元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【大阪】医薬の神様を祀る少彦名神社。雨の日は雨降り御朱印をいただきに(中央区・御朱印)

大阪・北浜の少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)を参拝しました。

こちらは、大阪で御朱印人気の神社といえば必ず名前が挙がる有名な神社ですが、実は今回初参拝。

地下鉄堺筋線北浜駅から徒歩約5分と便利な位置に鎮座していますが、何しろビルの間に細い参道があるので、気付かずに通り過ぎてしまうところでした😅

 

f:id:minghuabj:20220129234059j:image

↑こちらが入口です。ビルの間にこぢんまりと鎮座しており、まさに都会の神社です。

 

f:id:minghuabj:20220129234406j:image

↑見上げると、張子の虎が迎えてくれていました。

この建物は、「くすりの道修町資料館」。拝観したかったけれど、現在はコロナのためずっと閉館中です。

 

f:id:minghuabj:20220129234133j:image

↑資料館前には、社標と、その横には金キラの…?

 

f:id:minghuabj:20220129234731j:image

↑虎さんでした🐯入口の時点で既に虎の存在感が際立っているのですが、この神社と寅との関係は後述します。

 

少彦名神社は、道修町(どしょうまち)という場所にあります。昔から、製薬会社や薬屋さんが多いエリアだったそう。

ここ大阪道修町(どしょうまち)は豊臣時代頃から
薬種取引の場として薬種業者が集まるようになっていました

江戸時代になると 幕府は道修町の薬種屋124軒を株仲間として唐薬種や和薬種の適正検査をして全国へ売る特権を与えました

薬は 人命に関わるものであり その吟味は大変難しいものがあります 

そこで 神のご加護によって職務を正しく遂行しようと
安永9(1780)年京都の五條天神より少彦名命を仲間の寄合所に
お招きし 神農炎帝王とともにお祀りしたのが始まりです 

少彦名神社HP「http://www.sinnosan.jp/gosaijin.html」より)

神社名にもなっている通り、御祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)。日本医薬の神様です。そして、中国医薬の神様である神農炎帝(しんのうえんてい)も少彦名命と共に御祭神として祀られています。

少彦名神社は、「神農さん」の愛称でも親しまれているのですね。

 

f:id:minghuabj:20220129234157j:image

↑入口の注連縄をくぐると、また虎さんだらけ!

 

f:id:minghuabj:20220129234218j:image

↑薬もいろいろと展示されています。製薬会社関係者からの信仰も厚いとか。

 

境内は非常にこぢんまりとしています。

しかし私が訪れた日(1月23日)は、雨の日でしたが狭い境内に多くの参拝客が訪れていました。

知らずに行ったのですが、毎月23日は、12時30分から月次祭「献湯祭(けんとうさい)」を行っています。これは、

お湯は煎じる・溶かして飲むなど薬と深い関係があり
そのお湯を神に奉納することで人々の健康と道修町の薬品業界が
無事役目を成し遂げられるよう祈ります

少彦名神社HP「http://www.sinnosan.jp/kentousai.html」より)

ちょうどこの献湯祭の最中に訪れたのですが、すでに境内には人がたくさんいて、前に進むこともできず、全っ然見えませんでした(笑)。

献湯祭終了後、ようやく参拝。

f:id:minghuabj:20220129234111j:image

↑拝殿。大きな虎さんが吊り下げられています。こちらの虎さんは可愛いお顔ですね🐅

 

f:id:minghuabj:20220129234121j:image

↑アップで🐯

 

この神社と虎との関係。いただいた説明書きによると、

江戸末期の文政五年(1823)大坂でコレラ(虎狼痢)が流行した際、道修町薬種商が虎の頭骨などの和漢薬を配合して作ったのが「虎頭殺鬼雄黄圓」です。病名と薬名に「虎」の字があてられていたことから「張子の虎」がお守りとして、薬とともに人々に配られました。

のだそうです。明治時代からは薬の配布は廃止されたものの、張子の虎はお守りとして現在まで受け継がれています。

特に今年は寅年ですもんね🐯寅にちなんだ授与品を求める人も多そうです🐅

 

f:id:minghuabj:20220129234421j:image

↑境内はとっても狭いので、他の神様が拝殿前に小さく仲良く祀られています( ´艸`)

 

f:id:minghuabj:20220129234207j:image

↑五社明神。そして手前のテーブルには、わんわんみくじとにゃんにゃんみくじ!🐶🐱

ペットにも優しい神社で、ペットと一緒に参拝もでき、ペットの祈祷も受けていただけるそうです♡

 

社務所御朱印をいただきました。

混んでおり、社務所前に並んでいたのですが、雨が降っているのに皆さん傘を差さずに並んでいる…なぜ!?

傘を差したい私。しかし差している人はおらず、私も傘を差さず濡れたまま待つ…。ここでは雨の日に傘を差してはいけないルールでもあるのかと思ってしまいましたよ。

気になって、神社参拝の際に傘を差してはいけないマナーなんてあったっけ、とネットで調べてみたものの、そのような情報は私がサクッと検索した限りでは見つかりませんでした。(もちろん、神様に二礼二拍手一礼する時は傘を持たない方が良いとのことですが、境内の社務所前で並んでいる時は傘を差してもいいですよね…?)

ということで、あくまでも私の感想ですが、たぶん、境内が狭いので傘を差すとその分場所を取ってしまったり人の邪魔になったりするため、皆さん暗黙の了解というか、気を遣って、周りが差していなければ自分も差さない、となっていたのかな、と思っています。違ったらごめんなさいm(__)m

並んでいる間、自分が濡れても御朱印帳が濡れないように守っていました(笑)。

…と、余談でした~。

 

f:id:minghuabj:20220129234142j:image

↑2種類、直書きでいただきました。右は、1月いっぱい授与されている干支御朱印。左は、雨の日だけいただける雨降り御朱印です☔雨降り御朱印は、その年の干支が傘を持っている、手彫りのハンコが押されます。さらに、月によってハンコの色が変わるんですって。

今回は、干支御朱印と見開きで、どちらも赤でいただけて、見た目もカッコよく気に入っています🐅(*^^*)

 

行事や季節に応じて、趣向を凝らした御朱印を出されている少彦名神社さん。人気なのもうなずけます。またご縁があれば伺いたいですね。

 

 

少彦名神社

住所:大阪府大阪市中央区道修町2-1-8

www.sinnosan.jp

↓この本にも少彦名神社が掲載されています⛩