元・ふわふわ北京日和

約6年半中国で働き、2019年4月に本帰国。北京で出会った愛犬ぽー(トイプードル×ビションフリーゼ)が相棒★中国暮らしを懐かしみつつ、日本にいながら日々思うことを。

【奈良】明日香村で愛犬とぶらり散歩~石舞台古墳&飛鳥板蓋宮跡

奈良の明日香村へ、愛犬ぽーを連れてドライブ🚙

明日香村は日本史の教科書でもおなじみ、かつては都も置かれていた「飛鳥」の地です。

見どころがたくさんありすぎて、半日ではとても回り切れず、今回はぽーと散歩しながら石舞台古墳と飛鳥板蓋宮跡に行ってみました。

 

遺跡の多いこの一帯は「国営飛鳥歴史公園」として整備されており、「石舞台地区」「高松塚周辺地区」など主に5つのエリアに分けられています。

https://www.asuka-park.go.jp/about/

この歴史公園内に遺跡や遺構がザックザクあります。古墳ファンにはたまらないのでは。

有名なものだけでも石舞台古墳高松塚古墳キトラ古墳。まずは石舞台地区にある石舞台古墳へ行きました。

近くの駐車場に車を停めて散策。

 

石舞台古墳

入場料は大人300円。犬連れに関しては特に案内は見当たらず、受付で聞いてみたところ「大丈夫ですよ」と言っていただけました。ありがとうございます!

 

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↑入口の所。

 

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↑写真で見たまま!の石舞台古墳。言われなければこれが古墳とは分からないですよね~。

石舞台古墳とは;

日本最大級の石室をもつ、飛鳥を代表する古墳。7世紀初めの築造で、1辺約50mの方墳だったが、早い時期に墳丘の盛り土がはがされ、巨大な横穴式石室がむき出しになってしまった。露出した石は約30個、総重量は2300tと推定されている。被葬者は不明だが、蘇我馬子の墓の可能性が高いといわれている。

(「明日香村観光マップ」より)

 

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↑ぽー君と古墳。いつものことながら、ぽー君は全くカメラ目線をくれません🐶この古墳そんなに大きくないのに、ぽー、ちっちゃいな(笑)。他にも犬連れのお客さんを見かけました。

 

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↑反対側から。

 

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↑中に入れます。ちょうどガイドさんが説明をしているところでした。

 

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↑中に入って上を見上げてみる。

蘇我馬子のお墓(かもしれない)かぁ。なんだかロマンを感じます(笑)。

 

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↑敷地内はちょっと散歩できる感じの広さです。

 

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石舞台古墳の復元石棺。

 

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石舞台古墳を含む石舞台地区。古墳エリアの外は広い芝生になっていて、ボール遊びや自転車遊びなどをする親子、ピクニックみたいに芝生でくつろぐ人、犬の散歩をする人など、皆思い思いに体を伸ばしてくつろいでいました。

芝生をぐるりと一周、ぽーを連れてお散歩。平和です。

 

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↑石舞台地区にある、レストラン兼ショップ「明日香の夢市」。ここで観光マップをもらいました。

 

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↑お店の前にて。体毛の色が砂利に溶け込んでるし(笑)。

 

石舞台地区から車で少しだけ移動し、飛鳥宮跡へ。

ちなみに、明日香村では数カ所レンタサイクルを借りられる場所があって、自転車で回っている人を何組も見かけました。

そうなんですよね。村内には見所が点在しているけれど、徒歩だとちょっと疲れる、しかし車は小回りがききにくいし駐車場を探すにも迷う…。自転車で回るのが一番効率が良い気がしました。

 

飛鳥宮跡 伝飛鳥板蓋宮(いたぶきのみや)跡

 

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乙巳の変大化改新)のはじまりの舞台となった場所で、皇極天皇の宮殿跡です。

板蓋宮 - Wikipedia

 

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↑この通り、のどかです。平和です。

かつてはここに都があったのだなぁ。それにしてものどかなことよ。

 

