失業した中年セールスマンがGoogleのインターンに挑戦!映画『インターンシップ』
映画鑑賞記録。2013年の映画『インターンシップ』をAmazonプライムで観ました。失業した中年セールスマンの2人が、Googleのインターンシップに挑戦するストーリー。Wikipediaによると、日本では劇場未公開だったようです。
『インターンシップ』(2013年米)
原題:The Internship
監督:ヴィンス・ボーン
出演:ヴィンス・ボーン、オーウェン・ウィルソンほか
予告編↓
Amazonプライムでの視聴はこちら↓
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時計販売会社のやり手セールスマン、ビリー(ヴィンス・ボーン)とニック(オーウェン・ウィルソン)は、デジタル化の時代の波に押され会社が倒産したことを告げられる。突然失業した2人は再就職先を探すが、ある日ビリーがGoogleのインターンシップ募集を見つけ、応募することを決める。
しかし、時代の先端を行く大企業Googleのインターンシップに参加するのは、極めて優秀な学生ばかり。ITオンチな中年の2人がかなうはずもないのだが、2人はそれまで培った経験とセールストークで、学生を巻き込んでいく。
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Googleを舞台に描かれるストーリー。Googleの全面協力を得て、Google本社でロケを実行したそうです(「インターンシップ : 作品情報 - 映画.com」より)。
もちろん映画なので現実とはまた違うと思いますが、Googleの雰囲気、そして採用に際しどんなことを大切にしているのか、どんな人材を求め育てようとしているのかなど、会社が大事にしていることが伝わってきて興味深かったです。Googleのインターンってこんな感じなのかな?どこまで実際と近いんだろう、と気になります。
映画自体は、まあ都合の良いサクセスストーリー×コメディという面が強く、現実はそううまくはいかないよね、と思ってしまうのは仕方ないにしろ(笑)。私は面白く鑑賞しました。
Googleのインターシップに参加しているのは、入社を目指す学生たち。なんてったって天下のGoogleですから、そりゃもう一流の秀才たちが集まってくるわけです。
そんな中に飛び込んだ、ITの時代の波に取り残されている中年男性2人。完全に浮いている2人は、頭脳では到底学生たちにかないません。
それでも、2人はトップ営業マンとして培ってきた社会人経験や営業の実力が何よりの武器なわけで、それはいくら頭のいい学生たちでも持ち得ないもの。
中年2人の経験や実力、そして優秀だが社会を知らないプライドの高い学生たち。そんな彼らがチームワークを築いた時に生みだすものには、感銘を受けました。
仕事って、誰かと協力して行うものですから。特に会社で働く人にとっては、一人で完結できることなんてないのではないでしょうか。
中年2人を疎ましく思っていた学生たちも、徐々にビリーとニックと打ち解け、頼りにしていく様子は、観ていて嬉しくなりました。
ヴィンス・ボーンとオーウェン・ウィルソンの中年コンビが、生き生きと若者を引っ張っていっているような(笑)姿が微笑ましかったです。
しかし、個人的にキャストで一番気になった人物、それは…。
ドラマ『シリコンバレー』の”ビッグヘッド”(ジョシュ・ブレナー)がいるじゃないですか!彼を見たら、やっぱり「あー、ビッグヘッド!」って思っちゃいます(笑)。
これから就職する学生さんも、経験を積んできたベテラン社会人も、どちらの立場で観ても楽しめる内容だったのが良かったです。ラストもうまくまとまっていたような。
私がこれを観たのは直近の転職前だったので、働くことに対するモチベーションを上げてもらえたような気がしました。