されたり甘えたりせず、きちんと自分の意思で決断していけるのは、簡単なようでなかなかできないことだし。しっかり自分の意思で物事を決めて進めていける、と同時にその自分の価値観やスタイルを周りに押し付けたりしないので、良い友達にも恵まれるのかもな、なんて思いました。 

北京版ほど地元との関わりの描写は多くなかったけれど、海燕も地方出身。アラサーで実家に帰ると、「結婚はまだか」「彼氏はいないのか」「早く子どもを産まないと」などと親戚から言われるこの上ない煩わしさ、分かる分かる…😅

 

主人公の羅海燕を演じたのは、王真児(ワン・ジェンアー)。

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中国の美人に多いキツめのアジアンビューティー系とはまた違って、柔らかさや透明感も兼ね備えながら知的な雰囲気をまとった人だと思います。落ち着いた声も好印象。 仕事にまい進し、男性に依存せず自分の自由を自分で掴んでいくという自立した女性像を好演していたのではないでしょうか。

 

こちらにも北京版と同様に、主人公の目標となる先輩女性が出てきます。海燕の入社時から彼女の手本となり、その後は良き友人関係を築くScarletを演じたのは、ドラマ『遇見幸福』でメインキャストの一人だった劉孜(リウ・ズー)。彼女も綺麗な人で、女上司の役がハマっていました。こんな女性の先輩、私も欲しいな。

 

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上海の風景も懐かしく、住んでいた頃を思い出しながら観ていました。上海を象徴するあの東方明珠のある浦東の高層ビル群。プラタナス並木が続く旧租界地区。

第2話で出てきた、海燕がバイトをしているホテルは徐家匯の華亭賓館じゃない?とか、香港人の彼とのエピソードで出てきた香港料理店は思南路の人気店のあそこだ!(→こちら https://www.shanghainavi.com/special/5042876 )とか、見慣れた場所を見つけるのも楽しかったです。

上海名物とも言えそうな、公園にお見合い写真がずらーっと並び、親同士が相手を見つける場面も懐かしい。初めて人民広場であの光景を見た時は驚いたものです。

 

『北京女子図鑑』とはまた違った良さがあるドラマでした。働く独身女性はきっと、共感できる部分はあるのではないでしょうか。