【北京】ここは本当に面白い。先入観を捨てて行きたい白酒バー、Capital Spirits
白酒、好きですか?
私は、嫌いです。嫌いでした。
鼻につく香り、度数は強いし。
大学時代、将来自分が中国で働くことになるなんて夢にも思ってなかった頃、
中国旅行に行った友人がネタとしてお土産で持ち帰ってきた「茅台」を一口飲み、強烈な香りと味にノックアウト…。
それ以来、苦手意識がずっとありました。
中国ドラマで見る接待や宴会シーンでも、飲める人が勝ち、面子のために飲む、商談を勝ち取るために飲む! みたいな。
中国に来てからも、その印象は良くなることはなく。
日本人にも、苦手な方は多いのではないでしょうか。
できるだけ白酒と関わらないよう生活してきた(笑)私が、ある日中国人の友人から「面白いバーがあるから行ってみて」と紹介されたのが、Capital Spiritsでした。
うーん白酒かぁ、飲んで潰れたら嫌だなぁ、なんておそるおそる訪ねてみたのですが、
行ってみたら驚きの連続、とても面白くて、そんな不安は吹き飛ばされたのでした。
Capital Spiritsはローカル色漂う胡同にあります。
しかし、エントランスは外からは見えません。民家を入ったところにあります。
該当の住所あたりに来たら、電話をするとお店の人が迎えに来てくれます。
大菊胡同、東直門南小街との突当り近くです。
↑この看板が出ていることもありますが、気づきにくいです。
↑店内はとても狭いです。ほとんどが外国人客で、旅行者も訪れるそう。
同店のオーナーの一人であるDavidさんは、中国と胡同と白酒が大好きな米国人。白酒を独学で勉強し、約2年前に”世界初の白酒専門バー”(Davidさん談)としてここをオープンさせたそうです。
だいぶ年上に見えるけど、私より年下だった(笑)。
初めての人は入門セット(40元)を試しましょう。
↑写真右から、桂林三花(38%)、杏花村汾酒(53%)、瀘州老窖(52%)、茅台王子酒(53%)の順でテイスティング。それぞれ米香型、清香型、濃香型、醤香型に分類されています。
Davidさんの説明を聞きながら飲んでみると、一口に白酒と言っても、味も香りもまったく異なることがよく分かります。
約50種類そろえているという白酒は、他にもいっぱいあります。Davidさんのおすすめを見せてもらいました↓。
ボトルも個性的で面白い。
ショットで飲み続けなくても大丈夫。同店はオリジナルの白酒カクテルも好評です。
↑白酒サワー(40元)。レモン、ライム、コアントローを使った、すっきりとした飲み口です。
↑スパイシーなゴースト・ストリート・ゾンビ(50元)。
↑ココ・マオタイ・クリーム(60元)。茅台とチョコレートリキュール、ココナッツミルクで作るデザートカクテルです。これが飲みやすくてびっくりした。大学時代、あんなに強烈な苦手意識を植え付けられた茅台酒が、こんなにマイルドに飲めるなんて。
↑お土産に持ち帰れる、テイスティングボックスも販売しています。
お店は月曜休み、それ以外は20時オープン。
かなりの人気店なので、混んでいることが多いです。
うーん、私にとってCapital Spiritsとの出会いはかなり衝撃でした。
胡同の中で、こんな面白いバーに出会えたのも、北京ならではの体験です。
Capital Spirits 首都酒坊
住所:北京市東城区大菊胡同3号
Capital Spirits 首都酒坊(图)-北京-第页-大众点评网
大众点评には情報が少ないので、HPのリンクも貼り付けておきます。
Capital Spirits Baijiu Bar and Distillery Beijing 北京白酒吧
※入り口が分からない時は、HPに載っている携帯番号に電話するとスタッフが迎えに来てくれます。中国語・英語両方可。