ヤン・ミー×マーク・チャオの大ヒットドラマ『永遠の桃花~三生三世~』 ファンタジー苦手でも楽しめた
楊冪(ヤン・ミー)&趙又廷(マーク・チャオ)主演の中国ドラマ『永遠の桃花~三生三世~』を、やっとAmazonプライムで観終えました。中国での大ヒットはもちろんのこと、華流ドラマ好きには言わずと知れた作品ですよね。華流と言えばこれ!な人気作品の一つだと思います。
中国ドラマの定番なので、気になってはいたものの、古装ファンタジー劇ということで、ファンタジーが苦手な私はずっと避けてきたのでした😅最初の数話は、神様や狐や怪獣みたいなナントカ族やら、世界観に入り込めず「やっぱり無理か…」と思いながらも、評判が良いので見続けてみたら…あら、面白い!(笑)
俳優さんの演技と脚本が特に良いのでしょうね、大人が引き込まれる魅力たっぷりのドラマでした。人気なのがうなずけます。
『永遠の桃花~三生三世~』(2017年中国)
原題《三生三世十里桃花》
出演:楊冪(ヤン・ミー)、趙又廷(マーク・チャオ)、迪麗熱巴(ディリラバ)、高偉光(ガオ・ウェイグアン)、張彬彬(チャン・ビンビン)ほか
Amazonプライムでの視聴はこちら↓。全58話です。
Amazon.co.jp: 永遠の桃花 -三生三世-(字幕版)を観る | Prime Video
予告編↓
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青丘を治める九尾狐族の子孫の娘・白浅(はくせん/バイチエン、楊冪)は、男装して身分を偽り司音(しいん/スーイン)と名乗り、天族の聖地・崑崙虚にやってくる。そして、彼女は師匠である武神・墨淵(ぼくえん/モーユエン、趙又廷)の17番目の弟子として修業を始める。それから2万年後、均衡を保っていた天族と翼族との戦いが始まり、墨淵は翼族の王・擎蒼(けいそう/チンツァン、連奕名)を封じるために犠牲となる。悲しむ司音はひそかに彼の亡骸を引取り、青丘へと戻る。
司音が白浅に戻って7万年が経った頃、封印が説かれそうになった擎蒼を再び封じようとした白浅は反撃にあい、すべての力と記憶を失い人間界に落ちる。そこで、白浅は墨淵にそっくりの風貌をした夜華(やか/イエホア、趙又廷)と偶然出会う。夜華に素素(そそ/スースー)と名付けられた白浅は、彼と愛しあうようになるが……。
(「永遠の桃花~三生三世~ 【公式】 | SPOドラマ倶楽部」より)
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架空のファンタジーで、遠い昔のお話なのでしょうけれど、大まかな時代設定も全く不明。でもなんだか、中国人が抱く古代神話のイメージや世界観がなんとなく分かって、興味深かったです。セットとCGを駆使し、細部まで作り込んだビジュアルも見事。(慣れるまでは、いろいろとツッコミたくはなりましたが(笑))
狐族とか天族とか翼族とか、もうわけ分かりませんよね(笑)。翼族なんて、おでこから角が生えているし、その支族である鮫人族なんて全身青くてどこの妖怪?アバター?ってビジュアルです。
普段ファンタジーをあまり観ないので、最初は入り込めずに微妙なだぁと思って観ていました。が、10話過ぎくらいから、面白いかも?と感じるようになって。気付いたらどハマりです(笑)。
ファンタジーといっても決して子供向けではなくて、しっかり大人向けのラブストーリー。幻想的な世界観が作り込まれているし、脚本も巧みだし、何といってもやはり俳優さんたちの演技が秀逸です。
そして、中国ドラマにありがちな、”途中までは面白かったのに後半失速気味で、ラストは結局不完全燃焼”(笑)ということもありません。最後までしっかり面白く観ることができて、すっきり満足でした( ´艸`)
