【和歌山】巨岩が御神体!崖のように急な石段が怖すぎた、神倉神社(新宮市・御朱印)
和歌山・新宮市にて。
熊野三山の一つで世界遺産、熊野速玉大社を参拝した後、車で数分の場所にある摂社・神倉神社へ向かいました。
ここ、とんでもなかった…!!!写真では見たことがあったけれど、まさか参拝があんなに大変だとは思いもしませんでした💦
境内のすぐそばに駐車場があるので、車を停めて境内へ。
↑この橋を渡って、境内へ。しかし、右にチラッと写っている通り、犬はこの先入ることはできません。
パパさんと交代で参拝することに。
↑神倉神社は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されている熊野速玉大社に含まれています。
神倉神社の創建は128年と伝わり、熊野三山が祀られる前に神が降臨したという、言わば”始まりの場所”なのですね。
神倉神社は、熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された聖地です。天ノ磐盾という峻崖の上にあり、熊野古道中の古道といわれる五百数十段の仰ぎ見るような自然石の石段を登りつめた所に御神体のゴトビキ岩があります。
熊野速玉大社は、まだ社殿がない原始信仰、自然信仰時代の神倉山から、初めて真新しい社殿を麓に建てて神々を祀ったことから、この神倉神社に対して「新宮社」と呼ばれています。
↑こんな看板が。とは言え、とは言えですよ。
これまで個人的に参拝に登るのが大変だった、千早城や、安土城跡や、長命寺など、疲労困憊になりながらも登れたんです(普段運動不足の運動嫌いなので、精一杯でしたけど😂)。なので、このように書かれていても、神倉神社だってちょっと疲れるかもしれないけれど大したことはないはず、と思っていたのです。
この時はまだ…(笑)。
↑パパさんが参拝中、私とさんぽしながら待つぽー🐶
橋を渡ると、そこは山。山でしかない(笑)。
↑小さな看板に、「キケン!子供は上にのぼるな」と書いてあります。え、大人はいいの…(・・? こんなこと書いてあったら、大人の私も怖いんですけど😅
橋を渡って左に進むとすぐ、そこに現れたのは…。
↑大きな両部鳥居と、ゴツゴツしたこの石段!
ええええ、これを登るの!?拝殿はどこ?見えないんですけどー!
それでもね、すぐ着くだろうと、軽い気持ちで登り始めたんですよ。
…甘かったです。なめてました。
登り続けていたら、この石段って不揃いで急すぎて、序盤で既に足が上がらなくなってくる…!一歩一歩踏み出すのが、どんどん遅くなって、あれ?と。ガタガタ、ゴツゴツの石なので、綺麗に整備された階段とは全然違って、足元がおぼつかなくて、怖くなってきたのです。
それなのに、写真の通り、手すりがない。ふらついても、掴まるものがなーい!
段差が急すぎるし、ふらついてちょっと後ろに倒れでもしたら、転がり落ちて大怪我どころかこれ、ヤバいんじゃ?
途中から、手をついて這うように登っていました。
しかし、登りながらふと思ったのが、「この先登れたとしても、これをまた降りてくるんだよね…?」ということ。登る以上に怖い!
もっと上まで頑張ろうと思ったのですが、それ以上に怖くなってしまって、泣く泣く途中で引き返すことにしました。
私のちょっと前を、幼稚園児くらいの女の子とお母さんが登っていました。手をつきながらも、ひょいひょいっとロッククライミングのように登っていくではありませんか。すごい…。そんな二人の背中を見届けながら、途中であきらめた私。情けない(+_+)
途中までしか登っていないのに、そこから降りるのは登りよりも怖かったです。段差が特に急な個所は、立っていられなくて、座りながら降りていました💧
途中で降りてきたくせに、翌日太ももが筋肉痛になりましたよ~😅
これは本当に、足腰に自身のない人は無理せずやめておいた方がいいですね。石段入口の鳥居前で参拝です。
ということで、上まで登れず、拝殿で参拝することはできませんでした。ショック( ノД`)
パパさんは頑張って上まで登り切って、無事に降りてきたので、パパさんが撮った写真を見せてもらいました。
↑500段以上の石段を登ったら、この光景が見られます。これが、神倉神社の拝殿と、御神体の巨岩「ゴトビキ岩」。この場所に、この形のまま残っているなんてすごい。いやぁ、すごい所です。確かに、パワーがいただけそう。
なお、後で調べると、急な石段を避けられる、緩やかな”女坂”という山道があったそうで!私、全然気づかなかったんですけど😅女坂なら登れたかもしれないです~。リベンジはアリかな?
それにしても、冬に行ったのは良かったかも。夏は暑くて、そして虫やマムシが出るかと思うと、やめておきたいです😅長命寺を登った時は辛かったもんなぁ~(笑)。
御朱印は、熊野速玉大社でいただけます。
↑令和四年の特別御朱印です。熊野速玉大社の御朱印と、セットでの授与になっていました。
この御朱印は、神倉神社の「お燈祭」をデザインしたもの。「お燈祭」は毎年2月6日に開催されるお祭で、火を持ってこの石段を男たちが駆け降りるのだそうです。ひぃぃ、そんな怖すぎるお祭りが(゜.゜)
いやぁ、こんなに参拝が大変な所だとは思ってもみませんでした。
その分パワーがいただけて、強烈な印象を残してくれる場所だと思います。
神倉神社