【大阪】"十三まいり"とおおさか十三佛のお寺-太平寺(天王寺区・御朱印)
大阪・天王寺周辺をぶらり。いつもはJR/大阪メトロ天王寺駅から歩きますが、この日は大阪メトロ谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘駅で下車してみました。
久しぶりに、おおさか十三佛のお寺巡り。
13カ所と、他の霊場よりはだいぶ数が少ないのに、全然満願できていませんでした😅
↑綺麗な山門。修復されたのでしょうか?山門前には「十三まいりの寺」と書かれた石碑が目立っています。十三まいりとは、関西で特に根付いた風習のようです。九州出身の私は、太平寺について調べるまで、聞いたことすらありませんでした👀
十三詣りあるいは十三参り(じゅうさんまいり)は旧暦の3月13日前後 (新暦の3月13日から5月13日)に、男女とも数え年13歳でおこなう祝いである。子供の多福・開運を祈り、小学校を卒業して中学校に入学する春に寺社に詣でる形式が一般的。
特に京都嵯峨の虚空蔵法輪寺における虚空蔵菩薩への「十三参り」は有名である。虚空蔵菩薩は十三番目に誕生した智恵と福徳を司る菩薩とされる。これに因み別名、知恵詣りまたは智恵もらいとも云う。七五三ほど全国的に一般的ではない。
(「十三詣り - Wikipedia」より)
太平寺の御本尊は虚空蔵菩薩。太平寺の十三まいりも、昔から親しまれてきたのだそうです。
↑山門をくぐると、マスクを着けてほほ笑む、可愛らしいお地蔵さまが出迎えてくれました☺
↑こちらにも☺お地蔵さんの側のメッセージも良いですね。
↑マニ車です。おおさか十三佛のお寺には必ず、こちらのネパールから寄贈されたマニ車がありますね。今回もしっかり、回してきました。
太平寺は、曹洞宗のお寺です。お寺のHPやWikipediaに創建年が記載されていないので不明ですが、1663年(寛文3年)に中興。元は真言宗だったのを、この年に曹洞宗に改めたそう。
御本尊は上述の通り、虚空蔵菩薩。
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)は大空のような広大無辺の知恵と慈悲を持ち、衆生の願いをかなえるとされ、十三仏信仰の十三番目、満願成就の仏さまです(おおさか十三仏霊場第十三番)。また丑年寅年の守り本尊さまとして信仰を集めています。
(「太平寺の紹介:十三まいりのお寺・太平寺」より)
大阪大空襲により伽藍を焼失してしまいますが、戦後に復興されました。
↑本堂です。まずはこちらで、虚空蔵菩薩さまに向かっておまいり。
↑本堂から向かって右手の方には、北山不動明王。「大阪四不動」霊場の、南方不動でもあります。大阪四不動は他に、了徳院と釋迦院に参拝済み、あと一カ所(城東区の不動寺)で満願です。
↑広くはないお寺の境内に、かなり目立つ鳥居。これは、太平寺がかつて加賀藩大坂蔵屋敷の菩提所だったことに由来しています。
廃藩置県の際に蔵屋敷内にあった前田家(本姓菅原氏)の先祖道真公を祀る天神宮を寺に移したのです。しかし立派な神殿や拝殿は、歴代藩主の見事な位牌とともに昭和20年の戦災で焼失しました。
(「太平寺の紹介:十三まいりのお寺・太平寺」より)
それで、現在は鳥居だけが残っているのですね⛩鳥居を挟んで、針塚と筆塚も建っています。
↑茶筅塚。
↑聖観世音菩薩桜観音。平成24年の建立です。
寺務所で御朱印をいただきました。
↑おおさか十三佛第13番、虚空蔵菩薩の御朱印をいただきました。御朱印はもう一種類、北山不動の御朱印も受けることができます。
ご丁寧に対応くださり、ありがとうございました(*^^*)
おおさか十三佛のお寺に来たら、もちろんこちらも!
↑スマホで仏さまカードをゲット!ですよ★可愛らしい虚空蔵菩薩さまが登場してくれました😄
おおさか十三佛巡り、ようやく満願が見えてきたかな?1番から順番に巡っていなくてやや気おくれはするのですが😅
十三まいりという行事のことも知ることができたし、今回もご縁に感謝です。
★おおさか十三佛のお寺訪問記&御朱印★
第1番・法楽寺
第3番・家原寺
第4番・四天王寺
第5番・常光寺
第7番・全興寺
第8番・太融寺
第9番・国分寺
第10番・大念佛寺
第12番・青蓮寺