タイトルにも含まれる「三生三世」はどういう意味だろうと不思議だったのですが、観終えて納得。3つの世界で、3つの人生(人間じゃない時もあるけれど(笑))を生きる。そして、どの世界に生まれ変わっても、たった一人の相手と巡り合う。うーん、なるほど。原題は「三生三世十里桃花」です。
さすがのヤン・ミーをはじめ、キャストが豪華で美男美女ばかり、演技も上手いし。中国歴史ドラマだと当たり前な、俳優さんの声ではなくて吹き替えられているのがやはり気に入りませんが、それ以外は本当に目の保養でした(笑)。
主なキャストをちょっとまとめると(自分の備忘録です😅)、
<九尾狐族>
・白浅/司音/素素…楊冪(ヤン・ミー)
三役(といっても結局白浅だけど)をうまくこなしていてさすがでした。ヤン・ミー主演の歴史ドラマは安心感がありますね。現代ドラマはまあ、当たり外れあるけれど(笑)。
・白鳳九…迪麗熱巴(ディリラバ)
ディリラバの出演作を観たのは実は初めて。本当に綺麗な人です。ヤン・ミーとディリラバが叔母と姪の間柄なんて、すごい血筋(笑)。
<天族>
・夜華…趙又廷(マーク・チャオ)
趙又廷はよく中国ドラマに出てくるようなイケメンタイプではないのですが、夜華役が本当にぴったりで、雰囲気がはまっていました。どんどんカッコよく見えてきます( ´艸`)黒い衣装が似合っていました。
・東華帝君…高偉光(ガオ・ウェイグアン)
高偉光は相変わらずカッコいいですね~。でもやっぱり、白髪より黒髪が好きです(笑)。人間界での修行で皇帝になっていた時は笑いました。
・司命星君…王驍(ワン・シャオ)
あ、この俳優さん!『流金歳月』の楊柯役だった人じゃないですか!飄々とした感じがとても良いです👍彼は声が吹き替えられていなくて、本人の声だったように思います。
・素錦(素錦族だけど)…黄夢瑩(ホアン・モンイン)
『楚喬伝~いばらに咲く花~』にも簫玉役で出ていましたね。端正で綺麗なお顔立ちの美人な女優さんですが、楚喬伝もこっちでも、憎まれ役というか、残念キャラなのが惜しいです。この素錦は本当に憎たらしかった(笑)。
<翼族>
・離鏡…張彬彬(チャン・ビンビン)
張彬彬さんはイケメンですね~。整ったお顔立ちで、目力があります。離鏡はちょっと残念キャラでしたが。
・玄女…祝緒丹(ジュー・シューダン)
素錦と並んで、とってもイライラさせてくれる女キャラでした。
・臙脂…代斯(ダイスー)
初めて見る女優さんですが、可愛くて好感が持てました。百度で調べてみたら、ディリラバさんと同じウイグル族の方なんですね。ディリラバやヤン・ミーと他の作品でも共演しているみたいで、そちらも観てみたいです。
<崑崙虚>
・畳風…頼藝(ライ・イー)
私の好きな頼藝!(笑)しかし、この役柄はちょっと地味だったかな。彼の魅力は『扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~』の方がずっと発揮されていると思います。
・子闌…劉芮麟(リウ・ルイリン)
俳優さんの名前、どこかで聞いたことがあると思ったら、ヤン・ミー主演の映画『見えない目撃者』でヤン・ミーの弟役だった人ではないですか!あちらでは姉弟で、本作では修行仲間。
他にも、見たことのある俳優さんや、良い味出している俳優さんが揃っていました。
本作はこれで完結していますが、その後桃花シリーズとして『運命の桃花~宸汐縁~』『夢幻の桃花~三生三世枕上書~』の2作があります。
『運命の桃花~宸汐縁~』は張震(チャン・チェン)×倪妮(ニー・ニー)主演。『夢幻の桃花~三生三世枕上書~』は白鳳九と東華帝君が主役のスピンオフで、演じるのはもちろんディリラバと高偉光。どちらも観るのが楽しみです。