【和歌山】高野参詣道「三谷坂」の起点、大イチョウが美しい丹生酒殿神社(かつらぎ町・御朱印)
丹生酒殿神社は、「にうさかどのじんじゃ」と読みます。
高野山へ徒歩で参詣する高野参詣道の一つ「三谷坂」の起点となっており、丹生酒殿神社境内を含む三谷坂は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に2016年追加登録されました。
そしてもう一つ、私が来てみたかった理由は、神社境内にある大きなイチョウの木🌳!
↑鳥居前から見ても圧倒される、大きな大きなイチョウの木。スマホのカメラと私の腕では収まりません。
↑愛犬ぽーとイチョウの木🌳イチョウの葉っぱに近づいてみたけれど、ぽーも私も全然届きませんでした(笑)。
↑境内を 黄に敷きつめて 大いちょう。
そうなんです。私たちが訪れた11月中旬は、まだ見頃には少し早く、葉っぱは黄色に色付き始めくらいで落葉もあまりしていませんでしたが、11月下旬から12月の見頃の時期は、境内が黄金色のイチョウの絨毯で敷きつめられて、それはそれは綺麗なのです♡
あと1、2週間経てば、そんな素敵な光景が見られるはず!
大イチョウに圧倒された後は、参拝して境内を散策します。
↑手水舎。木の年輪(モチーフ)に囲まれた蛇口が可愛らしいです。
↑御由緒。創建はよく分かりませんが、その起こりはやはりとても古いもののようです。丹生都比売大神(にうつひめおおかみ)が木の川(紀の川)の水で酒を醸して奉られたことが、丹生酒殿神社の名前の由来とされているそう。
丹生都比売といえば、先日訪れた、同じくかつらぎ町にある丹生都比売神社ですが、1935年(昭和10年)に丹生都比売神社の摂社として合併され、戦後独立し現在に至る、とのこと。
↑拝殿、奥に本殿。普段は無人のようで、社務所は開いていません。
↑こちらでお参りします。
↑台風の大きな被害を受け、修復されたそうです。
↑無人ですが、こうして書置きの御朱印を拝受することができます!私ももちろん、ありがたく頂戴しました。初穂料は「心」のお賽銭箱に納めます。
さて、丹生酒殿神社の裏に、「鎌八幡宮」という境内社があります。こちらも見逃せません。
↑この先へ進みます。
↑「ハチに注意」にビビります💦夏じゃなくてよかった~。
↑鎌八幡宮の鳥居と手水舎。
鎌八幡宮は、鎌が刺さった御神木をお祀りしていると聞き、ぜひ見てみたいと思っていました。
↑こんな「お願い」が。怨恨込めて鎌を刺すわけではないのですよ、と。何か恨みがあって、不適切な祈祷をする人が以前いたのでしょうか…ブルブル
実際御神木を目にして、びっくり!
↑こちらです。小さな鳥居の向こうには…
↑たくさんの鎌が、御神木のイチイガシに刺さっています!これには驚きました。
御神木自体はそれほど大きくはないものの、強烈な印象が残る光景。鎌が深く入っていくと願いが叶い、鎌が落ちてしまうと願いは叶わないのだそうです。
しかし現在は、御神木の保護のため、鎌を刺しての願掛けは行われておらず、絵馬による願掛けのみとなっている、とのこと。
(参考:丹生酒殿神社 - Wikipedia)
↑本殿の隣に鎮座する、境内社の榊山神社。第二次大戦で亡くなられた英霊を祀っています。
大きな神社ではありませんが、大イチョウに癒され、鎌八幡宮に驚き、とても有意義な参拝となりました。
これからのイチョウの見頃、黄金色の絨毯で境内が敷きつめられる光景も見てみたいです。
イチョウが散ってしまうまでは、夜のライトアップも行われています。
↑いただいた御朱印です。普段は無人の神社ですが、日付は月まで書かれていて(〇日は自分で書き入れます)、決して印刷ではなく、一枚一枚朱印が押され丁寧に書かれているのがとても嬉しい。
御朱印もそうだし、境内も綺麗に整備されていて、気持ちの良い神社でした。無人とはいえ、氏子さんや地域の方々の手で守られ、愛されている神社なのだなと感じました。
↑鳥居の外にある、三谷坂の案内。
丹生都比売神社に参詣し、町石道に合流するルートです。私は歩いて行く自信は全然ありません😅
丹生酒殿神社