元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【和歌山】和歌の女神さまを祀る、風光明媚な玉津島神社&岩穴にある鹽竈神社(和歌山市・御朱印)

和歌浦ドライブ🚙紀州東照宮のすぐ近くに鎮座する、玉津島神社と鹽竈(しおがま)神社を参拝しました⛩

和歌浦の海を臨む、とっても素敵な神社でした☺

 

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↑「和歌三神」とは何ぞや?

和歌三神とは和歌の守護神で、玉津島明神と住吉明神柿本人麻呂(※)の三柱の神をさします。この玉津島明神が、玉津島神社祭神の一柱「衣通姫尊(そとおりひめのみこと)」です。
衣通姫は第19代允恭(いんぎょう)天皇の后で和歌の名手。さらに絶世の美女でした。その麗しさは、その名のとおり「衣を通して光り輝いた」といわれます。

(「和歌の神は絶世の美女|玉津島神社|玉津島神社・鹽竃神社│公式サイト」より)

※和歌三神に、柿本人麻呂山部赤人を含む説もあるらしい。

玉津島神社のご祭神は、稚日女尊(わかひるめのみこと)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、そして上述の衣通姫尊(そとおりひめのみこと)の三柱。皆女神様なのです☺

稚日女尊の別名は丹生都比売神(とする説もある)、そうだったのか!息長足姫尊神功皇后

衣通姫尊は、第19代允恭天皇の后で、その名の通り「衣を通して光り輝いた」と称されるほどの美女だったそう。そして、和歌の道に秀でており、まさしく和歌の女神様だったわけですね。才色兼備、羨ましいです。あやかりたい~😂

 

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↑朱塗りの綺麗な両部鳥居です。丹生都比売神社も両部鳥居でしたね⛩両神社の繋がりは、昔行われていたという浜降り神事からもうかがえます。

浜降(はまくだ)り神事とは、毎年9月16日の式日に、かつらぎ町天野の丹生都比売(にうつひめ)神社から、神輿に乗った丹生明神(にうみょうじん)が、紀の川を下って玉津島神社へ渡御(とぎょ)する神事です。和歌の浦に至った神輿は、入江の「輿の窟(こしのいわや)」で清め祓いされ、翌日玉津島に渡御しました。
玉津島神社の祭神の一柱「稚日女尊(わかひるめのみこと)」が丹生都比売大神(にうつひめおおかみ)の別名であり、同体の神であると考えられてきたことに由来しています。
この神事は、鎌倉時代以前から室町時代後期まで、中断を繰り返しながらも行われてきましたが、江戸時代に丹生都比売神社境内での神輿の渡御という形態にかわりました。

(「浜降り神事|玉津島神社とは|玉津島神社|玉津島神社・鹽竃神社│公式サイト」より)

 

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↑日本一社!

 

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↑鳥居前の狛犬さん。

 

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↑金高稲荷社。

 

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小野小町袖掛の屏、とあります。小野小町が和歌の上達を願って参詣した際、この屏に袖を掛けて和歌を詠んだと伝わっているそう。

…と、鳥居をくぐる前から既に見所の多い神社です。

鳥居をくぐり、参道を進みます。

 

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↑拝殿。ここで二礼二拍手一礼を👏

 

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↑初代紀州藩主徳川頼宜が、1655年に寄進した石灯篭だそうです。

 

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↑寅の大絵馬、なんだか小型犬っぽさのある寅さんです🐯( ´艸`)

 

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山部赤人の万葉歌碑。山部赤人聖武天皇即位の年の724年(神亀元年)、天皇の玉津島行幸の際に随行し、歌を詠みました。

 

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↑根上り松。この写真じゃ逆光で全然伝わりませんが…💦

 

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↑横から撮影。元は別の場所にあったのを移転しました。根元にあった砂が海風で吹き飛ばされ、長い年月の間に根が露出したのだそうです。

 

玉津島神社周辺には、六つの高い島山があります。今も島として残っているのは妹背山だけですが、今陸続きの他の山も、かつては海に浮かんでいたと考えられているのだとか。

 

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↑拝殿の右奥に進むと、その島山の一つであった奠供山(てんぐやま)の登山口がありました。かつては聖武天皇が登り、さらに面白いのが、明治~大正時代にはエレベーターがあったそうなのです。びっくりΣ(´∀`;)夏目漱石もエレベーターで登ったとか。

私も登りたかったけれど、この日は時間がなくて断念。次訪れた時はぜひ登ってみたいです。

 

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↑西参道口の社標。

 

さて、玉津島神社のすぐそばには、鹽竈神社があります。とっても小さな神社で、玉津島神社で管理されており、御朱印玉津島神社でいただけます。

 

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↑鳥居のすぐ前が道路なので、正面からは危なくて写真が撮れません。お気をつけて!

安産守護・子授けの神、不老長寿、漁業豊穣の神として親しまれています。

 

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↑なんだか珍しい姿の社ですよね。鹽竈神社はかつて、上述の浜降り神事の際、神輿を清め祓いした岩穴だったそうです。岩穴の神社…なんだか神秘的。

 

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鹽竈神社の鳥居前から。赤い鳥居は、玉津島神社の西参道口です。

写真には写っていませんが、左側は和歌浦の海。紀州東照宮もそうですが、海の近くの神社って、都会の神社や山の神社とは雰囲気が違って、これまた風情があります。

 

社務所御朱印をいただきました。

 

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玉津島神社の切り絵御朱印。右の黒い丸の中に、和歌の女神様である衣通姫尊を切り絵で表現されています。とっても素敵。

 

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↑拡大してみました。

この御朱印は折っては貼れないなぁ~。神社の見開き切り絵御朱印が貼れる、見開き御朱印帳をどこかで調達するか(/・ω・)/

他にも2種、見開きの御朱印がありました。

 

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↑ウサギさんの御朱印🐇

 

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鹽竈神社御朱印、こちらは「健康長寿」です。もう一つ、安産守護(だったかな?)もありました。

 

海沿いの雰囲気がすごく気に入った、素敵な神社でした。次は温かい季節に訪れてみたいです。

 

 

玉津島神社鹽竈神社

住所:和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-26

tamatsushimajinja.jp