飛鳥宮跡をちょっと北に行き、飛鳥寺近くの所にある信号にびっくりしました。

 

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↑進め20秒、止まれ4分🚥

止まれが長い!急いでいる時に出会いたくない信号です😅

 

今回はこれだけしか行きませんでしたが、明日香村は見所がたくさんあります。古代ロマンが好きな人にはたまらないですね。

ところどころに古民家をリノベーションしたようなカフェやショップ、ゲストハウスなども見かけました。

またゆっくり散策してみたいエリアです。

 

 

石舞台古墳

住所:奈良県高市郡明日香村島庄133

https://www.asuka-park.go.jp/area/ishibutai/tumulus/

飛鳥宮跡 伝飛鳥板蓋宮(いたぶきのみや)跡

住所:奈良県高市郡明日香村大字岡

https://www.asuka-park.go.jp/midokoro/remains/

 

 

 

 

 

交響楽団の舞台裏をコミカルに描く、ガエル・ガルシア・ベルナル主演ドラマ『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』

Amazonプライムオリジナルのドラマ『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』全4シーズンを観終えました。

ニューヨークの交響楽団を舞台に、人間模様を描くドラマです。面白かった!

主人公の天才指揮者ロドリゴを演じるのは、私の好きなメキシコ人俳優ガエル・ガルシア・ベルナル!彼の魅力がたっぷりで、とても楽しく鑑賞しました。彼は本作で、2016年のゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています。

 

↑画像をクリックするとAmazonページに飛びます

モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』全4シーズン(2015~2018年米)

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ローラ・カーク、バーナデット・ピーターズほか

 

歴史ある名門、ニューヨーク交響楽団に、新たに天才指揮者ロドリゴ・デスーザ(ガエル・ガルシア・ベルナル)が就任する。自由奔放で我が道を行く破天荒なロドリゴは、その情熱ゆえに騒ぎを引き起こし周囲を振り回す。一流のオーボエ奏者を志すヘイリー・ラトリッジ(ローラ・カーク)はチャンスを掴もうと、交響楽団入りを目指す。

 

ニューヨーク・フィルハーモニックオーボエ奏者であるブレア・ティンドールによる自伝が原作となっており、交響楽団の裏を覗き見ているようで興味深いです。

楽団内の色恋沙汰や、限られた椅子を争うライバル関係。一流奏者たちの稼ぎや労働条件が実はあまり良くなく副業は当たり前なことといった内情。普段知ることのないクラシック界の舞台裏が、とてもコミカルでハートフル、時には切なく描かれています。

 

何と言っても、ガエル・ガルシア・ベルナル演じる天才指揮者、ロドリゴが魅力的。メキシコから来た才能あふれる指揮者で、その自由で破天荒なやり方に周りは惑わされっぱなし。しかし憎めないキャラクターで情熱的な彼は周りから愛され、楽団になくてはならない存在となります。

中年だけれど少年のような笑顔と天然さが本当に素敵で、周りは彼を放っておけないんですよね。しかし決してカリスマ性ばかりを持ち何でも上手くいくというわけではなくて、仕事にもプライベートにも悩み、苦悩を抱え、彼自身も前に進もうとしている。そんな描写がより人間性に富んでいて良かったです。

指揮者って近寄りがたいイメージを勝手に持っていたのですが、ロドリゴのキャラクターはいたってフレンドリー。通勤は自転車で、私服もラフ(キャラクターによく合っています)、誰にでもすぐ話しかける。彼のような人物がいれば、きっと敷居の高い(イメージがある)クラシックももっと気軽に楽しめそうな気がしました。

話がそれますが、私、ガエル・ガルシア・ベルナルが昔から大好きでした。スペイン語を勉強しようというモチベーションも、元をたどると彼の影響が大きいです(笑)。映画にハマり出した頃、『アモーレス・ペロス』『モーターサイクル・ダイアリーズ』『ブエノスアイレスの夜』などの彼の出演作を観てファンになりました。

