元・ふわふわ北京日和

北京住み→日本に本帰国。現在は中国に関係あったりなかったりの気ままなブログ。

【北京】矛盾を感じながらも、可愛いものは可愛い。LINE FRIENDS CAFE & STORE(銀泰店)

日本では連絡ツールとして大半の人が使っているLINE。

中国では規制されていて、思うように使えません。

私が中国に来たばかりの頃は、普通に使えていたのですが

ある時から使えなくなりました。

規制対象になったようです。

 

それまでは私も、日本の友人と連絡を取る時には主にLINEを使っていたので、使えなくなってからは「困るー!」と憤慨していました。

が、なければないで、気にならなくなりました(笑)。

中国国内における連絡ツールは圧倒的にWeChatを使っているのもありますし、

なんとかLINEを使いたいと四苦八苦するよりは、

VPNfacebookつないで連絡が取れるから、いいや、と。ものぐさ?

LINEでつながっている人って、facebookでもだいたいつながっているし(汗)。

(あくまでも、私個人の場合です。実際に困っている日本人の方も多くいるかと…)

 

前置きが長くなりましたが、

そうやってLINEは中国で規制されているのに、なぜか、なぜか。

LINEのキャラクターが大人気なんです。

人気なだけではなく、LINEのカフェ&ショップが、北京や上海など複数都市に登場しています。

 

ものすごく、やっていることが矛盾していると思うのですけれど!!!

 

そんな矛盾を大いに感じ、納得がいかないのですが、

LINEキャラクター、可愛いですもんね。

私はムーンとブラウンとサリーが好きです。好きなんかい。

なのでちょっと前に、北京のLINE FRIENDS CAFE & STOREに行ってみました。

 

私が訪れたのは、銀泰店。

国貿のバブリーな百貨店、銀泰中心の3階にあります。

 

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↑3階に上がると、おなじみのキャラクターがお出迎え♪

ボッテガ・ヴェネタの目の前です。すごいポジショニングだなぁ。

 

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↑3階フロアをぐるっと囲む感じで、カフェ、ショップが設置されています。

子どもが遊べるエリアもあり、そちらは入場料がかかります。

 

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キャンプがテーマなのでしょうか?

 

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↑ここから先は、カフェ席があります。全体的に、席数は少なめ。私が行った時、何人か席が空くのを待っている人がいました。

 

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↑人気撮影スポット。

 

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↑ドリンクやスイーツ、軽食を販売しています。

それぞれがLINEキャラクター仕様で、可愛い~♡

そして、それぞれ結構いいお値段します。

 

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↑注文すると、ブザーを渡されます。こんなところまで可愛いなぁ。

 

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↑甘いラテ(何ラテか忘れてしまいました…)と、コニーの形のストロベリークッキー。

フードは可愛いのだけれど、期待しない方がいいかなと、勝手に思って(汗)。何か食べればよかった!

 

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↑ショップ。ぬいぐるみやステーショナリーなどいろいろ売っていました。

 

やっぱり、可愛いなぁ~。

今はキャラクターばかり先行して人気になりすぎていて、LINEの本来のサービスを知っている中国人なんてほとんどいないと思いますが。

LINEそのものが中国で使われる日は、果たして来るのやら。

 

LINE FRIENDS CAFE & STORE(銀泰店)

住所:北京市朝陽区銀泰中心in01購物中心三階328号

LINE FRIENDS CAFE & STORE(银泰店)电话,地址,营业时间(图)-北京美食-大众点评网

 

【本の感想】『セールスフォース・ドットコムの挑戦 世界は顧客が変える』日経ビジョナリー経営研究所編

一時帰国中、図書館やスタバのある蔦屋書店に入り浸り、ここぞとばかりに読書をしています。

それ以外やることがないのか、と自分にツッコミたくなるくらい(笑)。

 

北京でも、日本語の本を読みたければ、

日本倶楽部の図書館を利用したり、いっそ電子書籍で購入したりして楽しむことはできます。

私は、どちらもやっていないので(汗)。

 

今回読んだのはこちら。

 

セールスフォース・ドットコムの挑戦 世界は顧客が変える』日経ビジョナリー経営研究所編 日経BP

 

