【奈良】菊がたくさん、温かな癒しの”花の寺”。平重盛が創建した金剛寺(五條市・御朱印)
奈良・五條市をぶらり。かなりの近場だけれど、いつも車で素通りするだけだったので、電車で訪れたのは初めてです。
JR和歌山線五条駅で下車し、私が行きたかった所は全部駅からやや離れているので、駅前の観光案内所でレンタサイクルを借りて半日回りました🚲
ずっと行きたいと思っていたお寺、金剛寺へ。
駅から徒歩だと約25分ですが、自転車だとスイスイ🎶
どうでもいいですけど、金剛寺って名前のお寺多いですよね👀私が行ったことのある所だけでも、大阪・河内長野の天野山金剛寺、和歌山・紀美野町の釜滝薬師金剛寺。全国にはもっとたくさんあるんだろうなぁ。
↑綺麗に手入れされた参道も気持ち良いです。
↑参道にいらっしゃる、弘法大師空海さん。宗派は高野山真言宗です。
↑牛供養塔とは👀初めて見ました。いや、「養」ではなく、「羪」だわ。この漢字も初めて見ます👀👀
↑山門。小ぶりですが、丁寧にお手入れされているのが分かる、とても良い感じの門でした。
門前では、大小の菊の花が迎えてくれます❁
↑とっても大きな菊!金剛寺は、関西花の寺の一つ(第23番)でもあり、秋はこのように菊が、そしてそれ以上に春の牡丹が咲き誇ることで有名だそうです。
↑山門をくぐりました。
金剛寺は、平安時代末期の1173年(承安3年)に、平重盛によって創建されたと伝わるお寺です。平重盛、そう、平清盛の長男です。
江戸時代初期から、野原城主である畠山義春の菩提寺として復興。野原城というお城があったのか…🏯
そして、山門前の石碑にも書かれていた通り、江戸時代末期から明治にかけては、奈良の唐招提寺長老の隠居寺でもあったそう。
(参考:金剛寺HP「歴史・文化財 | 関西花の寺|大和五條 金剛寺」、金剛寺 (五條市) - Wikipedia)
↑この釣鐘は、1762年(宝暦12年)に、10万人の寄進により作られたのだそうです。
山門をくぐると玄関横に受付があり、インターフォンを鳴らすとご住職様が出てきてくださいました。そこで、拝観料300円をお支払いすると、玄関から中に通していただけ、庫裡を通って本堂や庭園を拝観できます。
このようなスタイルのお寺を参拝するのは初めて。人様のご自宅に上がらせてもらうような雰囲気です(笑)。
中に上がると、ご住職さんが丁寧にお寺のこと、お花のことなど説明してくださいました。説明いただいた後に、御本尊の薬師如来さまに参拝。本堂の奥には護摩堂、位牌堂、そしてお寺の文化財を展示するスペースがありました。
御本尊の薬師如来像の両脇には、日航菩薩と月光菩薩。他にも阿弥陀如来像など、たくさんの仏さまがいらっしゃり、近くで拝むことができます。
↑よく手入れされたお庭。
↑色とりどりの小菊が咲いています。秋だけれど、菊の花に誘われてミツバチがやって来ていました🐝
↑お庭を眺めながら、ぼーっと過ごす時間。周りも静かだし、いいなぁ、こういう場所。人の多い大きな観光寺とは違って、ここはここでとても良いです。
↑本堂を外から。
↑この鈴で、薬師如来さまとご縁が結べますm(__)m
御朱印をいただきました。
↑西国薬師四十九霊場第9番の札所にもなっています。中央の朱印が、壺の形で可愛いです🏺
決して大きくはないお寺ですが、温かく癒される場所でした。良い所だった!次はぜひ、春の牡丹を観に訪れたいです❁