元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【大阪】聖徳太子御廟所のあるお寺 叡福寺(太子町・御朱印)

先月、大阪の南河内郡太子町にある叡福寺へ行きました。聖徳太子の御廟所(お墓)がここにあることを知って、ぜひ行ってみたい!と、電車とバスを乗り継いでぶらり。

近鉄長野線喜志駅で降り、バスに乗ります。

 

f:id:minghuabj:20201031001541j:image

↑喜志駅前に立つ、「聖徳太子御廟」と「小野妹子之墓」の石碑。お恥ずかしながらつい最近まで知らなかったのですが、ここ太子町は聖徳太子御廟だけでなく、敏達天皇陵、推古天皇陵、用明天皇陵、孝徳天皇陵、小野妹子のお墓など、多くの古墳や墓所がある、古くからの歴史が感じられる町なのですね。びっくり!

 

喜志駅から金剛バスに乗り、叡福寺へ。ちなみに、金剛バスは交通ICカードが使えませんでした💧早く対応してもらいたい…。(※2020年10月時点)

 

f:id:minghuabj:20201031001525j:image

↑「聖徳太子御廟前」のバス停で下車。バス停はお寺の目の前です。

この日は雲一つない晴天で、青い空に可愛い太子くんのバス停が映える写真を撮ってみました。ふふ。

 

f:id:minghuabj:20201031001552j:image

↑来年、2021年は聖徳太子没後1400年の年。「聖徳太子1400年御遠忌」として、さまざまな催しが開催されるそうです。その頃また来てみたい!くれぐれも、コロナが長引いて行事が中止になってしまうなんてことにならないよう、祈るばかりです。

 

f:id:minghuabj:20201031001742j:image

↑バス停を降りると、目の前には立派な南大門が見えます。手前には「聖徳皇太子磯長御廟」の文字が。叡福寺の山号は磯長(しなが)山です。

 

f:id:minghuabj:20201031002046j:image

f:id:minghuabj:20201031001933j:image

↑「聖徳廟」の文字。写真には入っていませんが、左右に金剛力士像が安置されています。

 

f:id:minghuabj:20201031001922j:image

↑南大門をくぐると、ゆったりと綺麗な境内が広がります。思ったより大きなお寺です。

 

f:id:minghuabj:20201031002010j:image

↑手水舎。

 

f:id:minghuabj:20201031002032j:image

↑縁起。

叡福寺は、推古天皇30年(622年)旧暦2月22日(太陽暦4月11日頃)、太子が49歳で薨去された後、前日に亡くなった妃 膳部郎女(かしわべのおおいらつめ)と、2か月前に亡くなられた母 穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后と共に埋葬され、推古天皇より方六町の地を賜り、霊廟を守る香華寺として僧坊を置いたのが始まりです。
神亀元年(724年)には聖武天皇の勅願により七堂伽藍が造営されたと伝えられます。

(叡福寺HP「叡福寺と聖徳太子」より)

叡福寺にある叡福寺北古墳(磯長廟)には聖徳太子聖徳太子の母、聖徳太子の妃が埋葬されているとされます。聖徳太子自らが廟所としてこの場所を選定したといわれています。後に、空海親鸞、一遍、日蓮などの名僧も、太子を敬いこの寺を参拝したそうです。

また、「上ノ太子」とも呼ばれ、「中之太子」(野中寺・大阪府羽曳野市)、「下之太子」(大聖勝軍寺・大阪府八尾市)と共に、三太子の一つに数えられています。

 

f:id:minghuabj:20201031001842j:image

↑南大門から入ってすぐ、左手側にある宝塔。重要文化財です。

 

f:id:minghuabj:20201031001946j:image

↑金堂。

 

f:id:minghuabj:20201031001906j:image

↑こちらでお参りします。御本尊は如意輪観音坐像。

 

f:id:minghuabj:20201031001856j:image

愛染明王不動明王も祀られています。

 

f:id:minghuabj:20201031001958j:image

↑おびんづるさんにも、ご挨拶。

 

f:id:minghuabj:20201031002259j:image

↑境内をさらに進みます。この奥の階段を上った先に、聖徳太子の御廟があります。

 

f:id:minghuabj:20201031002317j:image

↑こちらが、聖徳太子御廟。宮内省管轄です。もちろん、この先には入ることはできません。

 

f:id:minghuabj:20201031002408j:image

↑ここのあの聖徳太子が眠っているのだろうか…と思うと、何とも不思議で厳かな気分に包まれました。参拝客も少なかったので、静寂の中、しばしここに立っていました。

御廟の手前には、上の御堂があり、聖徳太子摂政像が祀られています。

 

f:id:minghuabj:20201031002332j:image

聖徳太子御廟から、境内を見渡します。

 

境内にはその他にも、弘法大師堂や念仏堂、聖霊殿など、多くの建造物があるのですが、聖徳太子御廟の前で胸がいっぱいになってしまい、写真を撮り忘れてきちゃいました。

また、金堂の隣には宝蔵があり、こちらは拝観料200円で見ることができますが、見ずに帰ってきてしまいました。見ておけばよかったな。叡福寺所蔵の貴重な彫刻や書画などが展示されているそうです。

 

御朱印帳と御朱印をいただきました。事前にオリジナル御朱印帳があることを知って、絶対欲しい!と思っていたのです☆

 

f:id:minghuabj:20201031002353j:image

↑こちらが、拝受した御朱印帳。聖徳太子が描かれています。元々何色か用意されていたようなのですが、私が訪れた時は、在庫がこの赤と緑の2色のみでした。

御朱印帳の紙質もとても良い(気がします)。真っ白ではなくて、ちょっとクリーム色っぽいというか、くすんだ感じの黄身がかった色味が、なんとも素敵。これを書いている時点で既に数ページ御朱印を書いていただきましたが、今のところ墨が裏ににじんだりはしていません。

 

f:id:minghuabj:20201031002247j:image

↑1ページ目に御朱印をいただきました。

御朱印帳も、こちらの御朱印も、とっても気に入っています♡御朱印帳、大事に使わせていただきます。

叡福寺はいくつかの巡礼札所になっており、御朱印も数種類あるようです。

 

ゆったり広々とした、心が落ち着く境内で、聖徳太子の時代に思いを馳せ、何だか胸がいっぱいになりながらお寺を後にしました。何だろう、この気持ち(笑)。

来年は1400年御遠忌もあることですし、またぜひ再訪したいです。

 

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by sayakans (@sayakans_bj)

www.instagram.com

 

叡福寺

住所:大阪府南河内郡太子町太子2146

eifukuji-taishi.jp