【大阪】おもてなしと温かさを感じる小さなお寺、長安寺(天王寺区・御朱印)
大阪・天王寺区にて。
玉造の興徳寺さん参拝後、上本町方面に歩いて行く途中にも、小さなお寺がたくさん。
その中で、インスタグラムで知り行ってみたいなと思っていたお寺、長安寺さんを参拝しました。
この辺りも本当にお寺が多いです!
近鉄大阪線・難波線大阪上本町駅から徒歩約5分くらいの立地にあります。
↑山門。こちらからお邪魔します。
↑入口にはこんな可愛いイラストとメッセージが描かれた黒板が!紅葉した葉っぱも飾られています。これを見ただけで、ああ、良い所だなと思いました(笑)。
↑境内はこぢんまりしていますが、綺麗に整えられているし、植物もたくさんで癒されます。来た人に親しんでもらえるようにとの思いが伝わる空間でした。小さいけれど工夫を凝らされていて、おもてなしの雰囲気が感じられる温かさ。興徳寺さんも似たような好印象です。
↑手作りっぽいブランコも。子どもに喜ばれそうですね。
↑可愛い池を発見♡小さな鯉(?)が泳いでいます。
↑インド風の象さんと仏様🐘
↑何やら大勢集まって、瞑想しているのかな?可愛いです。
↑ここも可愛い。手前の小さなお花が植えらえれているのもそうだし、細かいところもいろいろ工夫されているのが伝わってきます。
長安寺は、天正年間(1573~1593年)に寂譽上人により創建された、浄土宗のお寺。
戦争により、建築物の大半を焼失してしまい、残念ながら過去の資料もほとんど残されていないとのことですが、そんな中でも山門や御本尊の阿弥陀如来は戦火を逃れ残っているそうです。
”ハナショウブのお寺”とも呼ばれ、5~6月には境内がたくさんの花菖蒲で彩られるらしいですよ⚘
↑本堂。閉まっていましたが、御朱印をいただこうと庫裡を訪ねたら、本堂を開けてくださいました。中には御本尊の阿弥陀如来さまがいらっしゃいます。御朱印を待っている間、しっかりと拝ませていただきましたm(__)m
こちらの阿弥陀如来さま、
幸い2度の大阪大空襲の火難は逃れました。しかし、昭和25年(1950年)9月3日、大阪を直撃したジェーン台風により二階建ての仮設の建物が倒壊。それとともに御本尊が破損。京都の国宝修理所にて修理され現在の姿に修復されました。
そして、
修復の際、胎内より当山に請来当時の奉加帳が見つかりました。それによると、寛文3年(1663年)、多くの信者からの寄進により、加古川市の鶴林寺より当山に請来された仏像であることが分かりました。制作時期は不詳ですが、聖徳太子御作と伝えられ、多くの参詣者により拝まれていたようです。
(長安寺HP「寺院紹介ー浄土宗 瀧水山 長安寺」より)
なんと聖徳太子にもつながっているとは。
↑やたらとレトロな絵の、顔はめパネルがあります( ´艸`)
↑火難除けの神として、秋葉大権現を祀る宝篋印塔もあります。あれ、塔の写真を撮っていない…💧
↑変える時は、こちらのメッセージが。本当に温かいですよね、こういうの一つあるだけでとても嬉しく、来て良かったなという気持ちになりました(*^^*)
庫裡のインターフォンを押して御朱印をいただきたい旨伝えると、「本堂前でお待ちください」と言われ、本堂を開けてくださいました。
いただいた御朱印です。
↑書置きです。シンプルですがとっても綺麗な御朱印!花菖蒲のスタンプも嬉しいです。
「大阪新四十八願阿弥陀巡礼」の第20番札所になっています。聞き慣れない霊場ですが、長らく廃絶していた霊場を2011年に再興したのだそうです。www.osaka-amida48.net
対応してくださった奥様(かな?)が非常に感じの良い方で、寒い日でしたが心が一気に温まりました🎶
さらに、お茶までいただいてしまって💦わざわざありがとうございます。
↑いただいたお茶と、お寺の紹介と、長安寺のスタンプが押された御朱印の当て紙。
こういった温かさを感じられるのは、小規模なお寺ならではの魅力かなと思います。大きく見所満載、観光客で賑わうお寺ももちろん大好きですが、お寺の方と近い距離で交流できる、小さなお寺を参拝するのも楽しいです。
これも、御朱印をきっかけにいろいろな場所に足を運ぶようになったおかげかな( ´艸`)
長安寺さんにはまた、花菖蒲が咲き誇る頃に訪れてみたいです。
長安寺