しばらく彼の出演作を観ていなかったけれど、こんな素敵なドラマで再会できてとても嬉しい。彼も白髪がまじる中年に差し掛かってきたものの、少年のような表情はそのままで、魅力的な大人の男性になったのだなと感慨深くなりました。勝手に(笑)。

 

もう一人の主人公は、若い女オーボエ奏者のヘイリー。幼少の頃からオーボエを始め、一流になるべく奮闘しています。どこか自分に自信を持てずにいたヘイリーが、ロドリゴとの出会いを通じて自信をつけ、成長していきます。

ロドリゴからは、スペイン語なまりで「ハイライ」と呼ばれます。個性的なロドリゴに対し、ヘイリーはとっても普通の女の子といういで立ち。そのギャップもまた可愛らしくて良かったのかな。ロドリゴの元妻で天才バイオリニストのアナ・マリアは超絶美人の性格ぶっ飛びキャラでしたし( ´艸`)

ただ、私としては…ヘイリーが指揮をやり出してからはあまり好きではなくなってしまいました。ひたむきにオーボエで一流になりたいと頑張っている時の方が良かったな。

 

脇を固めるキャラクターもしっかり描かれていて、皆良かったです。決定的な悪役がいないというのも、安心して観ることができて、誰にでも愛着を覚えてしまいます。

楽団の理事長グロリア役のバーナデット・ピーターズは、『グッド・ファイト』でマイアの母親を演じていた人だ!

クールな美人チェロ奏者シンシア(サフロン・バロウズ)、ロドリゴの前任の指揮者トーマス(マルコム・マクダウェル)も、ストーリーを盛り上げる重要なキャラクターです。

 

また、ゲスト出演者も豪華。

著名ピアニストのラン・ラン(郎朗)や、バイオリニストのジョシュア・ベルが本人役で出演しています。

さらに、伝説のオペラ歌手役で派手に存在感を見せつけたモニカ・ベルッチには参りました。その圧倒的な美貌は健在です。

シーズン4では日本が舞台のエピソードがあり、『HEROES』のマシ・オカ加瀬亮原田美枝子らも出演しています。

 

ニューヨークを中心に、メキシコ、イタリアなど複数ロケ地があるのも楽しい。しかし、しかし…。シーズン4の日本のシーンは、なんだかなぁ~。ちょっといただけなかった(笑)。

でも、ガエルさんたちが日本でロケをしていたなんて嬉しいです。

ロケは東京や札幌で行われたそうです。渋谷のスクランブル交差点や山手線、タワーレコードなど、東京で見慣れた光景がちらほら。グロリアとトーマスがハリネズミカフェに行ったシーンでは笑いました🦔

 

アメリカのドラマって、警察、弁護士、医療、テロ、超能力などばかりで、ハラハラするけれど観ていて疲れる…。そんな人にもおすすめできるドラマだと思います。

ただ、残念ながら、シーズン4を最後に制作は終了となってしまいました。

シーズン4最後のロドリゴがこの先どうなるかが気になったので、とても残念です😢もう少し、『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』の世界に浸っていたかったな。

 

それにしても、『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』にしろ、『マーベラス・ミセス・メイゼル』にしろ、Amazonオリジナルドラマにも秀作がありますね!

Amazonプライムのコストパフォーマンスに日々感謝しております(笑)。

 

 

↓原作となったブレア・ティンドールの著書(日本語訳)はこちら

 

 

 

痛みを感じない男と、痛みを感じてはいけない女。韓国映画『痛み』

映画鑑賞記録。2011年の韓国映画『痛み』をAmazonプライムで観ました。

このタイトルが良い。悲しみも切なさも含んだ一語、「痛み」。

 

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『痛み』(2011年韓国)

原題:통증

監督:クァク・キョンテク

出演:クォン・サンウ、チョン・リョウォン、マ・ドンソクほか

 

幼い頃事故で家族を亡くし、その後遺症で皮膚の感覚を失った男ナムスン(クォン・サンウ)。少年院で出会った兄貴分のボンノ(マ・ドンソク)と借金の取り立て屋をしており、痛みを感じないナムスンは殴られ役を演じることで相手に恐怖を与え、借金を返済させるという手段を使っていた。

