元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【奈良】約10mの大観音と国宝本堂、長い登廊に感動。西国第8番の”花の御寺”、長谷寺(桜井市・御朱印)

奈良・桜井市にある有名なお寺といえば、の長谷寺を参拝しました。(2022年5月)

10月にも再度訪れましたが、ここでは5月の初参拝時のことを記しておきます。

西国三十三所第8番札所でもあり、四季折々の花や植物が楽しめる”花の御寺”としても有名な長谷寺。ずっと行ってみたくて、愛犬ぽー🐶を連れて車で向かいました。

犬は、境内抱っこでOKでした。

さすが西国のお寺は格式高く、境内も広くて非常に見ごたえがありました。とても素敵な場所で、何度でも来たい!と、すっかり魅了されてしまいました(*^^*)

 

山門前には、長い参道にお店が軒を連ねています。車は、参道途中にある民間の有料駐車場に停めて、徒歩で数分てくてく。

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↑こちらからお邪魔します!帰りが夕方近かったので、たまたま人が少ないタイミングで撮れました。昼間は人が多かったです。

 

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↑仁王門、重要文化財です。写真では暗くて見えませんが、掲げられている「長谷寺」の額の字は、後陽成天皇の筆だそう。

この仁王門の手前に受付があり、そちらで入山料(500円/大人)を納めて進みます。

 

長谷寺は、真言宗豊山派のお寺。寺伝によると、天武天皇の朱鳥元年(686年)、道明上人が三重塔を建立したのが始まりとされています。その後、徳道上人が神亀4年(727年)、聖武天皇の命により御本尊の十一面観世音菩薩を祀ったのだそうです。

御本尊の十一面観音は古来から有名だったようで、『源氏物語』『枕草子』などにも登場。平安時代から多くの人が詣でたいと憧れた長谷寺を、現代の自分が気軽に訪れていることに、なんだか不思議な感動すら覚えます(笑)。

 

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↑仁王門をくぐると、思わず「わぁ!」と声をあげてしまいそうな、素晴らしい登廊が迎えてくれます。長谷寺と言えば、この長~い登廊も有名ですよね。399段あるそうです。長いけれど、なだらかなのでそれほど疲れません。ずっと見ていたくなる美しい構図です。

この登廊も重要文化財平安時代の長暦3年(1039年)に、春日大社の社司・中臣信清さんという方が、この病気平癒のお礼に造ったという由来があるそう。素敵です。

 

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↑5月に訪れた時はちょうど牡丹の季節で、登廊を色とりどりの牡丹の花が彩っていました。

 

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↑登廊を登り終えると、本堂がそびえています。この本堂は国宝です。

 

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↑内舞台を横から。

 

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↑おお~!!本堂から突き出た舞台、山に囲まれとても眺めが良いです。ここでしばらく日光浴をしていたいくらい(ダメですがっ)、気持ちの良い空気を感じられる場所でした。

 

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↑舞台から、正面の山を望む。

 

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↑舞台からは、五重塔が見えました。

 

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↑さすが国宝、といった威厳をひしひしと感じる本堂。「大悲閣」の額の字も存在感があります。現在の本堂は、慶安3年(1650年)に、徳川家光によって再建されました。

 

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↑こちらから、御本尊の十一面観世音菩薩立像、脇仏の雨宝童子立像と難陀龍王立像を拝むことができます。全て重要文化財です。

御本尊恩十一面観音像は、なんと10m18㎝!国内最大級の木像の仏像だそう。とても迫力があり、古来から多くの人が信仰してきたであろうことが伝わってきました。

この時は特別拝観の期間中で、別途特別拝観料を納めると、内陣拝観および観音像に触れることができるようでした。

 

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↑本堂は、どこから見ても堂々とした風格があります。

 

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↑本堂裏にある大黒堂

 

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↑開山堂。徳道上人を祀っています。徳道上人は、西国三十三所観音霊場を定めたお方でもあります。

 

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↑舞台からも見えていた、五重塔。昭和29年(1954年)の建立と、比較的新しいです。

写真には撮っていませんが、五重塔の隣に本長谷寺があります。この本長谷寺が、天武天皇の命で道明上人が精舎を造営した場所なのだそうです。

 

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弘法大師御影堂。こちらも、1984年の建立とかなり新しいです。弘法大師1150年御遠忌を記念して建てられたのだとか。

 

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五重塔側から、本堂が見えます。

 

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↑ぽー🐶の頭越しの本堂。

 

御朱印は数種類あり、本堂前の納経所でいただけました。

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↑真ん中が、西国第8番の「大悲閣」。西国三十三所草創1300年記念スタンプは、長谷寺の登廊と牡丹です❁左が愛染明王。あれ、愛染堂の写真を撮っていませんでした。

一番右の「梵音」は、御本尊特別拝観の期間限定御朱印でした。納経所とは別に、本堂に設けられている御朱印所でいただけました。

 

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↑こちらも春の期間限定だった、桜の切り絵御朱印です🌸

期間限定の特別御朱印を出されていたりするので、最新情報はInstagramなどでチェックして行くと良いと思います🎶

 

そうそう、五重塔の前には売店があり、お土産やお守りなどを販売しています。

そこで見つけたのが…ご当地キティさん!!

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長谷寺キティがいたとは!御本尊の十一面観音さまになりきった、なんとも神々しいキティさんです。これは嬉しい。即お迎えしちゃいました。

 

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↑背中には、「大和國 長谷寺」の文字。

 

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↑参道で、良い匂いに釣られて買った草もち。素朴でおいしい~😋ぽー🐶の背中でごめんねぇ😅

 

一度では回りきれないくらい見所がたくさんあり、まだまだ紹介できていない部分もたくさんあると思います。

とても好きなお寺になったので、またぜひゆっくり参拝に伺いたいです。

 

 

長谷寺

住所:奈良県桜井市初瀬731-1

www.hasedera.or.jp