元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

ジム・キャリー主演『イエスマン "YES"は人生のパスワード』笑えて前向きになれる映画

ジム・キャリー主演の2008年の映画、『イエスマン "YES"は人生のパスワード』を、Amazonプライムで観ました。

実は前にも観たことがあって、3回目かなぁ。感想を残していなかったなと思って、久しぶりに観たのですが、やっぱり面白いです👍

たっぷり笑わせてくれる、ジム・キャリーならではのコメディ。笑えるだけではなくて、自分に重ねて前向きにさせてくれる、良い映画だと思います。

 

イエスマン "YES"は人生のパスワード』(2008年米・英)

原題:Yes Man

監督:ペイトン・リード

出演:ジム・キャリーゾーイ・デシャネルブラッドリー・クーパーほか 

 

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銀行員で融資を担当するカール(ジム・キャリー)は、仕事でもプライベートでも後ろ向きで、人付き合いも面倒くさがり、「ノー」が口癖になっていた。ある日、久しぶりに友人のニック(ジョン・マイケル・ビギンズ)に出くわし、彼から怪しげなセミナーに誘われる。そのセミナーは、テレンス(テレンス・スタンプ)による、全てに「イエス」と答えなければならないというものだった。

それから、何にでも「イエス」を連発するようになったカール。すると運気が上がり、人生が好転したかのように思えたが…。

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イエスマン」と聞くと、上司に気に入られようとこびへつらい、何でもはいはいということを聞き反対意見は言わない、偉い人にくっつく無能な”持ち上げ役”のような、どちらかというとマイナスでネガティブな印象を持っていました。

しかし、この映画のイエスマンは、そうではありません。

カールは自分が望むか望まないかに関わらず、何にでもイエス、と言ってしまうのですが、それが自分にとって利益があるかどうかは全く分かりません。しかし実際に、「イエス」と言い始めたことによって、なんだか運が味方して、人生がうまくいき始める。あらあら、不思議なものです(笑)。

仕事もプライベートも後ろ向きでイマイチだったカールが、「イエス」のおかげで勝ち組に…かと思いきや、そんな単純な話ではなくて。終始コミカルでユーモラスな雰囲気ながらも、後半の展開にはグッときました。

あまり何も考えずに観られるコメディではありますが、あの時の出来事が、実はしっかり後の伏線になっているという脚本には、「上手い!」と感心しました。

何でもイエスと言いなさい、と言いたいわけでは決してないんですよね、この映画。この映画が本当に言いたいことは、最後まで観た人にはきっと伝わっていると思います。

 

ジム・キャリーはシリアスな顔をしているとカッコいいのに、ユーモラスな動きや顔芸はやはり彼ならでは。たっぷり笑わせてくれました。彼の映画は、観ると元気が出る気がします。またいろいろ観返してみたくなりました。

カールの友人ピーターを演じるブラッドリー・クーパー、若いですね~。イケメンですね(笑)。

カールが恋に落ちる相手、アリソン役のゾーイ・デシャネル、個性的な雰囲気のある女優さんで、良い味出していました。ライブハウスで歌うシーンが面白かった(笑)。どこかで聞いた名前だなぁと思ったら、ドラマ『BONES』の主人公を演じた女優さん、エミリー・デシャネルの妹さんでしたか~。確かに似ていますね。

 

現実的に、何にでも「イエス」と答えるわけにはいかないけれど、一日だけでも「イエス」の日にしてみたりするのも面白そう。

そして、自分が深く考えずになんとなく、面倒くさくて口に出していた「ノー」。でもこの映画を観ると、「ノー」を言う前に、もしかしたら「イエス」かも?と考えてみようかな、と思えます。

ネガティブな思考に陥っていたり、何をするにも気力が落ち込んでいたりする時に、また観てみたくなる映画でした。