【和歌山】藤の花の名所。行基が開いたお寺、子安地蔵寺(橋本市・御朱印)
藤の花で有名なお寺で、関西花の寺二十五カ所の第24番札所にもなっています。
関西花の寺についてはこちら↓。和歌山県では子安地蔵寺だけですね。
私はわりと近くに住んでいるのですが、そういえば訪れたことがなかったなぁと、散歩がてらお邪魔してみました。ただし、藤の花の季節は混むと聞いたので、週末は避けようと、平日にそっと訪問。
私は、南海高野線御幸辻駅から歩いて行きました。徒歩約30分。駅からお寺までは、住宅や畑が広がる、のどかな一帯が広がります。一人で歩いていると、とても静か。
↑山門。
ちなみに、わんこ🐶は入ることができません。愛犬ぽー君はお留守番です。
入山料300円をお支払いして、中へ。
↑お寺の縁起。
子安地蔵寺は、高野山真言宗のお寺です。737年(天平9年)に、あの有名な行基によって開かれたという、由緒あるお寺。そんな長い歴史があったなんて、知りませんでした!
ご本尊『地蔵菩薩』は行基菩薩自らが彫られたもので『日本最勝・日本最古の地蔵菩薩』です。ご本尊は安産祈願の為に、この地に安置されたものですから「子安地蔵さん」と呼ばれています。
(「子安地蔵寺 公式ウェブサイト」より)
なるほどー、それで、安産祈願のお寺として親しまれているのですね。
行基自らが彫ったという御本尊は、毎年1月24日にご開帳されているそう。見てみたいです。
↑本堂。
↑山号は「易産山」です。
1581年(天正9年)、織田信長勢の高野攻めの際に地蔵堂を焼失したものの、御本尊は難を逃れたとか。その後、1650年(慶安3年)、紀州徳川家初代藩主徳川頼宜により復興され、以来、紀州徳川家の安産祈願の寺として信仰を集めてきたそうです。
↑本堂そばには鐘楼。ちょっと小高い場所に位置しており、青い空も相まって、眼下に広がる眺めをしばし楽しみました。
さて、藤の花です。
通常、見頃はゴールデンウイークあたりですが、今年はどの花も開花が早いなんて声が聞こえてきますよね。子安地蔵寺の藤の花も、既に見頃はちょっと過ぎており、終わりかけでした。それでも、十分綺麗でした。
境内にはなんと、全部で8種類の藤の花があります。藤の花にそんなに種類があったなんて、知りませんでした(゜o゜)
↓門前の九尺藤。私が訪れた時は、ここが一番綺麗だったかも。
↓本堂前の九尺藤。
↓池のそばで咲くピンクの藤。なんという種類だろう。ピンクも可愛いですね。
1週間早く来ていれば、もっと満開の景色を見られたのかもしれないです。それはまた、来年以降のお楽しみに❁
また、境内には藤のほかにも、さまざまな花が咲き競っています。 甘い香りに誘われて、ミツバチもちらほら寄って来ていました🐝
お花のある風景は、季節によって違った印象を与えてくれるので、また行きたくなりますね。
御朱印をいただきました。
↑吉野杉の御朱印です。杉の和紙を手に取ったのって初めて。手触りもなんだか良い感じがします。とても丁寧にご対応いただき、ありがとうございましたm(__)m
これまでお花にはあまり興味がなかったのに(笑)、関西花の寺巡りに興味がわいてきつつあります( ´艸`) いろいろ巡ってみたいなぁ。
子安地蔵寺