【奈良】役行者誕生の地、吉祥草寺。萌えキャラクターの御朱印もいただける(御所市・御朱印)
お久しぶりの投稿です。
奈良県御所市にある、吉祥草寺(きっしょうそうじ)を参拝しました。
こちらは、修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)の生誕地にあるお寺とのことで、興味津々で伺いました。周りはのどかで私たち以外に参拝者もいない中、静かにのんびりとお参りさせていただきました。
↑山門。「役行者誕生所」の文字に「おおお!」とテンションが上がります。
↑境内はそれほど広くありません。とっても渋いお寺さんです。
役行者は634年、この茅原の地に生まれ、生誕の地とされる場所に吉祥草寺を開基したそうです。南北朝時代に兵火により伽藍を焼失し、現在のお堂はその後再建されたものです。
宗派は本山修験宗という、天台宗の流れを汲む修験道の一派となっています。
↑本堂。御本尊の五大明王像(不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)を祀っています。中に入ってお参りできます。
そして、写真には撮っていませんが、本堂のさらに奥にある開山堂に、役行者像が祀られていました。これは、
開山堂には、等身を超える木造の役行者倚像・前後鬼坐像を祀り、これは恐らく本堂が改築された江戸初期の作と考えられます。この役行者像は顎髭がなく、若き日の役小角の姿を写した珍しい像で、同じく堂内に祀る木造役行者母公坐像も、他に遺品の少ない貴重な作例です。
他に参拝者もいなかったため、ゆっくり役行者さんと向き合わせていただきました(*^_^*)
また、境内には、役行者産湯の井戸や、役行者腰掛石もあります。
↑戦没愛馬之塔。このような供養塔を初めて見ました。
↑白龍大神の御神木。
↑薬の発祥地碑も発見💊佐藤薬品工業(株)を創業した佐藤又一さん。
↑熊野権現社。
↑山門の外ですが、小さなお堂があったので気になって。地蔵堂だそうです。
庫裏でお声がけさせていただき、御朱印を拝受しました。
そして、忘れてはいけないのが…
↑見開きの書置きでいただいたこちらの御朱印。吉祥草寺はなんと、萌えキャラクターを信仰対象として祀っているのです!これはびっくり。こちらは役小角奈(えんのおづな)ちゃん。もう一人、追儺(ついな)ちゃんというキャラクターもいます。
いやぁ、こんな渋いお寺さんでこのような取り組みが行われているとは、びっくりしました👀✨
お寺の方にもご丁寧に対応いただき、ありがとうございました。
とても静かな空気の中の参拝でしたが、毎年1月14日には左義長(大とんど)という法要が行われ、大きな松明が点火され大勢の人で賑わうそうです。見てみたい!
吉祥草寺
住所:奈良県御所市茅原279