セールスフォース・ドットコムという会社については全く知りませんでしたが、

この本の評判が良いと聞いて、興味を持って読んでみました。

 

セールスフォース・ドットコム(日本公式HP)→Salesforce - セールスフォース・ドットコム

CRM(Customer Relationship Management、顧客管理)のプラットフォームを提供している、シリコンバレーに本社を置く企業です。

 

同社が一番大事にしているのは、顧客。

「当社は技術の会社ではない。技術で顧客のために役立つ会社だ」とのCEOの言葉が全てを表しています。

 

この本には、セールスフォース・ドットコムという会社の説明が具体的に述べられているのではなく、

同社が手掛けること全ては顧客のため、という観点から複数のエピソードが書かれています。

 

それは、同社のサービス(導入からアフターサポートまで全てにおいて)に限りません。

今やアメリカ国内外から約17万人もが参加するという、自社イベント「Dreamforce」も、顧客のため。

 

Dreamforceには、メリンダ・ゲイツをはじめ、ラッパーのウィル・アイ・アム、XのYOSHIKIまで、業界の垣根を越えて著名人が登壇しました。

その意義とは、新しい常識を生み出すこと。

予想外の展開は、多様な意見をもたらします。アーティストが別の角度から意見を述べたりパフォーマンスをしたりすることも、さまざまな気付きを参加した顧客に与えることにつながる、のだそうです。

 

その他印象的だった点;

  • 今や゛The Age of Customer”‐顧客の時代。顧客の声、ニーズによりビジネスが生まれる。
    かつては、情報は企業から与えられるものだったのが、ネットの普及によって、消費者が簡単に情報を集めることができる。もはや、企業より顧客の方が情報を持っている。
  • 顧客ニーズを捉えることができれば市場を奪える。顧客ニーズに応えた企業が勝つ。
    例)Uberの登場。Uberize(ビジネスモデルが全く異なる企業が参入して、既存の業界が変わること)という言葉を生んだ。
    ※先に読んだちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう‐「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』と重なる部分がありました。
  • ”購読型”ビジネスモデルをいち早く採用。
  • 社内の透明化も重視しており、幹部のマネジメントミーティングを動画に録画し、社員はいつでも会議の内容を動画で見ることができる。
  • AIを活用し、さらに顧客のためになる技術を開発中。

 

本書の中で何度も出てきたのが、セールスフォース・ドットコムが日本市場を非常に重視していること。

創業2年目に日本法人を作り、日本でも顧客をどんどん増やしているそうです。

 

本書の後半には、日本におけるセールスフォース・ドットコムの導入企業の代表者のインタビューが載っていました。

老舗旅館「陣屋」さんの例はかなり画期的で驚きました。旅館の働き方をこんなに変えることができるなんて、思いもよらなかったので。

 

導入企業の一つである、サトーホールディングスのCEOの方の言葉。

゛客のニーズが変わったとき、「うちはこれしかできません」というスタンスをとった時点で、「もうここはイノベーションができない」と失望され、他の安いサービスに流れる。”

 

こういう、従来のスタンスに固執し続ける企業、日本にはまだまだ多いと思います。

今はそれで売れていても、遅かれ早かれ、他に取って替わられてしまう。

そういう可能性を鑑みて、イノベーションを興していける企業が、これから生き残っていくんだろうなと、最近の読書で感じました。

 

そして、私の場合ですが…

日本で同じ企業で働き続けていたならば、得られなかったであろう視野や考え方が、

海外で働くという経験により、日々得られていることの幸せ。

日本を外から見ることのできる大切さ。

日本で当たり前だったものに対して、違う角度から見たり考えたりすることができるようになる力。

海外転職をして、本当に良かったと思っています。

しかし、海外に染まりきってしまうのはどうかと思うので(中国だし…(笑))、

読書や人の話を聞くことなどによって、インプットは怠らないようにしていたいです。

 

 

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【北京】イートインは最低消費額のある高級店。パリ発のスイーツBerko(三里屯店)

Berko(ベルコ)は、フランス・パリに本店を構えるスイーツ店。

パリの本店は、チーズケーキとカップケーキの専門店で、人気を博しているそうです。

 

そのBerkoの店舗が、北京の西単と三里屯にもあります。

昨年三里屯太古里北区にオープンした店舗は、北京の女子に大人気らしい。

 

