元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【中国語】HSK6級を初受験した結果と振り返り

中国政府認定の中国語資格、HSK漢語水平考試)。

私は3年前の北京在住時に5級を受けたっきりで、6級も受けよう受けようと思いながら放置し、結局受けずに帰国してしまいました(;^_^A

5級の結果はこちら↓ 

minghuabj.hatenablog.com

 

しかしやっぱり、せっかくここまで身に着けた中国語はこれからも役に立てたいし、HSKの最高級である6級は持っておきたいと、ようやく重い腰を上げて申し込みました。

って、1年前にも「勉強を始めました」なんて記事を書いておいて…どれだけ腰が重いんだ、って感じですね💧 

minghuabj.hatenablog.com

だって、HSKの試験会場が日本で少ないんですもーん。中国語検定(中検)は会場が多くて、私の住む和歌山県でも開催されるのですが(※現在、コロナの関係で実施されない会場あり。詳細はHPで要確認)、HSKに和歌山会場はないんです。関西だと「阪神」とされている回が多くて、大阪か兵庫かは受験票が来るまで分からず、指定や希望はできません。大阪だとしても近いとは限らないし。ちなみに、私の受けた回は、大阪の吹田会場が指定されました。

さらに、受験料が高い!!6級は9,790円ですよ~。(※これを書いている現在)まあ中検も、1級はネット申込で9,500円と大差ないですけど。しかし中検1級はHSK6級よりもずっと難しく、私は今のところ受ける気はありません(笑)。

まあこのような言い訳をして、受験を渋っていましたが、受けるのは最初で最後にする!と決め、8月に受験したのでした。

www.hskj.jp

 

ちなみに、ご存知の人も多いと思いますが、HSKにはネット試験もあります。ネット試験の方が作文などはやりやすそうな気がしましたが、従来通り筆記で受けました。

ネット試験の公式HPは、上の公式HPと別に存在するんですね…。それぞれのページで相互リンクされてないようだし、知らない人は損しちゃいますね💦

ネット試験の公式HP↓

www.hskibt.jp

 

6級は5級と同じく、リスニング(听力)100点、リーディング(阅读)100点、ライティング(写作)100点の300点満点。5級同様合否判定はなく、スコアが出るのみです。

受験からちょうど1カ月後に、HSKのホームページで結果確認ができました。

 

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↑私の成績です。8割(240点)は取りたかったので、自分の中ではなんとかホッ、という感じです。

しかし、リスニングがダメダメですね。落としすぎ。試験後の手ごたえとしても、リスニングは過去問より難しかった気がしました。リーディングも9割は取りたかった。ほとんど、最初のパートの間違い探し(找病句)で落としたのだと思います。

合計スコアは8割という目標を達成できたものの、全然納得できない結果でした(´・ω・)

かつては6割の180点で合格となっていたので、今でも180点以上で「合格」とみなしている人も多いです。しかし私の感覚では、6割取得と9割取得では、だいぶ実力に差があるように思います。

 

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↑結果確認のページより。

 

そして試験から約2カ月後に、郵送で成績報告が届きました。

 

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↑顔写真は愛犬です🐶もちろんコラージュ(/・ω・)/

パーセンタイルランク(百分等级)を見てみると、私、リスニングは他の受験者と比べても、全く高いランクに位置しているとは言えないですね>< 悔しいなぁ~。

 

さて、試験対策は、こちらの過去問集↓を使いました。問題数も解説も充実しており、良質な1冊だと思います。

 

それと、北京にいた時に王府井の外文書店で購入したこちらのテキスト↓も。これはオール中国語。それぞれのパートの解説が非常に充実していて、とても良いです。 苦手な間違い探し(找病句)の解説もとても丁寧でありがたかったし、必須単語や成語も網羅されています。ライティングの書き方や添削例の紹介も充実しており、独学者には助かりました。

しかも私が買ったこの赤い6級のテキスト、79元。安いですよね~。日本の参考書はなぜこうも高いのか(;'∀')

日本では見つけられていないですが、中国に住んでいる人は、現地でテキストを調達するのが個人的におすすめです!

ただ、私が購入したのはもう3年ほど前になるので、現在も売っているかは不明です。

minghuabj.hatenablog.com

 

あとは、Amazonで探してみると、最近新しい6級のテキストがちらほら出ていますね。リスニング、これでもっと鍛えておけばよかったなぁ。

  

  

 

反省点と、対策の振り返りとして。

リスニングは、私は帰国してからも中国語を聞くことを日課にしており、十分耳は鍛えているつもりでいましたが、それでも足りなかったということです。スコアを見れば一目瞭然。

 

リーディングは、間違い探し(找病句)の対策ができたつもりでこれも不十分だったのが大きいです。病句、攻略したかったなぁ。悔しい~。

6級の過去問を初めて解いた時は、問題量の多さに振り回され、時間が全然足りませんでした。そこで、過去問を解く時は必ず時間を計り、解くのに時間がかかる間違い探し(找病句)は後回しにするようにしました。過去問を繰り返し時間を計って解くことで、時間が足りないということはなくなりました。

あとは語彙力、特に成語を覚えることも欠かせませんが、これは私の場合、より語彙力がものを言う中国語検定(中検)準1級を先に受けていたので、6級のための語彙力強化はあまり必要ありませんでした。

やはりリーディングでのクセモノは間違い探し(找病句)。これは正直捨てたとしても、他のパートに自信があれば、スコアが特段悪くなることはないです。しかし、ここを攻略できていれば、9割取れたのになぁと思うと、悔しさが残るのでした。

 

ライティングは、あまり力を入れては対策していません(笑)。添削してくれる人もいなかったし、でもまあどうにかなるさ、くらいに思っていたので(^^;)

それでもぶっつけ本番で臨むには自信がなかったので、直前の数日だけ対策しました。10分以内に渡された原稿を読み、内容を頭に叩き込まなければならないので、上の2冊のテキストを使って、10分以内に最低でも原稿を3回は読めるように黙読しました。そして、模範解答と解説を読み込みました。ライティング対策としてはこのくらいです。

 

最初で最後と決めて受験したHSK6級、なんとか自分の中で合格と思える結果で終わったのは良かったです。まあ、スコアには満足していませんが(しつこい(笑))。

とりあえず、HSKはしばらくは受けないと思います。しかし中国語の学習は好きなので、これからもいろんな方法で続けていきます^^

 

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