【和歌山】首から上だけの大仏様がインパクト大!無量光寺(和歌山市・御朱印)
和歌山市で御朱印巡り。和歌山城から南にトコトコ歩いた所にある吹上という地区には、お寺がたくさんあります。宗派もさまざま。
「和歌山西国三十三カ所」の札所になっているお寺も多いです。
ここに来たのは、ぜひとも行ってみたかったお寺さんがあるから。
無量光寺というお寺です。
↑和歌山市保健所の近くです。山門は、寺町通りの一本南の通り沿いにあります。浄土宗のお寺で、御本尊は阿弥陀如来。
「禁殺生」「禁葷酒肉」の石碑に、身が引き締まります(`・ω・´)
↑山門をくぐって、お邪魔します。
↑こぢんまりとした境内は、よく手入れされていて、落ち着きます。この日は週末でしたが、私以外に参拝者はいませんでした。
…って、あれ?写真左の方に、大きなお顔が見えますね~。
↑でーん!!こちらが、知る人ぞ知る無量光寺の「首大佛」様です!
その名の通り、首から上だけの大仏様。その存在を知ってから、ぜひとも拝みに伺いたいと思っていたのでした。
事前に写真で見て知ってはいたものの、実際目にするとかなりのインパクトです!
これまで奈良や鎌倉など、大仏様を実際に見たことはありましたが、基本は全身ですよね。それが、首だけで、まさに私たちの目線の高さでそのお顔がどーんと鎮座されているわけです。迫力があります。
他に人もいないので、大仏様をまじまじと見放題で拝見させていただきました👀
↑横顔。お耳も大きいです。
↑後頭部。一つ一つの螺髪も大きいです。
↑首大佛様(おぼとけさま)の縁起。
元々は、大福寺というお寺の大仏でしたが、初代の大仏は火災で焼失。2代目の大仏を制作するにあたり、鎌倉大仏を目標にとまずお首だけが鋳造されました。しかし、大福寺にはその経済力がなく、巨額の費用がかかるため断念。1854年(安政元年)の大地震で大福寺は全壊し廃寺となりました。そして、首大佛はここ無量光寺に安置されるようになったとのことです。
(参考:無量光寺の首大仏 - Wikipedia)
Wikipediaによると、この首大仏像は約3mあり、もし座像が完成していたら約13mになっていたと推定されるのだとか。幻となってしまった全身のお姿を想像すると、かなり大きなものになっていたでしょうね。
首から上のことなら叶えてくれるといわれ、受験生が合格祈願に参詣したりもするのですって。首から上、となると、ボケませんように、とか、頭皮が健康でありますように、とか、顔が衰えませんようにとか、いろいろお願いしたいことがあるのですが、欲張ってはいけませんよね(笑)。私は頭痛持ちなので、頭痛が改善されますように、と手を合わせてきましたm(__)m
↑徳本上人像。無量光寺は1829年(文政12年)、紀州藩10代藩主徳川治宝の命により、和歌山県日高郡出身の名僧徳本の遺徳を偲んで建立されました。
御朱印をいただきました。今はコロナのため、書置きのみの対応で、対面受付もされていません。箱の中に置いてある書置きをいただき、300円を収めてきました。
↑御朱印にも首大仏様!こちらもインパクトがあります。日付はなしです。
和歌山西国三十三カ所の第8番札所でもあります。
ずっと拝見したかった首大仏にお目にかかれて、しっかりご利益を授かれた気がします。和歌山城付近の観光の際には、こちらにも足を延ばすと面白いかもしれません。