【大阪】おおさか十三仏のお寺ー竹田出雲のお墓もある、青蓮寺 (天王寺区・御朱印)
生國魂神社の周辺には、小さなお寺がたくさんあります。
初めて、谷町筋周辺をはじめとする天王寺界隈を御朱印さんぽで歩いた時には、この辺りにはなぜこんなにお寺が多いのかと(神社も多いです)、すごく驚いたものです👀
御朱印を求めて歩くのが楽しいエリアなので、よく訪れています。
生國魂神社の近くの、青蓮寺(せいれんじ)さんへ。
なぜ、青蓮寺に興味を持ったかというと、「おおさか十三仏」という霊場の存在を知って、巡ってみたいと思ったからです。
十三仏めぐりとは…
古くから信仰されている十三の仏さまを巡拝し、過去・現在・未来の三世にわたっての救いと、故人の冥福を祈ることをいいます。
人が亡くなると、初七日から三十三回忌まで、十三回の法要をおこないます。
毎回忌ごとのご本尊さまは交代され、故人を守護し極楽へ導くと考えられています。
(「おおさか十三仏めぐり」より)
大阪にある十三のお寺から成る十三仏めぐりが、おおさか十三仏霊場。お寺はそれぞれ、大阪市、堺市、八尾市に位置しており、回りやすいです。
御朱印を集めるようになってから、霊場めぐりというものを知って、興味はあるけれどどれも始めるまでには至らなくて。だって25カ所、33カ所、49薬師、36不動、88カ所なんて、どこも終わりがなかなか見えなさそうで、満願できる自信はありません(笑)。すぐに行ける距離に集まっているわけでもないですし。
そんな中、おおさか十三仏は13カ所で、大阪の行きやすい場所にあるので、私でも行けそうだなと( ´艸`)始めてみることにしたのでした。
そして、おおさか十三仏はなんと、スマホで御集印できちゃいます!いつものように御朱印帳にいただくもよし(霊場専用の納経帳もあります)、スマホで集印すると可愛い仏さまのカードがゲットできるのでそれも楽しいです。
スマホの御集印はこちら→おおさか十三仏めぐり
おおさか十三仏の第12番札所になっている、青蓮寺。1番から順番には巡れていません。行きやすい所から、マイペースに巡っています。
↑山門。しかし、ここからは入れません。
↑入口はこちら。門に手書きで、矢印と「開」「横」と書いてあるのがなんだか微笑ましいです。
小さなお寺さんで、境内はこぢんまりしています。そんな中にも植物がたくさん、お花は何種類も咲いていて、綺麗に手入れされており癒されました。
青蓮寺は、高野山真言宗のお寺。その起源は、なんと聖徳太子まで遡ると知ってびっくり。
豊臣秀吉の大坂城築城に際し、現在の生國魂神社の地に移り、生玉十坊と称され習合していたが、明治元年(1868年)の神仏別離令により、法案寺は分散した。
その後、十坊のうち遍照院と医王院の二院を合して、茶臼山にあった青蓮寺の寺号を移して現在地に再建された。
(「青蓮寺 (大阪市) - Wikipedia」より)
へぇぇ、法案寺と関係があったのですね~。法案寺、元は大きなお寺だったのでしょうか。現在の場所は、明治の神仏別離令以降ということか。
↓の法案寺は正確には「法案寺南坊」で、元の法案寺の一部だったのですよね。
↑本堂。大日如来を祀っています。こちらで手を合わせました。
↑本堂前の仏足。
↑写真がブレていますが💧 高野山奥之院の檜だそうです!
↑マニ車。おおさか十三仏霊場会は、ネパールの学校建設の援助を行っており、友好のシンボルとしてネパールから十三仏のお寺に、このマニ車が贈られたそうです。
そんな活動もされているなんて、ちょっと感銘を受けました。
そして、本堂横には墓地が広がります。お墓なので写真は控えましたが、この中にはなんと、江戸時代の浄瑠璃作者である竹田出雲のお墓もあります。そっと手を合わせてきました。
寺務所で御朱印をいただきました。インターホンを鳴らす時はいつも緊張します😅
ご住職さまが笑顔で丁寧に対応してくださり、ありがたかったです。
↑おおさか十三仏第12番の御朱印をいただきました。青蓮寺は摂津国八十八カ所の札所にもなっており、そちらの御朱印もいただけます。
ご住職さまが、いろいろとお話をしてくださいました。以前はネパールやインドなど、海外の仏教を見に現地へ出かけられていたそうな。境内のお花についても教えてくれました。
心が温まる時間をありがとうございましたm(__)m
おおさか十三仏めぐりのスマホ御集印は、各寺に掲示してあるパスワードを入力すれば仏さまカードがゲットできます。
青蓮寺はこちら!
可愛い大日如来さま。それぞれの仏さまが、大阪弁で励ましの一言をくれますよ😆
青蓮寺