ある日、亡き父の借金を背負ったドンヒョン(チョン・リョウォン)という女の所へ借金を取り立てに行く。物怖じしないドンヒョンに不思議な感情を抱き始めるナムスン。二人は惹かれ合う。

ドンヒョンは、わずかな出血でも命取りになってしまう血友病を患っていた。いくら血を流しても痛みを感じない男と、血を流すことのできない女。相手の痛みを知り、距離を縮めていく二人だが…。

 

二人の男女の物語ですが、決して甘いラブストーリーではなくて、悲壮感を露骨に漂わせもせず、バイオレンスを掛け合わせて人の心情を突いてくる描き方が、とても韓国映画らしくて好きだと思いました。監督はクァク・キョンテク、『友へ チング』の監督さんでしたか! 私が初めて観た韓国映画は『友へ チング』で、当時高校生の私は一人で映画館で観たのですけど、初めての韓国映画にものすごい衝撃を受けたことをよく覚えています。この時から、私の中の韓国映画のイメージは『友へ チング』なんです。

 

いくら殴られ血を流しても痛みを感じず、痛みだけではなく味覚や皮膚感覚も失ってしまったナムスン。 日々を無気力に過ごし、笑うことも涙を流すこともなかった。

そんな彼が、貧乏で難病を抱えているが、喜怒哀楽を隠さず自分のことを怖がりもしないドンヒョンと出会い、惹かれ合います。

無痛症と血友病、対照的なコンプレックスを抱える二人。相手の痛みを知って相手のことを愛する。そんな二人が不器用で美しくて、そして儚く、脆い。痛みを感じない男と、痛みを感じてはいけない女が、心の痛みを感じる時。その瞬間の、クォン・サンウとチョン・リョウォンの演技に魅せられました。

 

韓国語もっと聞き取れるようになりたいよー。勉強しようっと。

 

 

 

 

【読書記録】想像もつかないユニークな国と地域がたくさん『国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ!』

『国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ!』を読みました。地球儀や世界地図をいつまででも眺めていられるほど好きで海外への興味が尽きない私、とても面白く読みました。

 

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『国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ!』吉田一郎 ちくま文庫(2010年発行)

私が読んだのは、この文庫化される前の単行本(交通新聞社、2005年発行)です。もう15年前の古い本で、少なからず各地の情勢は変わっていることと思いますので、それを前提に。

著者の吉田氏のお名前は存じ上げませんでしたが、プロフィールによると「香港ポスト」記者や「香港通信」「香港ビジネスポスト」編集長を経て、現在無所属のさいたま市議になっています。

 

「小さくても立派にやってる極小国家ベストテン」「国の中で独立するもう一つの国」「ワケあって勝手に独立を宣言した国々」「常識だけでは判断できない珍妙な国・地域」「かつてはあったこんな奇妙な国・地域」の五章構成で、52の国(?)・地域を紹介しています。

「極小国家」で紹介されるバチカン市国モナコ公国、ツバル、モルディブ共和国など比較的有名な国から、私の不勉強もありますが全く名前を知らなかったユニークな国・地域がたくさん。

国際的に国とされない自治州や扱いが複雑な国、勝手に独立宣言したけれど認めれられていない国、つい数十年前まで存在していた不思議な国など、日本で生まれ育った身からすると想像を超える背景を持つ国々がたくさんです。世界地図と見比べつつ、訪れたことのない現地の風景を想像して読んでいました。

その仕組みを知らなかったアラブ首長国連邦ハローキティ金貨を発行したクック諸島のニウエ、領土は持たないが100以上の国と外交を結ぶ“国家”マルタ騎士団、かつてはアメリカの領土だったパナマ運河地帯、などなど。

日本にいては想像もつかないことが盛りだくさんです。世界は本当に広く、面白い。

 