私は三里屯のBerkoに行く前に、本場パリのBerkoはどうなんだろうと思ってネットで見てみたのですが、

スイーツは本格的だけれどもカジュアルで気軽に買い求められるような、どちらかというと(パリでは)庶民的で愛されるお店なのかな、という印象を受けました。

 

しかし、北京のBerkoは…

訪れてびっくりのゴージャスなお店。(私の感想)

 

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↑外観。

 

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↑この内装の写真は2月に撮ったもので、服装を見るだけで暑くなってしまいすみません(汗)。

 

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↑一番大きなテーブル。

 

足を踏み入れてすぐ、これは中国人女子に受けるだろうなぁと感じました。

白が基調の店内は、可愛くてエレガントで、さながら西洋の豪邸のような内装でございます。

空間もまるごと楽しんでほしいと設計されたそうで、フランスのオーナメントが飾ってあります。

 

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↑カトラリーも写真に撮りたくなるくらい可愛い。

 

そしてここ…何しろ、お値段が、高い!

パリのBerkoは、ネットで見た限りだと高級店には見えず、お高い感じはしないのですが、

なぜ、北京は、こんなに、ゴージャス志向になったんだーっ!?

 

カップケーキは1個40元。

Pantry's Bestカップケーキ(25元~)も安くはないと思ったけれど、それを軽く上回っています。

そして、ケーキの単品はだいたい70元。

Toshi Yoroizuka Beijingと変わらないくらいです。

 

さらに、店内で食べる場合は、最低消費額一人150元。事前の予約がおすすめ。

どんだけ高級店なんだー!

…と、叫びたくなる私。

 

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↑ル・フレーズ・ピスターシュ(70元)。苺とピスタチオは相性が良い。

この手、もちろんこういう柄のお皿です。

 

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↑シャルロット・オー・フリュイ・ルージュ(70元)。苺とフランボワーズ、グロゼイユをあしらった人気商品だそうです。

 

普通においしいのだけれど、感動するほどではなく、

ここまでお金を払ってまで食べたいかと言われれば、個人的にはノーですなぁ。

スイーツに同じお金をかけるなら、迷わずToshi Yoroizuka Beijingに行く!!

 

しかし、これが中国人女子に受けているそうなんですよね~。

私が思うに、スイーツの味そのものを楽しむというよりは、

スイーツ、内装共に、見た目に惹かれてやってくる人が多いのではと予想します。

一般的に、中国人は日本人以上に写真好きの人が多くて、

いかにも、インスタ映えならぬ”WeChatのモーメンツ映え”するお店ではあると思いますし。

(中国でインスタグラムは規制対象です)

 

北京のBerkoにもフランス人が関わっているらしいですし、

本場の流れを受け継いでいることは間違いないとは思いますが、

カジュアルな印象のパリのお店に対して、三里屯のお店はあまりにもゴージャスで高級志向に見えたので、面食らってしまったのでした。

 

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もちろん、テイクアウトなら最低消費額はありません。

アフタヌーンティーもやっていますし、

季節限定やコラボ商品などのスイーツも時々出しているようです。

予算が許せば、乙女心をくすぐるエレガントな空間で、リッチに楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

 

私は、眺めるだけにしておきます(笑)。

 

Berko (太古里店)

住所:北京市朝陽区三里屯太古里北区15号楼101室

Berko(太古里北区店)电话,地址,营业时间(图)-北京美食-大众点评网

 

 

 

【北京】雰囲気文句なし♡北京在住外国人に大人気のCafe Zarah

鼓楼東大街にあるCafe Zarahは、外国人が選ぶ北京の好きなカフェで常に上位に入る人気カフェ。

昔の家屋をリノベーションした風の、趣のある造りが多くの人を魅了しているようです。

私も北京で好きなカフェの一つ。

 

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↑外観。鼓楼東大街の楽器屋さんが並ぶストリートにあります。

 

Zarahの何が良いかって、抜群の雰囲気。

レトロで素朴な感じを残しながら、オシャレでクールに改装したこの感じ、

本当に外国人好みなんだろうなぁと思います。

 

