元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

チャオ・リーイン主演の歴史アクションドラマ『楚喬伝~いばらに咲く花~』

中国ドラマ『楚喬伝~いばらに咲く花~』を、Amazonプライムで観終えました。中国の超人気女優、趙麗穎(チャオ・リーイン)主演の歴史ドラマです。

大ヒット作だけあって、なかなか面白かったです。途中止まらなくなって、ノンストップで観ちゃいました。ただ、流血や残酷なシーンは多いし、ラストの終わり方は「えっ!?」って感じだったし、私の中では手放しで大好き!というわけではない位置づけですけれどね。

 

『楚喬伝~いばらに咲く花~』(2017年中国)

原題《楚乔传》

出演:趙麗穎(チャオ・リーイン)、林更新(ケニー・リン)、竇驍(ショーン・ドウ)、李沁(リー・チン)、鄧倫(ダン・ルン)ほか

baike.baidu.com

Amazonプライムでの視聴はこちら↓。全58話です。 

Amazon.co.jp: 楚喬伝~いばらに咲く花~(字幕版)を観る | Prime Video

 

予告編↓

youtu.be

 

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南北朝時代西魏。戦乱の世で困窮した民は奴隷として駆り立てられ、奴婢の命は軽んじられていた。記憶を失った奴婢の少女・荊小六(けいしょうろく/ジン・シャオリウ、趙麗穎)は、貴族の息子たちの娯楽”人間狩り”のために他の奴婢の少女たちと共に狩場へ連れて行かれる。残酷な人間狩りで、ただ一人だけ生き残った小六は、有力貴族の宇文玥(うぶんげつ/ユーウェン・ユエ、林更新)の屋敷に仕えることになる。

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架空の物語ですが、一応大まかな時代設定はあるんですよね。西魏、となっていますから。ということは、『独孤伽羅~皇后の願い~』の一つ前の時代、と考えていいのかしら?まあ、独孤伽羅はわりと史実を取り入れているのに対し、楚喬伝はファンタジーですけれどね。

 

Amazonプライムでは、レイティング(年齢制限)がかかっていない「NR(No Rated)」になっているのですけど、いいんですかこれ(笑)。結構残酷な流血シーンは多いし、凌辱もありますから(直接的なビジュアルはないものの)…。

第1話から、人間狩り、ですよ(+_+)貴族の息子たちは奴婢の命を虫けら同然に扱い、逃げ場のない狩り場で、彼女たちに矢を放って命中させるという遊びをするんです。矢だけではなくて、狼まで放つ。もちろんこんな状況で、生き残れるわけがありません。

私は第1話のこのシーンを見て、悪趣味すぎるというか、言葉は悪いけれど「胸糞悪い」ムカつきを覚えて、見るのをやめようかと思いましたよ💦

まあそれでも、評判が良いので見続けていたら面白くなってハマったんですけれどね。

宇文懐(うぶんかい/ユーウェン・ホアイ、王彦霖)や趙西風(ちょうせいふう/チャオ・シーフォン、金瀚)ら、門閥のどら息子たちは本当に腹立たしかったです。

 

そんな中で、2人の貴公子が荊小六に近づきます。一人は宇文玥。他のどら息子たちとはつるまず、ポーカーフェイスで与えられた仕事を黙々とこなす有能な人物です。小六は宇文玥に仕えることになり、星児(せいじ/シンアー)という名を与えられます。星児に素質を見出した宇文玥は、剣や格闘の訓練をさせます。

↑林更新演じる宇文玥。よく見る若手イケメン俳優のような雰囲気ではなくて、どことなく渋くてクール。趙麗穎とお似合いでカッコ良かったです。

 

もう一人は、燕洵(えんじゅん/イェン・シュン、竇驍)。西魏と友好関係を結んだ燕北国から、燕北が謀反を起こさないようにと人質で幼い頃長安に送られた、燕北首領の息子です。

彼は他の貴族のどら息子たちとつるんではいるものの、小六のことが気になります。そして、平和に過ごしていた燕洵に悲劇が降りかかり、彼は復讐の鬼として生きることに…。

↑竇驍演じる燕洵。竇驍さんは、デビュー作の映画『サンザシの樹の下で』で観て以来のお久しぶりです。すっかりカッコよくなりましたね~!

後半、笑顔がなくなった燕洵がとても不憫でした。怖さを出すためか、アイメイクまでしてましたよね…。

 

小六は、自分が実は楚喬(そきょう/チュー・チャオ)という名前だった過去を思い出します。宇文玥の訓練を受け、戦闘力を身に着けた楚喬は、乱世の権力争いに巻き込まれて過酷な運命に身を投じます。

演じる趙麗穎は、中国では超人気女優なので名前と顔は知っていましたが、出演作を観るのはこれが初めて!とっても可愛らしく綺麗な女優さんです。華奢なスタイルながら、アクションシーンは圧巻で、すごく努力と特訓を重ねたのだろうなと思いました。様になっていましたよ。

 

もう一人の主要な女性キャラクターは、皇帝の娘である元淳(げんじゅん/ユエン・チュン、李沁)。子供の頃から一緒に育った燕洵に思いを寄せています。この皇女がもう、やたらとイライラさせてくれました(笑)。

そして、鄧倫がチョイ役で出ているのにびっくり。彼は主役クラスの俳優だと思っていたけれど、この頃はそうでもなかったのかな?

あと、『家族の名において』の斉明月役だった孫銥(スン・イー)さんもチョイ役で出ていました。

 

権力争い、恨みに嫉妬、復讐と、血が絶え間なく流れるなかなかハードなドラマでしたが、展開が気になって面白く鑑賞できました。恋愛要素も、感情面はわりと丁寧に描かれていますが、ラブシーンはとても少ないです。

シーズン2の噂もあるようですけれど、どうなんでしょう~。あまり期待せずに待ちます(笑)。

 

 

~以下ネタバレ含みます~

 

 

 

 

 

 

 

やはりあのラストは…あの終わり方、「えっ、ちょっと待って!これで終わり!?」って、なりますよね~!

ちょっとブツ切りすぎなんじゃないでしょうか(+o+)

宇文玥の忠実な部下である月七(げつしち/ユエチー、邢昭林)もラスト直前で力尽きてしまいました😢。彼結構好きだったのにな。

 

ラストではないですが、憎き宇文懐の最期も。主要キャラの一人とだった割には、なんだかさらっと消えてしまいました。楚喬がとどめを刺したのは良かったのかもしれないけれど、あれだけ悪さを重ねてきたのだから、もうちょっと反省させてほしかったです😅

 

燕洵の復讐も結局、果たせていないですよね。その辺はシーズン2を想定しているのでしょうか。

 

 

 

 

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