元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【和歌山】大伴氏ゆかり&”吉宗公拾い親”の神社、刺田比古神社(和歌山市・御朱印)

和歌山市御朱印巡り。和歌山城から南に歩いてわりとすぐの所に鎮座する、刺田比古神社(さすたひこじんじゃ)に参拝しました⛩

和歌山城と、無量光寺恵運寺のある吹上地区とのだいたい中間くらいの位置にあります。

住宅街の中にあり、それほど広くはないものの、温かくてとても落ち着く神社でした(*^-^*)

 

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↑鳥居。

 

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↑ピーンと伸びた参道が気持ちいいです。

 

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↑ご由緒。岡の宮と呼ばれていたこともあるそうです。

御祭神は、道臣命(みちおみのみこと)と、大伴佐氐比古命(おおとものさでひこのみこと)です。道臣命をご祭神とするのは、藤井寺市伴林氏神社と同じですね!道臣命は大伴氏の祖先神、大伴佐氐比古命は道臣命の十世孫。

神社名には「刺田比古」とあるのですが、刺田比古は道臣命の父。ご祭神は道臣命、あれれれ、どういうことだろう??と気になったところ、資料がほとんど残っておらず推測にはなりますが、神社の方の見解ですと、道臣命あるいは大伴佐氐比古命以前の祖先神として刺田比古命を祀ったと考えられる、とのことです。

(参考:刺田比古の由来|刺田比古神社 岡の宮 -和歌山城鎮護- 公式ウェブサイト刺田比古神社 - Wikipedia

 

また、こちらは「吉宗公拾い親」の神社とも言われています。私は全然知らなかったのですが、神社公式HPによると、

徳川吉宗公(有徳公)は貞享元年(1684年)10月24日、紀州藩2代藩主徳川光貞の第4男として、和歌山に生まれた。しかし誕生と同時に、和歌山城南西隅にある扇の芝(和歌山城 追廻門付近)に捨てられた。そのさい吉宗公の産土神である刺田比古神社の神主岡本周防守長諄が拾い親となった。長諄は箕と箒で吉宗公を拾い、家老加納五郎左衛門にあずけたという。これらの行為は厄払いの行事であり、本当に捨て子にされたわけ ではない。厄年に生まれた子供は、捨て子にすれば丈夫に育つという風習があったためである。光貞公は、自身の産土神でもある岡の宮神主に子供を拾わせることで、神からの贈り物としたのである。

吉宗公との関わり|刺田比古神社 岡の宮 -和歌山城鎮護- 公式ウェブサイトより)

とのこと。へぇぇ~!

 

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↑参道を歩いていると、神馬さんが。吉宗公の御愛馬、とあります🐎

 

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↑そして、岡の里古墳という古墳が。えっっ、ど、どこに古墳が??

…塀の裏の山に古墳があります。古墳時代後期(6世紀頃)のものと推測されるそう。誰の古墳かは分からないようですが、人骨や土器などが出土しているとのことです。

 

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↑ピンクの可愛らしい拝殿です。

 

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↑拝殿の正面が素敵に見えて、近くでも写真を撮らせていただきました。こちらでお参り。

 

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↑拝殿・本殿の左側には、小さく並んだ摂社と末社ががずらーり!たくさんの神様が祀られています。それぞれの小さなお社に、ちゃんと石で道が作られているのがなんだか可愛らしくて、ほっこりしちゃいました。

 

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↑大きな御神木、楠龍発達社。商売繁盛と家業繁栄の神様だそうです。お隣には、応神天皇須佐之男命が祀られていました。

 

参拝を終え、御朱印を拝受します。宮司さんらしき方が親切に対応してくださいましたm(__)m

 

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↑こちらは、月替わりの限定御朱印です!こちらの神社に限定御朱印があることを知らなかったので、嬉しくて迷わずいただきました。書置きです。和歌の解説の紙も同封してくださいました。

さらに、下に置いた金の小さなお守りは、大黒様とえびす様で、御朱印をいただいた際に一緒に渡してくださったものです。ありがとうございます♡大切にお財布に入れています。

 

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末社の弁財天社の御朱印もいただきました。私はてっきり、弁財天社は境内にたくさんあるうちのどれかだと思い込んでいたのですが、調べたら弁財天社は実は別の場所にあって💦現在は、岡公園内に鎮座しています。

参拝の上御朱印をいただくべきなのに、岡公園の方に行かずに帰ってしまいました😵すみません~( ノД`)

これも、次回また来なさいとというご縁だと捉えて、次はきちんと足を運ばせていただきます!

 

派手ではないけれど、また来たくなる、落ち着ける神社でした。月替わりの御朱印も楽しみだし、また寄らせていただこうと思います。

 

 

刺田比古神社

住所:和歌山県和歌山市片岡町2丁目9

okanomiya.com