元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【大阪】縁結びとお祭りで人気の「愛染さん」~聖徳太子ゆかりの愛染堂勝鬘院(天王寺・御朱印)

お寺や神社の多い天王寺エリアにて、御朱印さんぽ。 大阪の人々から「愛染さん」として親しまれ、毎年夏の愛染まつりでも知られる、愛染堂勝鬘院(あいぜんどう しょうまんいん)さんへお邪魔しました。

この日は、四天王寺の方から歩いて行きました。安居神社も近いです。

 

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↑赤い山門が目印です。愛染まつり、私は行ったことがありませんが、毎年大変にぎわうと聞きます。今年はコロナのため、オンライン夏祭りの試みが実施されたそうです。

私が門をくぐろうとした時、通りすがりの父子が、「ここはお祭りの時来たことあるなぁ」と話しているのが聞こえて、やはり地元の人に愛されているお寺、お祭りなのだなぁと感じました。縁結びスポットとしても人気です。

 

正式名称は勝鬘院、御本尊の愛染明王への信仰と共に、愛染堂とも呼ばれるようになりました。593年に聖徳太子が創建した、古い歴史を持つお寺です。聖徳太子が開いた四天王寺に四箇院(敬田院、施薬院、療病院、悲田院)を設置し、その中の施薬院勝鬘院の始まりとされています。施薬院は、あらゆる薬草を栽培し、病に応じてあまねく人々に与えられるようにと建立されました。当時は社会福祉施設のような存在だったのですね。

(参考:愛染堂勝鬘院公式HP「HISTORY 愛染堂の歴史」)

 

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↑薬医門。赤門ということで、東大合格を目指す受験生が、合格祈願でここを通りに来るそうです。面白いですね~!👀

 

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↑薬医門をくぐりました。境内は、それほど大きくはなく、すっきりと落ち着く空間です。門やお堂の赤い色が、主張しすぎず程よい鮮やかさで好感を抱きました。

 

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↑朱塗りの金堂。1618年、徳川秀忠によって再建されました。金堂の手前、左右にいらっしゃるのは、慈母観音と慈父地蔵です。

中に入ってお参りしました。内部には、御本尊の愛染明王、そして薬師如来、勝鬘夫人、十一面観音などが祀られています。

御本尊の愛染明王秘仏となっており、私が訪れた時は見ることができませんでした。御朱印をいただく時、お寺の方が親切に、「お正月の新春ご開帳で見ることができますよ」と教えてくださいましたm(_ _)m

HPにもある通り、夏の愛染まつり期間中と、お正月の1月1日~1月7日にご開帳されているそうです。

 

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↑「写真をお撮りの方はお参りしてからご自由にお撮りください」とあり、お言葉通りお参りしてから撮らせていただきましたm(_ _)m

こちらは、西国愛染霊場の第一番札所にもなっています。

 

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↑縁結びの霊木、愛染かつら。説明書きのピンクの♡が可愛いです。二人で来ればいいのか…この日私はお一人様でした(´・ω・)

 

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↑金堂の裏手には、重要文化財である多宝塔がそびえています。予想以上に立派で、力を感じました。

 

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↑1957年に豊臣秀吉によって再建されました。多宝塔の内部には、大日大勝金剛尊と、内部壁画が収められています。普段は見られませんが、秘仏の大日大勝金剛尊は愛染まつり期間中ご開帳されるそうです。

 

写真は撮りませんでしたが、境内には他に、愛染めの霊水や腰痛封じの石、延命地蔵尊、七福神などの見所があります。

 

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↑楽しげな聖徳太子さんも( ´艸`)

 

御朱印をいただきました。書置きのみです。

 

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↑2種類いただき、帰宅後御朱印帳に貼りました。左が西国愛染霊場第一番の御朱印、右が聖徳太子御遺跡霊場御朱印です。金の特別御朱印もありました。

 

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↑愛染堂の前には、愛染坂。

 

それほど広くはないものの、聖徳太子に始まる歴史を持ち、見所も多い、素敵なお寺でした。すっきり綺麗な境内で、お寺の方にも親切に対応していただき、ほっとできる場所でした。

この日はほとんど参拝客がいませんでしたが、次はぜひ、賑やかな愛染まつりを体験しに伺ってみたいです。

 

 

愛染堂勝鬘院

住所:大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町5-36

www.aizendo.com