【大阪】反正天皇は歯の神様!丹比柴籬宮跡に鎮座する柴籬神社(松原市・御朱印)
大阪・松原市へ。
ずっと行ってみたかった神社を参拝しました⛩
近鉄南大阪線河内松原駅から、住宅地をトコトコ歩いて約8分の場所にある、柴籬神社(しばがきじんじゃ)です⛩
ここには、なんと「歯神社」があると知り、興味津々で行ってみました。
↑こちらが正門である、西門入口。鳥居ではなくお寺の山門っぽいのですが、これは昔、神仏習合によりここにあった神宮寺の名残だそう。
↑「反正天皇柴籬宮趾」とあります。ここは天皇ゆかりの歴史を持つ場所なのでした。
柴籬神社は、5世紀後半、第24代仁賢天皇の勅命により創建されたと伝わります。ここは、第18代反正天皇の皇居跡で、5年間この場所に都を置いていたのだそうです。5年とはいえ、ここがかつての都だったとは!今の様子からは全く想像できません(笑)。
古事記、日本書紀に登場する「丹比柴籬宮(たじひしばがきのみや)」とは、ここのことであり、その治世は平穏で穀物は豊作、人民は富み、平和な時代であったそうな。反正天皇、良い天皇だったのでしょうね( ´艸`)
安産・病気平癒、家内安全・厄除などに御神徳があるといわれる神社です。
↑手水舎。龍の口か羅、竹をつたってちょろちょろと水が流れています。水の流れ方がすごく弱くて(笑)。コロナ予防のためか、柄杓は撤去されています。
境内はそれほど広くはありませんが、かつての都趾だと思うとなんだか感慨深くなります( ´艸`)
↑本殿。こちらで、二礼二拍手一礼👏
↑狛犬さん🐕注連縄を首にまとっているのは初めて見ました👀
境内社もいくつか。
↑西門をくぐってすぐ左手にある、大歳社。
↑伊勢神宮遥拝所。
↑本殿の奥にある、小さな田座(田坐)神社。
神社HPなどに特に説明は見当たらず、ご由緒はよく分からないのですが、式内社であったことがこの社標から分かります。
↑稲荷社。稲荷大神と勝手大神を祀っています。
そして、忘れてはいけないのがこちら!
↑な、な、なんじゃこりゃー!
と、思わず心の中で叫んでしまいたくなるインパクト大のお面。こちらがまさに、反正天皇のようで(笑)。この写真をネットで見て興味を持ち、実際に見てみたくなったのでした( ´艸`)
反正天皇は、別名を瑞歯別命(ミズハワケノミコト)といい、歯が綺麗なことで評判だったそうなのです。
そんな美しい歯を持つ反正天皇にあやかってか、境内には歯神社があります。昔の天皇が歯の神様として信仰されているなんて、面白いですね~🦷
上のお顔の歯が黒くなってしまっているのは、歯を指でなでると良いとされ、多くの人が歯に触っていったからでしょうね🦷私も、歯をなでなでさせていただきました🦷
御祭神は別名 瑞歯別命(ミズハワケノミコト)ともいわれ、記・紀には、「歯の広さ上下等しく斉ひて、既に珠を貫けるが如し」とあり、類をみない健康的な歯であられたと記され、御鎮座より人々に歯の神様と崇められていました。後に長尾街道沿いにありました、松原市内に残る数少ない伝説の一つであります「ちちかみばし伝説」の「はがみさん」の云われがある住吉社・歯神社が近世に当社へと合祀される事になりましたのは単に氏子区域であったという理由だけではなく、御祭神の反正天皇(瑞歯別命)がもともと歯と健康の神様であったという事も由縁の一つだと思われます。
(「柴籬神社|厄除・安産、家内安全の宮|御神徳」より)
↑境内にあった説明書き。反正天皇は身長2m77㎝、歯の長さ3㎝とありますが…えええ!?!?
何者よ(笑)。いくら何でも盛りすぎだけれど、そんな風に書かれる天皇というのもまた面白いです( ´艸`)
↑この辺りには、反正天皇ゆかりのスポットがたくさんあります。
そういえば、堺東駅近くには、反正天皇陵古墳がありますね。世界遺産に登録された、百舌鳥・古市古墳群の一つです。
柴籬神社、田坐神社、歯神社の、3社分を拝受できます。
↑コロナのためか書置きのみの対応でしたが、書置きの紙がキラキラした綺麗な紙で、これはこれで嬉しい☆彡3社セットで、初穂料は1000円でした。
松原市には、お正月に柴籬神社を含む6社を巡る、「開運松原六社巡り」が毎年開催されています。柴籬神社以外の神社にもぜひ行ってみようっと。
柴籬神社