ところで、国の定義とは。本書の「シーランド公国」のコラムでは、

一九三三年のモンテビデオ条約によれば、国際法で認められるべき国家の要件は、①国民、②領土、③政府、④外交能力で、シーランド公国はこれらは満たしていそうだが、一九八二年に締結された国連の海洋法では、島について「自然に形成された陸地」と定義しているので、人工島は領土として認められず、人工島だけを支配するシーランド公国は、領土を持たないから国家とは認められないということになる。

とあります。

 

外務省によると↓、国の数は196(日本が承認している国195+日本)。

www.mofa.go.jp

ただし、これはあくまでも「日本が承認している」数なので、日本以外では見解が違う場合が多々あります。

本書『国マニア』の冒頭「はじめに」でも、こう記されています。例えば、上の外務省ホームページでも確認できますが、日本政府の公式見解では東アジアにある国は日本と韓国、モンゴル、中国の四つ。北朝鮮と台湾(中華民国)は国とみなしていません。しかし、中国政府やモンゴル政府の見解では、北朝鮮は国です。

東アジアだけ見てもこのような複雑さなので、ましてや世界レベルでこれを考えると、「国」というものの見方が各国によってかなり異なることは容易に想像できます。 

 

これから生きている間にどれだけ未知の国や地域を訪れることができるか分かりませんが、やっぱり世界を知ることは面白いし、日本に留まっていてはもったいないとつくづく思います。

夢が広がる一冊でした。

 

 

(参考)

www.bbc.com

 

 

 

 

ネット社会の“絆”とは。映画『ディス/コネクト』が描くリアリティ

映画鑑賞記録。2013年の映画『ディス/コネクト』です。ネット社会で繋がった人、そして現実世界で薄れた繋がり。特に有名な俳優さんが出ているわけではないけれど、非常にリアリティがありハラハラさせられました。

 

※画像をクリックするとAmazonページに飛びます

ディス/コネクト(2013年米)

原題:Disconnect

監督:ヘンリー=アレックス・ルビン

出演:ジェイソン・ベイトマンポーラ・パットンほか

この日本語を被せたビジュアルがごちゃごちゃしていて好きではないです(笑)。

 

友達のいないベン(ジョナ・ボボ)は、多忙で弁護士の父親リッチ(ジェイソン・ベイトマン)や家族ともあまり口をきかず、SNSを心の拠り所としていた。SNSジェシカという他校の女子生徒と繋がり、彼女に気に入られようと裸の写真を送ってしまうが、ジェシカは実は男子同級生のなりすましであり、ベンを陥れようとする悪質ないじめだった。写真が出回りショックを受けたベンは、自殺未遂を起こして意識不明に陥ってしまう。加害者少年の父親マイク(フランク・グリロ)は元刑事で今は探偵、息子に高圧的な態度をとることが多く、コミュニケーションは上手くいっていない。

所変わって、シンディ(ポーラ・パットン)は幼い息子を亡くし、夫との関係もぎくしゃくしていた。夫との会話が減った寂しさをチャット相手との会話で埋めようとするが、ネット詐欺にあってしまい夫婦は破産寸前に追い込まれる。

また、別の場所ではテレビ局のレポーターであるニーナ(アンドレア・ライズボロー)が、未成年がアダルトサイト上で働かされウェブカメラで客と卑猥な行為をしていることを知る。そんな少年の一人カイル(マックス・シエリオット)と接触し、取材を試みる。

3つの物語が進行する群像劇。

 

SNSでの嫌がらせ、オンライン詐欺、未成年とアダルトサイト。どれも、舞台を日本に置き換えても十分成り立つと思います。このような事件をニュースで見聞きしても大して驚かなくなってしまったくらい、ネットが私たちの生活を侵食している現在。

ネットの恩恵はとてつもなく大きいし、ネットなしの生活なんてもう考えられません。

それと同時に、ネットを利用した悪意というのは、残念ながら確かに存在する。

 

ネットでの新しい出会い、繋がりがもたらすもの。

そして、ネットに傾倒すればするほど、実は現実世界のリアルな繋がりが薄れていないか?

