【奈良】後醍醐天皇が南朝の皇居とした場所、吉水神社。ワンコ連れにも優しい(吉野町・御朱印)
奈良・吉野へドライブ🚙
今回吉野を訪れた一番の目的はここ!吉水神社です。ここ、歴史的にもすごい所でした。日本史好きにはたまらない場所です。後醍醐天皇が京都から吉野に逃れ、南朝の皇居としたのがまさにここなのですね。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」にも含まれている吉水神社。犬にも優しいとの情報を得て、我が家の愛犬ぽー🐶も連れて行きました。
↑初めての場所でクンクンが止まらないぽー君🐶
↑門前にて。ちなみに、この門前をくぐってすぐ右が小さな駐車場になっており、そちらに停めることができました。混雑時は厳しいかも💦
↑門前に掲げられた文字。これは、元弘の変に敗れ沖に流される途中の後醍醐天皇へ、児島高徳という武士が桜の木に刻んだ十字の詩なのだそうです。
↑門前に祀られている、金生大明神。金運UPを願って…😆
↑門をくぐってすぐ右手には、「一目千本」の絶景が。吉野が桜の名所としても知られることは言うまでもありませんが、吉水神社のこの「一目千本」の景色も素晴らしいそうで、桜のシーズンには目の前がピンクに染まる景色が見られます。一度見てみたいものです🌸
↑山門?神門?
吉水神社は、神社というよりお寺っぽい雰囲気を強く感じる場所なのですが、それはそのご由緒を知ればすぐに納得しました。
もとは吉水院という名前だった吉水神社。白鳳年間、天武天皇の時代に、役行者が開いた僧坊だったそうです。
1185年(文治元年)、源頼朝に追われた源義経と静御前、弁慶は、この吉水院に隠れ住んでいました。
さらに、南北朝時代には、後醍醐天皇はここを南朝の皇居としました。
歴史的にも重要な場所となっていたのですね👀
(参考:「吉水神社」より)
↑吉水神社の参拝作法は、「二礼二拍手一礼で」ではなく、なんと「二礼十七拍手一拝」!えええ、じゅ、17拍手!?初めて聞きましたよー。17の神に感謝する意味があるのですね、ほぉぉ~👏
↑庭園が素敵です。
↑世界遺産碑。あっ、ぽー🐶を抱っこして写真を撮る私が写り込んでいる…💧
↑ざっと見ても、目を見張る見どころばかり。
↑本殿。主祭神の後醍醐天皇、そして天皇の忠臣であった楠木正成らを祀っています。また、元々は離れた場所にあった勝手神社の祭神もここに仮遷座しています。勝手神社は2001年に焼失してしまったのだそうです。
↑ここで、ぽー🐶も一緒に、二礼”十七拍手”一拝をしましたよー。
この奥の書院は、拝観料が必要です。大人600円。犬も入れるか聞いたところ、抱っこでOKでした。ありがたい。
↑こちらからお邪魔します。
内部の写真は載せませんが…この中が、本当に素晴らしかった!!!
入ってすぐには、源義経・静御前の潜居の間、弁慶思案の間。そしてその先を進むと、後醍醐天皇の玉座!
さらに、展示されている文化財や寺宝も貴重なものばかり。源義経の鎧(重要文化財)、静御前の鎧、弁慶七つ道具、後醍醐天皇の琵琶や硯など所持品、空海作と最澄作の仏像(並んで展示されている!)、一休さんこと一休和尚の墨書、水戸光圀公の書状、助さんの書、本居宣長の書…。どれもこれもが、日本史の偉人ゆかりのもので、一つ一つ見るたびに「おぉぉー!」と言ってしまいそうでした(笑)。
そして、狩野永徳の金屏風も。これは、豊臣秀吉が1594年(文禄3年)、吉野で盛大なお花見をした際にここに数日間滞在し、その時に愛用したものなのだそうです。
↑お庭も風情があってとても良い。奥にうっすらと見えているのは、金峯山寺です。
↑「豊太閤秀吉花見の本陣」の碑。
↑書院のお庭の北側にある、北闕門(ほっけつもん)。後醍醐天皇が、京都へ向かって祈っていた場所なのだそうです。ここで祈ると、邪気が払われるのですって✨
とにかく見どころが満載だった書院の拝観を終えて、有料エリアを退出。
↑弁慶の力釘。弁慶が力試しに、親指で2本の釘を石へ押し込んだものと伝わります。
↑御守などの授与品、種類豊富です。犬の絵馬が豊富!犬種がいくつも用意されているのが嬉しいですね🐶♡
受付で御朱印をいただきました。
今回はジャジャーン(古い(+_+))、御朱印帳も拝受しました🎶
↑黒の背景に、本殿と書院、上には一目千本の桜の景色がデザインされています。大きいサイズ。カッコいい!
↑最初のページの御朱印です。
↑次のページには、勝手神社の御朱印が。
いやぁ、日本史好きにはたまらない場所でした!ここに刻まれた歴史を、肌で感じられるようでした。
この日は全然混んでいませんでしたが、桜の季節は混雑するでしょうね💦でもいつかは、一目千本の桜を見に行きたいなぁ。
吉水神社