【滋賀】近江八幡の地名の由来!境内の空気に癒された、日牟禮八幡宮(近江八幡市・御朱印)
滋賀の近江八幡へ一人、ぶらり歩き。
滋賀で御朱印巡りをするのは初めてです。今回近江八幡で訪れた神社は2カ所だけでしたが、どちらも雰囲気が非常に良く、深い印象を残してくれました。
まずは、日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)へ⛩
JR琵琶湖線近江八幡駅からはやや離れており、バスで行きました。近江八幡の古い町並み・八幡堀からも近いので、周辺の観光と合わせて訪れても良いですね。
↑この木造の鳥居、渋くてかなりカッコいい!この鳥居を見て、テンションが上がりました(笑)。
この鳥居は、1616年(元和2年)造営の木造明神鳥居。何度か修理が繰り返されたようですが。高さは8.8m!
私が訪れたのはお盆前の連休シーズンでしたので、この辺りは、周辺を観光しているらしき家族連れなどもそこそこいました。
↑鳥居をくぐるとすぐ、水のせせらぎを感じることができます。この辺りは水郷の町としても有名です。
川沿いにも飲食店がちらほらありましたが、コロナ禍のまん延防止等重点措置対策中のためか、休業や時短営業のお店ばかりでした。
参道をトコトコ歩き、目に入った楼門を見て、驚きました。
↑こちらが楼門です!この風格、立派です。ああ、この神社は良い神社に違いない、と、心躍りました(笑)。
↑楼門を見上げる。
↑青い目の狛犬?さんたちが、上からこんにちは。
↑楼門の両脇には、古い狛犬さんがいました。
↑楼門をくぐると、広い境内が迎えてくれます。
良いなぁ、この風景。自然と一体化した、澄んだ空間。境内に飾られた赤提灯も、神秘的な魅力に花を添えています。訪れたのは、8月10日。この赤提灯は、8月15・16日に斎行された萬燈祭のためでしょうね。夜にあかりが灯った画も見たかったなぁ🏮
日牟禮八幡宮は、西暦131年に創建された、由緒ある古社です。
伝記によると、第十三代 成務天皇が高穴穂の宮に即位された折(西暦一三一年)、武内宿禰(たけうちのすくね)に命じて当地に地主神である大嶋大神を祀られたのが、鎮座の始めとされています。
(日牟禮八幡宮HP「由緒 | 日牟禮八幡宮」より)
徳川家康も参拝し、徳川家からの信仰も篤かったそう。
主祭神は、八幡宮であることからも分かる通り、譽田別尊(ほむだわけのみこと)。すなわち、第15代応神天皇です。さらに、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、すなわち応神天皇の母である神功皇后と、田心姫命(たごりひめのみこと)・湍津姫神(たぎつひめのみこと)・市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)の三姫神の御神霊である比賣神(ひめがみ)を祀っています。
また、近江八幡の地名の由来にもなっているそうな。
当地に八幡さまが祀られていたことが、八幡の地名となり、昭和29年の市制移行後の「近江八幡」の由来になったと言われています。
(日牟禮八幡宮「日牟禮八幡宮 | ひむれはちまんぐう」より)
では、参拝&境内散策へと向かいます。
↑手水舎。竹から水が出ているのが、ちょっと良い感じです。
↑手水舎の裏には、大きな「ひきずり松明」。
↑松明のさらに奥には、何だこれー!?牛が浮いている??
↑ということだそうです。
近江八幡発祥の和菓子店、たねやさんが制作されたのですかー👀すごいすごい。特に、浮いている牛にはびっくり!🐮
日牟禮八幡宮には、2つの大きなお祭りがあります。3月の左義長祭と、4月の八幡祭。
どちらも全然知らなかったので、興味津々です。いつか実際に見てみたいなぁ。
左義長祭は、鎮護国家、五穀豊穣を祈る祭りとして行われるようになりました。
安土城下でも毎年正月に祭りが行われており、信長記には「織田信長安土において毎年正月盛大に左義長を行い、自ら南蛮笠を被り、紅絹にて顔を包み、錦袍を着け、異粧華美な姿で踊り出た」として、自ら祭りに参加する信長の姿についての記述が残されています。
(日牟禮八幡宮HP「左義長祭 | 日牟禮八幡宮」より)
ですと!信長のその姿、なかなか想像できません(笑)。
そして八幡祭は、その起源は応神天皇まで遡るという、歴史あるお祭り。
HPの画像や動画を拝見すると、松明が燃え上がる様子に圧倒されます。実際に見たら、かなりの迫力と熱気を感じることができそうですね🔥
↑拝殿。1188年(文治3年)の造営です。
↑拝殿の脇の階段を上ると…。
↑本殿がお目見えです。本殿の近くで手を合わせることができるのは、一層気が引き締まります。
↑本殿の鬼瓦がぽつんと。これは、平成30年の台風により、落下損壊したのを、修復したものだそうです。
↑3つの小さなお社。真ん中は天満宮、菅原道真を祀ります。向かって右は宮比神社、御祭神は天宇受賣命(あめのうずめのみこと)。左は常盤神社、天照大神などを祀っています。
↑とっても雰囲気の良い造りだなぁ。
橋の下にあるのは、
↑鏡池。「虚偽の心にて顔を水に写すと池に没すと云う」…ひゃー!
私も覗き込んでみましたが、一応無事です(笑)。
↑こちらにも、境内社が並んでいます。
↑針塚も。針の形が可愛い。
↑凛々しい姿の神馬さん。
↑能舞台。明治の新築です。
また、境内ではありませんが、外に小さな稲荷神社がありました。
↑こちらは、日牟禮八幡宮とはまた別の管轄なのかな?よく分かりませんでした。
↑境内の外には、こんなに大きな太鼓も🥁👀八幡祭の本祭(太鼓祭)で使われる大太鼓なのかな?それとも展示用?
↑朱印の神社名表記は、日牟「礼」八幡宮なんですね~。
自然と融合し、荘厳さを感じる空間、社殿の風格。どこを取っても境内の雰囲気が非常に良く、とても好きな神社となりました。時間が許せば、もっと滞在していたいくらいでした。また来たいなぁ。
背後には八幡山がそびえており、ロープウェイで登って、街並みや琵琶湖を見渡すこともできます。私は行っていませんが、また機会があれば訪れたいと思っています。
日牟禮八幡宮
↓私が神社巡りで参考にしているこの本にも、日牟禮八幡宮が掲載されています⛩