って、肝心の、エントランスから入ったところの1階メインフロアの写真を撮っていませんでした(汗)。

 

ここは、店名にカフェと付いていますが、

カフェだけでなく、モーニングやランチ、ディナーなど食事はもちろん、バーとしても使えます。

さらに、イベントも時々行われていて、

DJがプレイしたり、絵の展示がされていたり、

さまざまな使い方ができるようです。

 

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↑中庭席は特に人気。朝から夜まで、特に外国人が多くくつろいでいます。

 

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↑今はさすがに暑すぎるけれど、2階も良い感じ。中庭が見下ろせます。

 

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↑アイスカプチーノを飲みながら、City Weekend(英語フリーペーパー)を読んでいる(フリ)。この後すぐ、中国語の勉強に切り替えました~。

 

フードはだいぶ前に食べたことがあって、普通においしかったと思います。

 写真が乏しくてすみません!

 

夕方までのカフェタイムは、一人で訪れて、PCをいじったりくつろいだりしているゲストも多いです。

夜になると、バーの様相に変わりにぎやかになる感じ。

 

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↑メニューの最初には、Zarahからのお願いやメッセージが。

どれもユーモアを交えて書いているのが面白いです。

左上の「WORK」のところには、

「遅くまで仕事をするのは健康に良くないよ~。

毎日18時からは、メインスペースが、オフィス(PCで仕事をしている人や勉強している人とかのことを言っているのだと思う)から、ワインやディナーを楽しむ空間に変わります。

急ぎの仕事があるって?大丈夫。奥の方に静かなスペースがあるよ~」

という旨のことが書かれています。 

 

そうそう、写真には撮っていませんが、お手洗いも面白いのでぜひ覗いてみてください。

 

特に週末は、外国人を中心に混んでいます。

ゆっくりしたいなら朝や平日、にぎやかな雰囲気を楽しみたいなら夜や週末が良いんじゃないかな。

 

近くを訪れたらぜひ立ち寄りたい、北京のおすすめカフェです★

 

Cafe Zarah

住所:北京市東城区鼓楼東大街46号

Cafe Zarah电话,地址(图)-北京-大众点评网

 

【本の感想】『マーケット感覚を身につけよう‐「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』ちきりん著

北京情報とは離れてしまいますが、自分が書いておきたいと思ったものを書いておきます。

その方が、ブログが続く気がする(笑)。

それに今は、中国と関係なさそうな本でも、読んでみると「中国(北京)だったらこの場合どうだろう?」などと考えるようになることも増えた気がします。

 

日本にいた時は、ちきりんさんの著書やブログをよく読んでいました。

今回読んだのはこちら。

 

『マーケット感覚を身につけよう‐「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法』ちきりん著 ダイヤモンド社

 

ちきりんさんの文章はいつも、自分にとっての常識や狭い視野にメスを入れてくれます。

そして、語り口調で身近な例を出して説明してくれるので、読みやすく、内容を容易にかみ砕いて理解することができます。

新しい考え方や視点をもたらし、大切な気づきを与えてくれることが多いと思っています。

 

この本のキーワードである「マーケット感覚」。

マーケティングとマーケット感覚は違います。

マーケティングの仕事をしていなくても、主婦だって、小さな町の小さな本屋さんだって、町おこしをしたい地方の役場の職員だって、誰でも「マーケット感覚」を磨けば、

今後ますます”市場化する社会”で拓ける未来が変わってくる。

 

価値あるものに気づく能力、価値ある(売れる)ものを認識する能力こそが、ちきりんさんの言うマーケット感覚。

 

  • ANAの競合はJALLCC?
    →マーケット感覚を持っている人は、JALLCCだけが競合でないことが分かっている
  • 本屋は本を売っていてはとっくに儲からない時代
    →独自の視点で、「読者のために適切な本を選んであげる価値」に気づいた北海道の小さな書店が仕掛けたこと
  • 海外企業は「Made in Japan」ではなく、「Best seller in Japan」の価値が大事。消費者の要求が高い日本市場で売れたことの価値を理解し、ビジネスに利用する。しかし、日本のメーカーはその価値に気づかず、「Made in Japan」にしがみつき続けている

…など、具体的事例を多く出して、「どこに価値があるのか」に気付く能力を鍛えるのは、何も限られた業界の限られた人たちだけではないということを示してくれます。

 