そう考えさせられる、良作だと思います。

 

本作では3つのエピソードが描かれていますが、特にSNSを使った嫌がらせは人を自殺に追い込むほど深刻な問題となっています。

10代のお子さんを持つ保護者の方に、ぜひこの映画を観てほしい!映画の舞台はアメリカですが、日本でも決して他人事ではないはずです。

そして、被害者と加害者両方の父親の心理描写も非常にリアルでした。どちらの立場になっても、親が子を思う気持ちは変わらないし、わが子を愛している。それが故のクライマックスは緊迫感があり、目が離せませんでした。

変に綺麗に仕上げようとしないあのラストの終わり方も、私は良かったと思います。

 

 

 

 

【和歌山】ニタマ駅長に会いに和歌山電鉄貴志駅へ。たま電車もキュート♡

猫の「たま駅長」で有名な、和歌山電鐵貴志駅に行ってきました🐱

JR和歌山駅貴志駅を結ぶローカル線、貴志川線の終点駅。紀の川市にあります。

 

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↑駅舎に猫耳が!「貴志駅」よりも「TAMA」の方が目立っています( ´艸`)周辺は閑静な田舎で、ぽつんと現れる可愛い駅舎。

静かな田舎なのですが、ここはさすがの人気ぶりで、多くのたまファンが訪れていました。外国人もちらほら。

 

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たま駅長🐱

 

たま駅長は2015年6月に16歳で亡くなり、名誉永久駅長となりました。

現在駅長を務めるのは、二代目の「ニタマ」さんです。

 

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↑ニタマ駅長!貫禄があります。

ガラス越しなので写真を撮ると反射してしまう💦

 

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↑なかなかカメラ目線をいただけません。毛並みもふさふさ、可愛いなぁ。

お仕事お疲れ様です🍵

ニタマ駅長の勤務時間はホームページにて↓

www.wakayama-dentetsu.co.jp

同じく貴志川線の伊太祁曽駅にも「よんたま」という駅長がいらっしゃるのですね( ´艸`)

 

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↑駅舎全体にたまデザインがあふれていて、どこを見渡してもとても可愛いです。

 

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↑先代のたま駅長のお写真。

 

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↑名誉駅長たま、ニタマ駅長、よんたま駅長のご紹介。

 

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↑ホーム側から。暖簾も可愛いなぁ。

 

駅内には、「たまカフェ」と「たまショップ」もあります。可愛らしいオリジナルグッズはお土産にも喜ばれそう。

www.wakayama-dentetsu.co.jp

 

たま電車が貴志駅に停まり、出発までの間は写真タイム🚃たくさんの人がホームで撮影していました。

 

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↑もう、可愛すぎます。可愛い可愛い(言いすぎ)。

 

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↑2両編成の電車にたま駅長のイラストがたくさん。いろいろな表情や仕草の駅長が描かれています。

毛づくろいや伸びをしているところとか、たまりません。実際のたま駅長やニタマ駅長もこんな動きをしているのかな。

 

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電車の中も少しだけ。

 

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↑内部までこんな猫だらけの電車、お部屋みたいで可愛すぎます。これは子どもも喜びますね!座席も壁も猫づくし。

 

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↑本棚まであります。

 

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↑ホームには、先代の名誉駅長たまを祀った「たま神社」があります。ここで今も、駅を見守っていてくれるのですね。

たまが亡くなった時は社葬され、県知事や市長も弔辞を寄せたそうです。

 

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↑日本語以外で書かれた絵馬も。絵馬はたまショップで購入できます。

 

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貴志駅の時刻表。

 

このたま電車のほか、「いちご電車」や「おもちゃ電車」もあるそうで。どれも可愛い、乗ってみたい!

www.wakayama-dentetsu.co.jp

www.wakayama-dentetsu.co.jp

 

全く観光地ではなかった田舎をここまで有名にした和歌山電鐵たま駅長。地元に留まらず、たくさんの人に愛され見守られてきたのだなとしみじみ思いました。

ニタマ駅長も無理をせず、元気で長生きしてほしいです。

 

 

