元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

魔法のチョコを食べると、心が17歳に若返る!?中国のラブコメ映画『28歳未成年』

日本未公開の中国映画『28歳未成年』をネットで観ました。ラブコメにタイムスリップ要素を加えた、気軽に観られる作品です。

この映画、何年か前に中国でも観たのだけど、感想を残していなかったなぁと思って観返してみました。ラストも忘れていたし^^;

まあ忘れるくらい、ラストは「なんで?」と疑問の残る印象は拭えませんでしたが、なかなか楽しんで観ました。それに、先日観終えたドラマ『ミーユエ 王朝を照らす月』に私の好きな女優さんの一人、馬蘇(マー・スー)が出ていたのですが(魏夫人/魏琰役)、馬蘇は良かったのだけれどキャラクターとしてなんとも残念な感じだったので、もっと明るく元気な馬蘇を観たくなって思い出したというのもあり。

主演は倪妮(ニー・ニー)、彼女も好きな女優さんです。そして、あの名監督張藝謀(ヂャン・イーモウ)の娘である張末(ヂャン・モー)が監督を務めています。

 

『28歳未成年』(2016年中国)

原題《28岁未成年》

監督:張末(ヂャン・モー)

出演:倪妮(ニー・ニー)、霍建華(ウォレス・フォ)、馬蘇(マー・スー)、王大陸(ダレン・ワン)ほか

baike.baidu.com

 

YouTubeに予告編がありました↓。 

www.youtube.com

 

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28歳の涼夏(リャン・シァ、倪妮)は、付き合って10年になる彼氏・茅亮(マオ・リャン、霍建華)と同棲中。涼夏は茅亮からのプロポーズを期待しているが、茅亮は仕事ばかりに熱心で、涼夏は物足りなさを感じていた。涼夏はたまたまTVから流れてきた「若返る魔法のチョコ」のCMを見て、ついそのチョコを注文してしまう。

涼夏の学生時代からの親友である白暁檸(バイ・シャオニン、馬蘇)の結婚式に参加した涼夏と茅亮。白暁檸の計らいで、皆の目の前で茅亮にプロポーズさせる作戦を立てるが、茅亮は涼夏にプロポーズせず、仕事へと向かった。傷ついた涼夏は、先日購入した「若返る魔法のチョコ」を頬張る。

すると、外見はそのままに、28歳の涼夏はなんと心だけ17歳に若返ってしまった!

心が17歳になった”小涼夏”は、28歳の自分と世界に驚く。画家になることを夢見ていたのに、28歳の自分はその夢をあきらめ、茅亮に合わせたつまらない女になっていることを知りがっかりする。そんな中、電車の中で見かけた厳岩(イェン・イェン、王大陸)に一目ぼれし、思わず描いた彼の似顔絵スケッチが、SNSで拡散されて話題になる。それを目にした茅亮のクライアントから指名され、デザインの仕事が舞い込むように。しかし、魔法のチョコの効果はたったの5時間だった。5時間経つと、17歳の”小涼夏”は心から消え、元の28歳の涼夏に戻ってしまう。

28歳の涼夏はもう、17歳の時のような絵が描けない。しかし絵の仕事を成功させれば、茅亮の心も取り戻せるかもしれない。チョコを食べて17歳と28歳を行き来しながら、2人の涼夏の変な絆が生まれるが…。

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あまり深く考えずに気軽に観られて、なかなか楽しかったです。

ファンタジーというほどではないのだけれど、新しいタイムスリップものというか、発想が面白いなぁと思いました。

28歳の現在と、17歳の心の”小涼夏”、一人二役といえるのか分かりませんが、倪妮がうまく演じていた印象です。

馬蘇も良かった!『ミーユエ 王朝を照らす月』のモヤモヤ感が自分の中で晴れた気がします。涼夏の親友で、占い好きの個性的キャラ白暁檸。涼夏にとって、長年の親友である彼女がいてくれてどんなによかったか。

 

しかし、恋愛面は、うーん…でした(笑)。ラストもちょっと唐突だったし、もう少し肉付けがあっても良かったんじゃないかな、と思います。

ラブストーリーではなくて、涼夏の成長(?)物語として見た方がしっくりきます。

 

また、ロケ地が北京だったのも、個人的にはとっても懐かしくて親近感がわきました。

北京のタクシー、鳥巣、CCTV、三里屯SOHOと、見慣れた景色がたくさん出てきました。北京生活が懐かしいよー(´Д⊂ヽ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ネタバレコメントが下にあります↓↓)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラストで、茅亮はなぜ裸で走っていたのだろう…唐突だったし、分からなかったよー(+_+)あれはなんだかいただけない(笑)。

なぜそうなった?って突っ込まずにはいられませんでした。