市場化が進む社会で売れるのは、もはや良い商品ではありません。

「需要に比べて供給が少ない商品」が売れる、とちきりんさんは言います。

それは、例えば最近の中国を見ても通じるものがある気がしていて、

 

Mobikeやofoに始まるシェアサイクルであったり

タクシー配車アプリであったり

デリバリーサービスであったり

スマホ決済システムであったり。

 

近年すさまじい成長を遂げている中国の企業は、それまでビジネスになっていなかったスキマに価値を見出し、失敗を恐れずやってみて、成功しているように思うのです。

それは、ちきりんさんの言うマーケット感覚に似ているような気がします。

(中国は、お国柄いろいろ事情があるので、全く当てはまるというわけではないとは思いますが…)

 

変化の大きい今の社会。その変化はこれからますます加速していき、

”変わらなければ、替えられる”、すなわち、変化を拒否する者は、取って替わられてしまう、のです。

「変化は恐れるものではない、楽しむもの。マーケット感覚を身につければ、変化が怖くなくなる」

というメッセージが刺さりました。

 

マーケット感覚は、企業人だけでなく、あらゆる世代の人が鍛えることができる。

自分の思考のトレーニングを怠らないことが大事ですね。

 

自分の読書記録的な感じなので、まとまらず雑多な文章ですがお許しを。

 

 

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【北京】ポップな空間でベトナム料理三昧~Saigon Mama

北京にも東南アジア各国の料理が食べられるレストランが増えています。

しかし、本場のベトナム料理が食べられる場所はまだ少ないような。

 

そんな中、昨年オープンしたSaigon Mama。

先に上海にオープンしていて、北京店は三里屯太古里南区に登場しました。

 

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↑外観。3階、Cafe Floのお隣です。オレンジの店名ロゴがキュート。

 

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↑エントランスから入ったところ。店内は広くて、天井が高くゆったりしています。

ポップでカジュアルな内装で、明るくなれそう。

 

店名の通り、サイゴンホーチミン)の母の味がテーマ。

元々はホーチミン出身のシェフが、祖母と母から受け継いだレシピの料理を食べてもらいたいと、始まったお店だそうです。 

 

料理の前に、まずはアボカドスムージー(42元)↓。

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アボカドのスムージーなんて飲んだことがなくて、おいしいのソレ?と半信半疑で飲んでみたら、これがハマるおいしさ。

 

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↑夜に行った時は、ベトナムビール。東南アジアのビール好きです♡

 

そして、ベトナムの味覚を食べ尽くします。

価格はところどころ忘れてしまいました…。

 

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↑エビ生春巻きとエビせんべいみたいなもの。春巻きは結構大きめ。

 

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↑揚げ春巻き。生春巻きとの食べ比べも面白いです。こんな形の春巻きが私には珍しく、おいしいので気に入りました。

 

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↑チキンは味付けが確か塩味と甘いタレの2種類があって、こちらは甘い方。

 

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↑そして、これを食べなきゃ!のフォー(58元~)。ビーフやチキンなど数種類あり、それぞれスープや麺が異なります。

食べ比べてみたいところだけれど、何しろ、お椀がすごく大きいんです。写真からは伝わりづらいですが、一人では食べきれないくらい。

 

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↑オリジナルの調味料が各テーブルに置いてあります。フォーに入れるとアクセントになっておいしい。

これ以外にも、スパイスや食材の多くはベトナムのものを使っているそうです。

 

ベトナム料理って、他の東南アジアの料理に比べて全体的に辛さが控えめで、マイルドでヘルシー。

日本人の口にも合うと思いますし、私は大好きです。

 

写真には撮っていませんが、ベトナム風サンドイッチのようなバインミーも食べました。バインミーはまあまあかな?