和歌山電鉄貴志駅

住所:和歌山県紀の川市貴志川町神戸803番地

www.wakayama-dentetsu.co.jp

貴志駅周辺には駐車場がありません。

 

たま駅長のアイディアを生み出した和歌山電鐵小嶋社長の著書↓ 

  

 

 

 

Amazonプライム配信の力作ポリティカル・サスペンス映画『ザ・レポート』

映画鑑賞記録。Amazonプライムで配信されている『ザ・レポート』です。日本では劇場未公開。Amazon Studiosが提供する、Amazon Original作品です。

こんな見ごたえのある傑作が未公開だなんて! すごく良かった。私好みです。

 

※画像をクリックするとAmazonページに飛びます

『ザ・レポート』(2019年米)

原題:The Report

監督:スコット・Z・バーンズ

出演:アダム・ドライバーアネット・ベニングほか

 

9.11同時多発テロ後、焦りを隠せないCIAはアラブ系のテロリスト容疑者を次々と拘束していた。FBIの対テロ部門で働くダニエル(ダン)・J・ジョーンズ(アダム・ドライバー)は、上院議員のダイアン・ファインスタイン(アネット・ベニング)に、CIAの尋問プログラムについて調査を行うことを命じられる。調査を進めるにつれ、CIAが「強化尋問プログラム」として、容疑者に非人道的な拷問を繰り返してきたことが判明。この事実を公表しようとするも、CIAと大統領府の妨害を受ける。

 

実話を基にした話で、ダニエル・J・ジョーンズは実在の人物。

この原題、元々は「The Torture Report」だったのが、上のビジュアルのようにTortureが黒塗りされ、「The Report」となっています。tortureは「拷問」。

この黒塗りが、CIAが事実を隠蔽していたということを実に上手く皮肉で表しているなと思います。

ところどころに拷問シーンが出てきますので、苦手な人は注意。

 

ネタバレになるのでこれ以上は下に書きますが、膨大な数の資料を数年にわたってひたすらに調べ、アメリカの闇を暴こうと没頭する主人公の信念とその姿には圧倒されます。アダム・ドライバーの熱演にひきつけられました。

対して、これを観ながらどうしても頭に浮かんできてしまうのが、資料や公文書を隠し通し、「シュレッダーにかけた」なんて答弁が飛び出してしまう我が国ニッポンのお偉い方のお粗末さたるや。憂う…。

 

 

<以下ネタバレ含む>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.11後、アラブ系の人々に対する差別が助長され、特にアメリカにおいては非常に焦りもあったのだと思います。

テロリスト容疑者には何をしてもいい、と思われていたのかもしれません。

CIAは「強化尋問プログラム」とそれらしく称しても、実際行われていたのは明らかな拷問でした。そのプログラムをレクチャーするのは、尋問経験のないお粗末なインテリ。

しかし、拷問は国際的にも禁止されており、いかなる犯罪者に対してもその人権は守られなければならない。

CIAは「強化尋問プログラム」を多数の容疑者に対して行いますが、成果は得られません。成果がないのに見直したり中止したりはせず、それどころかやり方は過激になり、繰り返していた。

その事実を暴こうとするダンを、CIAは妨害します。

 

調査を続けるうちにメンバーが抜け、CIAの妨害にあい、それでも孤軍奮闘でひたすらに正義を追い求めたダン。

そして、ついにファインスタイン上院議員はついにダンのレポートを公表します。彼女の言葉が深く突き刺さります。

「報告書を完成させるだけではなく、公表できる国でありたい」

日本の政治家に聞かせてやりたいわ、全く。

 

一度は隠蔽された過ちを認め、公にすることができる。実際はアメリカにももっともっと汚いことや闇はあるでしょう。それでも、このように汚点を認め、堂々と国民に公表することができる。そうあるべきだと、心から思います。

 

骨太の傑作ポリティカル・サスペンスでした。特に、本当に低レベルな“シュレッダー”答弁が行われたばかりの我が国において、観るべき映画だと思いました。

祖国の政治を誇りに思える人間でありたいよ。