【大阪】千利休と与謝野晶子について学べる、さかい利晶の杜(堺市)
大阪の堺にある、さかい利晶の杜を訪れました。(2020年8月訪問)
「利晶」とは、堺が生んだ偉人・千利休と与謝野晶子それぞれの名前に由来しています。
茶の湯の大成者・千利休と、近代文学を切り拓いた歌人・与謝野晶子、言うまでもなく、2人とも日本史における有名な人物ですよね。その2人について深く学べる施設がここ、さかい利晶の杜。知れば知るほど、時代背景と共にその人生の奥深さが魅力的に感じられます。
あまり考えもなしに立ち寄ったのですが、予想以上に楽しめる場所でした。
最寄り駅は、阪堺線宿院駅。私は、南海高野線堺東駅からレンタサイクル(さかいコミュニティサイクル)で訪れました。さかい利晶の杜にも、コミュニティサイクルのサイクルポートがあって駐輪できます🚲
開口神社にも近いです。
↑思い切り見切れていますが😅スタイリッシュな外観の建物です。
観覧料は、大人300円。別途料金で茶の湯体験ができるのですが、現在はコロナの影響で休止となっています。詳細や最新情報は公式HPで随時ご確認を。
観覧エリアは1階と2階に分かれており、1階は「千利休茶の湯館」、2階は「与謝野晶子記念館」がメインの見所となっています。
1階には茶の湯体験施設もありますが、前述した通り、現在はコロナのため休止中です。
↑2階から見渡してみました。吹き抜けで開放感のある、明るい館内です。
真下には、観光案内展示室やミュージアムグッズ販売もあります。
展示室では写真を撮りませんでしたが、それぞれ見ごたえのある充実の展示で、思った以上に楽しめました。一つ一つの展示をじっくり見ていました。
千利休の展示では、茶の湯の歴史や千利休の功績はもちろん、当時の諸外国との交易などについて紹介している点が個人的に面白かったです。豊臣秀吉との関係など、日本史好きにも興味深い内容ばかり。
与謝野晶子記念館では、一人の女性として、そして文化人としての与謝野晶子の生きざまがまざまざと伝わってきて、感性を大いに刺激されました(笑)。情熱的で、自由な面を持ち合わせた彼女は、昔ながらの日本女性のイメージとは一線を画していて。それは、彼女がフランスをはじめヨーロッパの国々を旅行し、外国の文化を肌で体験したことも大きく影響しているのだと思います。そして、日本各地もたくさん旅行していたのですね。
彼女の価値観とその生き方には、心を揺さぶられるものがありました。
2階の与謝野晶子記念館の隣には企画展示室があり、定期的にさまざまなテーマで企画展が開催されています。私が訪れた時は、「蔵のとびらを開いてみれば~堺鉄砲鍛冶屋敷 井上関右衛門家」という企画展が行われていました(すでに終了)。当時の鉄砲鍛冶のビジネスや暮らしの様子が、貴重な資料と共に紹介されていました。
充実の展示を見終えて、期待以上の満足感で館内を後にしました。
しかし、まだ帰れません!さかい利晶の杜の外に、千利休屋敷跡があるのです。
↑こちら。
↑屋敷跡には井戸が残っているだけなのですが、ボランティアの方が丁寧に説明してくれました。
敷地内には、和食レストランや、おしゃれなスターバックスもあります。
↑和を感じるスタイルの造りが良いですね。ドライブスルーもできます。ここでちょっとひと休みするつもりだったのですが、店内には長蛇の列💦そしてドライブスルーの車も行列。並ぶ時間が惜しかったので諦めました~。
↑外の席は、ワンコ同伴OKになっていましたよ🐶
見所たくさんで充実の内容、勉強になりました。
堺はちょうどいいスケール感で、歴史にあふれていて、個人的に好きな街です。また時々訪れて、歴史散策をしてみたいと思います。
さかい利晶の杜