【大阪】仁徳天皇を祀る高津宮。歴史と文化が根付く、都会の癒しスポット★(中央区・御朱印)
大阪市中央区にある、高津宮(こうづぐう)を訪れました。地下鉄谷町線谷町九丁目駅から近く、私は藤次寺から歩いて到着。
↑こちらの鳥居をくぐり、表参道を進みます⛩
↑参道脇にある、北野恒富筆塚。北野恒富(きたのつねとみ)は、明治~昭和前期の日本画家で、この近くに住んでいたそうです。
↑この石段の向こうに、拝殿・本殿が見えます。
高津宮の主祭神は、仁徳天皇。右座に履中天皇と葦姫皇后、左座に応神天皇と仲哀天皇、神功皇后を祀っています。
仁徳天皇は難波高津宮に遷都し、この一帯と非常に縁の深い天皇ですね。
そして、866年(貞観8年)、清和天皇の勅命により難波高津宮の遺跡が探索され、その地に社殿を築いて仁徳天皇を祀ったことが、高津宮の創建となっています。ここにも長い歴史が根付いているのですね。
1583年(天正11年)、豊臣秀吉が大阪城の築城に際し、比売古曽神社の境内(現在地)に遷座しました。
戦災により、建物はほぼ焼失してしまいました。その後、1961年に再建されました。
(参考:「高津宮「御祭神・由緒」)
↑拝殿・本殿。こちらで参拝を。
内部にはさまざまな写真や資料が展示されており、中に入って見ることができます。
歌舞伎や落語などの芸能とも縁が深いようで、七代目市川染五郎さんなど、ここで成功祈願を行った歌舞伎役者さん達の写真とサインが飾られていました(*^^*)
↑カッコいい狛犬さん。ちょうど桃の節句だったので、お雛様が飾られていました🎎
境内には、摂末社も多くあります。
↑朱塗りの鳥居が立ち並ぶ、高倉稲荷神社。とても綺麗にされています。
↑お稲荷さんなので、狐がたくさん。皆目つきが鋭いです🦊
↑赤色に囲まれた内部も、綺麗にされていてとても気持ちがいいです。
高倉稲荷神社の手前には、安産守護の安井稲荷神社があります。
↑高倉稲荷神社のそばには、下へと続く階段が。ん、何ナニ?
↑こんな風に、崖にちょこんと小さな鳥居が!このミニ鳥居、可愛いです⛩
そして、こちらと下の写真は、陰陽石、ですね。
↑こちらも。
さらに下った所には、谷末社。野の神、商業神、山の神が祀られています。
こんな風に、崖の下に末社があるなんて、面白いなぁ。
↑本殿の左隣。こちら側には、絵馬堂を挟んで2つの坂があります。
↑一つは、相合坂。縁結びの坂です。男女がそれぞれ左の階段と右の階段から上り、途中で合流します。合流地点でうまく会えたら、2人の相性は良い、ということだそうで( ´艸`)
↑こちらは、西坂。縁切り坂!ここを上って悪縁を断ちましょう(/・ω・)/
↑面白かったのが、こちら。何の工事だろうと思ったら、井戸を掘っているのだとか(゜o゜)そして、「お手伝い大歓迎!」いいですね~。今の世の中、井戸掘りに携わることができるなんて、なかなか貴重な機会かもしれません( ´艸`)
また、境内には、「高津の富亭」という建物があり、ここでは落語会や各種イベントが開催されている様子。さらに、「富亭カフェ」というカフェが併設されていました。時間があれば、ここのカフェでひと休みしたかったです☕
高倉稲荷神社の御朱印もあるそうで、次回いただこうっと。
そうそう、高津宮は、梅のスポットでもあります。今回はじっくり見られなかったので、また来年かな。
行く前はあまり知りませんでしたが、長い歴史と見所のある、都会のオアシスのような落ち着く神社でした。
高津宮
↓この本でも、高津宮が掲載されています⛩