元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【大阪】2021年は開創1200年!”日本三不動の一”といわれる瀧谷不動尊(富田林市・御朱印)

大阪の富田林にある、瀧谷不動尊(たきだにふどうそん)へ行きました。

近鉄長野線滝谷不動駅から、徒歩15分ほど歩いて到着。 

 

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↑こちらから入りました。私は駅から行ったので、一番近いこの入口から入ってしまいましたが、もっと奥に歩けば山門がありました。

 

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瀧谷不動尊は、正式な寺号は「明王寺」ですが、山号の「瀧谷山」にちなみ「瀧谷不動尊」の名が有名です。眼病平癒と厄除け、商売繁盛などに特にご利益があるとされています。

821年(弘仁12年)に、空海が開いた道場だそうで、ここも弘法大師空海ゆかりのお寺なんですね。知りませんでした~。

御本尊は不動明王重要文化財です。普段は非公開ですが、毎月8日、18日、28日にご開帳されています。ご開帳の日にまた行かなくては!日本三不動の一つとも言われています。(諸説あり)

特に毎月28日はお不動さまのご縁日で、とりわけ賑わうとか。滝谷不動駅からお寺までの道路が歩行者天国になり、道には露店も出るそうですよ。

※現在はコロナの関係で、どうなっているかは分かりません。

(参考:「ご縁日 - 年間行事 | 瀧谷不動尊」)

 

境内は主に2つのエリアに分かれています。私が入ってきたのは道を挟んで北側のエリアで、こちらに本堂や多宝塔、寺務所などがあります。

 

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↑手水舎と、その右には子安地蔵尊、奥には弁財天が祀られています。手水舎はコロナのため、使えなくなっていました。

 

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↑鐘楼堂。

 

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↑本堂。

 

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↑この先に、不動明王さまがいらっしゃいます。こちらでしっかりと参拝。

ここでは毎日お護摩祈祷が行われており、この日も中で多くの人が祈祷を受けていました。内部は撮影禁止です。

また、本堂の隣の法楽殿は、交通安全祈願殿となっており、お祓いを受ける車がずらりと並んでいました。

 

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観音堂

 

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↑寺務所の前に、こんな蛇口が👀御加持水です。

 

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↑ありがたい水です。私も一杯いただこうと思いましたが、他に誰もやっていなくて、コロナも気になるし、遠慮しておきました😅次はぜひいただいてみたいです。

 

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↑本堂の裏には鳥居が。この山道を登っていきます。

「イノシシ注意」の案内があって、ちょっとビビりながら…🐗「イノシシよ、出てくるんじゃないぞ」と心の中でつぶやいておりました😅

 

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↑途中に、鎮守社があります⛩

 

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↑そしてその先には、多宝塔!まだ新しいなぁと思ったら、昭和59年の建立だそうです。

 

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↑多宝塔からの景色。富田林を含む南河内は、自然が多くのどかな光景が広がっています。賑やかで都会といった大阪のイメージとは、ちょっと違いますよね。

 

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↑こちらから入るのが正しかったのかな?まだ綺麗な山門です。

さて、この山門を出て、道を挟んで南側のエリアへと移動しました。

 

南側には広い駐車場があります。

駐車場に面しているのが、この明王殿。

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↑ここもピカピカで新しいですね。平成23年の建立です。

お正月時期の交通安全祈願殿にもなっています。

 

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↑坂を下っていくと、一願不動堂があります。水掛不動尊が祀られています。

 

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↑その先には、瀧行堂と瀧不動堂があります。石像不動尊を祀るお堂です。

 

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↑写真だと見えづらいですが、小さな滝が流れています。

 

そしてここでは、「身代わりどじょう」という、何ともユニークで珍しい願掛けができます。

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↑1杯200円。このずらりと並んだ缶の中には、どじょうさんが入っていますよ👀

 

これは一体何かというと…。

当山のお不動さまは、昔から色々のご利益があると云はれているが、その中でも特に眼病にご霊験があらたかな事が伝えられている。そしてお不動さまに目を助けてもらおうとお願いするときに、どじょうを持って参り、これを瀧谷の川に放って、お不動さまにお願いすれば、このどじょうの目が自分の目に代わって、身代わりとなり、自分の目を明けてもらえるという信仰があるからである。

 瀧谷の川に放ったどじょうが身代わりになって、自分の目を助けてもらうという信仰は今も生きていて、瀧行場には何時もこの放生の為のどじょうが用意されていて、毎月二十八日などにはこれを川に放ち、祈願をこめて帰る人も多い。もっとも最近では、お願いは眼病平癒に限らず、色々のお願いでも皆このどじょうを放つ人が多いようである。

(「どじょう不動 - 霊験記 | 瀧谷不動尊」より)

どじょうを川に放ってお願いすると、どじょうが身代わりになって、自分の目を助けてもらえるという信仰からきているのだそうです。へぇ、面白い!

私も、やりましたよ~。

 

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↑私のどじょうちゃん。写真ではボケていますが、元気に動いています。

動画も撮ったんですけど、はてなブログには動画が貼り付けられないので、インスタグラムにアップしました(それもブレブレ💧)。

このどじょうちゃんを、下の川に放ちます。しかし、私のどじょうちゃんはなかなか感から出てこないし、川に飛び込んだ瞬間が分からなかったしで、なんだかスムーズにいかず(笑)。これでもご利益があるのだろうか、なんて、願掛けしながらも前途多難な予感がソワソワしてしまったのでした😅いや、スムーズにいかないからこそ、困難があっても乗り越えられるということかなと、前向きに前向きに捉えることにします(笑)。

 

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↑この上にも見所がありますよ。

 

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↑惣拝所。西国三十三所のミニ霊場巡りの拝所です。階段を上がると…。

 

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↑ガラスの向こうには、ブロンズの観音様が!両側のステンドグラス風な曼荼羅が素敵です。

 

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西国三十三所堂。西国三十三所の御本尊を祀っています。

 

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↑ずらーり。私もまだ、ほとんどのお寺に行ったことがありません。

 

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↑一番上には、三宝荒神堂。

 

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三宝荒神堂から北を望むと、多宝塔が綺麗に見えます。

この風景が気に入り、周りに誰もいない中、しばらく眺めていました。

 

いただいた御朱印です。

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↑中央の墨書きは「阿遮羅殿」と書かれています。これは、「不動明王のいらっしゃる宮殿」という意味なんですって。

(参考:「授与品・その他 | 瀧谷不動尊」)

また、今年2021年は、開創1200年にあたる年。右上には「開創壱千弐百年」の印も押されていて、今年ならではの特別感が嬉しいです♡

ちなみに、御朱印をいただいた寺務所内部はピカピカで、お寺というよりどこかのオフィスのようでした💦

 

1200年の歴史あるお寺ながら、新しいお堂が多くて、明るく足を踏み入れやすい雰囲気の場所でした。

次は、28日の縁日に来てみたいです。 

 

 
 
 
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滝谷不動尊

住所:大阪府富田林市彼方1762

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