というのは、

Saigon Mamaと同時期くらいに、幸福村中路にバインミーのお店「Rollbox」がオープンして、そこのバインミーを先に食べたからなのです。

Rollboxのバインミーが本当においしくて感激してしまったため、

Saigon Mamaのもおいしいのだけれど、Rollboxのと比べてしまったのでした。

(ちなみに、Rollboxはその後すぐに立ち退きにあって閉店してしまいました…(泣))

 

そうそう、忘れてはいけないのが、

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ベトナムドリップコーヒー(35元)!この見た目からして、なんだか可愛くて好き。

私、ベトナムコーヒーをこうやって飲んだのは、Saigon Mamaが初めてです。

抽出にはやや時間がかかるのですが、抽出を待つ時間も楽しかったりして。

 

コーヒーのグラスには、コンデンスミルクが入れてあって、

抽出したコーヒーと混ぜて飲みます。

このまま飲むとかなり甘いので、お湯を足して好みの甘さに調節します。

この甘いコーヒー、好みが分かれると思いますが、私は気に入っちゃいました。

 

お料理は全般的に、ポーション結構大きめです。

なのでせっかくなら、複数人でシェアしながら食べる方が向いているかもしれません。

その一方で、夕食前までの時間なら、一人でカフェ的に過ごすのも良さそう。

 

書いていたら、ベトナムに行きたくなってきました(笑)。

ハノイやフエは行ったことがあるので、次はぜひサイゴンホーチミン)に行ってみたいな~。

 

 

Saigon Mama 西貢媽媽

住所:北京市朝陽区三里屯太古里南区3階S6-32号

西贡妈妈Saigon mama(三里屯店)电话,地址,营业时间(图)-北京美食-大众点评网

 

 

【本の感想】『なぜぼくが新国立競技場をつくるのか』隈研吾著

お恥ずかしながら、私が隈研吾さんのお名前を知ったのは中国に来てからです。

2012年に上海に来た時、たまたま私の周りの中国人が隈さんのお名前を知っていて。

その時はすでに、中国でも知名度の高い、日本を代表する建築家でした。

 

北京には、隈さんの作品がいくつもあり、どれも北京で大きな存在感を放っています。

コミューン・バイ・ザ・グレート・ウォールの「竹の家」、ザ・オポジットハウス、三里屯太古里、三里屯SOHO。

いずれも、今の北京になくてはならない建築たち。

 

そんな、北京とも縁の深い隈さんは、2020年の東京オリンピックに向けた新国立競技場を設計することになり、

マスコミをにぎわせたのは記憶に新しいです。

 

一時帰国中に偶然この本を見つけ、読んでみました。

 

 『なぜぼくが新国立競技場をつくるのか』隈研吾日経BP

 

丹下健三氏設計の国立代々木第一・第二体育館を、10歳の頃に訪れた隈さん。

そのあまりのカッコよさに衝撃を受けたことが、建築家の道へ進むきっかけとなったそうです。

 

白紙になった新国立競技場の最初の案を作った、故ザハ・ハディッドについても触れています。

(ザハも、銀河SOHOなど北京と縁のある人。)

ザハには、世界中のコンペで負け続けたそう。

斬新でとがった、派手なザハのデザインは、中国をはじめ世界中のコンペで”受ける”。

そんなザハがいたから、自分の道(隈さんの言葉でいう「負ける建築」)をつきつめることの大切さが分かったと言います。

 

その他、印象的だった点を箇条書き。

 

  • 隈さんの建築の主役は木。新国立競技場にも木を用いる。
    木を使うことへの理由とこだわり、木造建築が与える影響。
    震災で目の当たりにした、コンクリートの脆さ。 
  • 日本では、「どんな仕事でもやります」と自分を売り込む。
    しかし、それは海外で仕事をするならマイナスになる。
    世界は受け身で戦え。自分の技を磨き、自分の仕事への信頼を周囲から獲得すること。
  • 日本は”辺境”。しかも居心地が良い辺境。そのぬるま湯に浸かっているうちに、世界のトレンドや時代の流れに取り残される。
    世界に出ろ、と自分の事務所の若いスタッフには言う。世界に出ると、自分の置かれたポジションが分かる。

 

竹の家の誕生裏話や、北京にあるCCTV中国中央電視台レム・コールハースが設計)への批判などもあり、北京に住む者としては余計に面白かったです。

 

建築に詳しくなくても、読みやすい本でした。

隈さんの他の著書も読んでみたいです。

 

そして、これを読んでから、新国立競技場の完成がますます楽しみになりました。

その時は、日本か北京か、どこにいるのやら…?

 

 

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