【和歌山】高野山の国宝&重要文化財に多数出会える!高野山霊宝館100周年記念『高野山の名宝』が素晴らしい(高野山・御朱印)
高野山を散策。
今回高野山に来た一番の目的は、霊宝館!4月から11月28日まで開催されている特別展、『高野山の名宝』を見ることでした。
高野山霊宝館は、1921年に開館し、今年100周年。それを記念して、質量共にこれまでにない規模での展示が開催されているのです。期間中を4期に分け、一部展示替えをしながら、国宝や重要文化財を含む数々の秘宝が堪能できるという…。これはぜひとも見なければ!と思いつつ、1期、2期を逃してしまい、ようやく3期に足を運ぶことができました。ちなみに3期は10月3日まで、4期は10月5日~11月28日です。
見てきた感想は…とにかく、素晴らしかった!に尽きます。
霊宝館の拝観は2度目で、前回も素晴らしいと感動したものですが、今回は100周年の特別展とあって、前回よりもさらにさらにパワーアップしていました。
前回の記録↓
↑霊宝館の入口にて。
↑こちらから入ります。拝観料は大人1300円。ちょっと高いと思うかもしれませんが、拝観後はそれ以上の価値があると思えてならないほどの満足感でいっぱいでした(*^-^*)
なんといっても、空いていて快適(笑)。前回来た時はお客さんが他におらず、貸し切り状態で拝観できましたが、今回もほとんど他のお客さんはいなくて、贅沢な空間をほぼ貸し切り状態で堪能させていただけました。
高野山はこれから秋、特に紅葉シーズンは、うんざりするほどの渋滞と人混みになってしまうので、ぜひともその前に行きたいと思っていました。とりわけこの霊宝館は、混んでいない方が何倍も楽しめると思います。
3期は国宝15点、重要文化財51点を含む、計99点を展示しています。
まず、通期展示の仏像がこれでもかと迎えてくれて、その時点でもう圧倒されっぱなし。しかもかなり至近距離で見られます。
運慶作の四天王立像(重要文化財)、快慶作の八大童子立像(国宝)や孔雀明王像(重要文化財)は、こんなに近くで一体一体をじっくり見ていいの!?というほど、どれも素晴らしい。
あまりにも近くで見ることができるので、思わず「こんにちは」なんて挨拶してしまいそうになります(笑)。信仰心の篤い人ならば、ちゃんと手を合わせるのでしょうけれどね😅
そして、これも通期展示の目玉、高野山の三大秘宝!
弘法大師自筆の国宝「聾瞽指帰(ろうこしいき)」、弘法大師所持と伝わる重要文化財「金剛三鈷杵」、弘法大師が唐から持ち帰った国宝「諸尊仏龕(しょそんぶつがん)」も展示されています。
(聾瞽指帰は巻替えがあり、3・4期は下巻が本物、上巻は複製を展示。)
そして、3期の目玉としては、両界曼荼羅図、通称「血曼荼羅」(重要文化財)が見られたのも良かったです。平清盛が、自分の頭の血を混ぜて彩色したと伝わるものです。とても大きくて、しばらく見とれていました。
他には、源義経書状「宝簡集三十三」(国宝)、伝船中湧現観音像(国宝)、善女竜王像(国宝)などなど…。
とにかく贅沢でした。しかもこんな名宝の数々を、ほぼ貸し切り状態で堪能できるなんて!いやぁ、眼福でした~♡時間が許せば、半日は張り付いて見ていられます(笑)。
詳しい展示リストは、霊宝館HPに掲載されています。
そして期間中は、特別御朱印を授与されています。
とにかく、充実で大満足の展示内容でした。4期は、仏涅槃図(国宝)が展示されるんですよね。なんなら4期も行きたいくらいですが、今より混みそうだなぁ。
あ、一つ注意点としては、前回の訪問記でも書きましたけれど、館内は文化財保存のために空調をかなり控えめにしてあります。
これから寒くなってくるので、温度調節できる服装で行かれるといいと思います。前回私は冬に行ったのですが、足元が凍えそうでした(笑)。
↑高野山流のソーシャルディスタンス。これ良いですね~好き好き。ソーシャルディスタンスを曼荼羅で呼びかけるなんて、なんてマニアックなの(笑)。そしてこうやくんはいつも可愛いです。
開催中~11月28日
3期:~10月3日 4期:10月5日~11月28日